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怒り、脱力

うちの子どもたち24人のうち19人が地元の公立小学校に通っています。

その子たちのうち小学校3年生5人に問題が起きました。算数担当の先生に出された宿題の足し算10問のうち、うちの子たち全員が4-5問が間違っている、その件でクラス全員の前でSホームの子たちは全然出来ないと言われたそうです。


自慢じゃないですが(本音は自慢です)、うちの子たちはたかだか1~2年のタイ語歴にも関わらず常にクラスのトップにランクされています。山岳民族かつ一度たりともタイ語を話したことがない子を、うちの幼稚園で集中教育しているためです。小学校に上がった子には夕方と週末の特別授業があります。


彼らが間違っていると言われた設問は;

300-130 (170)
100-45  (55)
83+27   (110)
110+38  (148)

等です。

( )の答えであってますよね? それがことごとく ‘ペケ’ でした。 その上に「Sホームの子ども達は、、」の発言です。


子どものうち機転のきく子が、横の生徒が書いている答えを写して出してみたそうです。

300-130 = 150

彼の答案用紙のその項には ‘〇’ がついていました。


子ども達のためにも『馬鹿らしい』で済まされる話ではありません。すぐにスタッフに学校に行ってもらいました。 深くは考えないようにしよう、でも彼らが山岳民族であるゆえん、と余計(?)な詮索をしてしまいます。


今日学校から帰ってきた子ども達に「どうだった?」と聞くと;

「先生が謝ってくれたよ。 忙しかったから見過ごしたんだって」と無邪気な返事でした。

正直、その言葉を額面どおりにうけとるのには抵抗があります。


先進国に追いつけ追い越せとばかりに教育熱心なタイですが、まずやるべきは教育者の指導と刷新ではないかと思わされた‘事件’です。
by karihaha | 2009-06-24 22:26 | ブログ | Comments(0)
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