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漁夫の利?

 NHKの国際放送でようやく「フジテレビ+ニッポン放送」V「ライブドア」の新株発行や株買占めに関わる顛末を大筋で理解できるぐらい、ゆっくり見ることが出来た。

 「マネーゲーム」。 

 私は古いほうの世代に属する日本人。「シャンシャン手打ち」世代、この言葉は、今回の乗っ取りゲームに驚愕しているニッポン放送やフジテレビの経営陣を批判して、みのもんたさんが使ったものだが、私は、「そこのところは穏便に」世代だと思う。

 ソフトバンクインベストメントの元気の良い最高経営責任者は「他人の家に土足で入ってきたんだから、もう一度玄関から入り直さなければ」とおっしゃっていたが、「ウーン、さすが、上手いことを言う」。

 堀江さんの急進的行動が、「インターネット業界+放送業界の融合で、次世代の日本のマスメディアを革新的に変えうる云々」という彼の後付けのような言い分に代表されるのであっても、彼が乗っかろうとしているものを築き上げた人々や社会のルールにもう少し配慮するのが仁義ではないかと思う。

 時間外取り引きでの株式取得という盲点をつかなくても、彼が表現したかったことは出来たはず。ではなぜあえてやり、それを押し通そうとしているのか?

 「マネーゲーム」。それも彼個人の。

 もし堀江さんが6月の株主総会も無事乗り切り、一攫千金を実現したら、土足で入った家の拭き掃除という意味で、私のこのブログや北タイの施設をご紹介し、「あとはビル ゲーツ氏のように、寄付でなんとか世間をなだめるしかないですよ」と言ってみようか。
by karihaha | 2005-03-27 13:03 | ブログ | Comments(1)
Commented by karihaha at 2005-03-27 23:42
私はいつも自分のことを'臨床系’と思っています。その他にはリサーチ系の方がいらっしゃいますよね。そういった意味で、「そうか」、という気持ちでシャベルゾウさんのサイトを読ませていただきました。ただ、残していい会社かどうか、という視点は’今回の'騒動’の範疇の外にあると思うのですが、、、、堀江さんの「マネーゲーム」はもちろん‘捕り’に行っているのですよね。
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