ビルマ人労働者

チェンマイ長期滞在者の方の中には朝夕トラックの荷台にギュウギュウ詰めで乗っている人たちを見たことがある人もいらっしゃるでしょう。

この人たちの殆どがビルマからの労働者で、いまやタイ人がやらなくなった『きつい・汚い・安い』建築現場等の仕事に従事しています。これが農村部になると地元の農家の田や畑仕事に雇われている人達になります。

        ↓ メーオーナイ村付近で収穫後のにんにく出荷のために働く女性達
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        ↓ これらの女性の賃金は1日120バーツ(350円)
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それに関連してビルマ(ミャンマー)の移民・難民労働者のタイ政府の受け入れ条件が最近改定されたとのことで、私もネットワークの一員になっているそれらの労働者の人々の支援をしている財団が主催する定例ミーティングに参加し、その詳細を聞いて来ましたのでその概略を下記しておきます。

•2012年2月28日までに正規な申請書を提出した者の中から90万人に対し労働許可書が与えられる。
•申請書類にはビルマのパスポートも含まれるが未所持者はタイとの国境に接するタチレクを含む4箇所で手続きが出来る。
•その手続きのためのエージェントがあり、通常はそこを使って一連の手続きをするが、その手数料は4,800バーツ。
•2012年6月14日までには許可等の一連の手続きを完了する。
•費用: タイビザ(2年間有効)500バーツ、労働許可書(1年)1,000バーツ、健康診断(年一回)600バーツ、健康保険加入料(年間)1,300バーツ 合計3,400バーツ。
•この他にパスポート未所持者は高額なパスポート作成費用をビルマ政府に支払う。

上記の条件について少し考えてみました。まず90万人という数字ですが、200万人とも300万人とも言われるビルマからの移民・難民の人数を考えると少ないようにも思われますが、これには帯同している子どもの数は含まれておらず妥当な線かもという気もします。

これらの人々は言葉の関係でエージェントを使わざるを得ないでしょうが、使わずに手続きが出来た場合でも、当座の最低費用3,400バーツ(8,500円)はビルマ人労働者にとり1ヶ月の給料に等しいぐらいの大金です。チェンマイの現在の最低賃金は一日171バーツ(500円弱)ですが、これらの人々はさらに低い賃金で働いているのが現実だからです。

さらに毎月の社会保険料(給与の10%)はタイでの保証人でもある雇用主と折半ですが、これを嫌う雇用主がいれば、全額負担ということもありえます。


そしてもしこれらの手続きをしない(出来ない)人が6月14日以降警察等に取り調べられることになったら強制送還になるそうです。 HIVに感染しているあの赤ん坊の母親などはこのケースになってしまうのでしょう。

いまやタイにとってもなくてはならない労働力になった人々ですが、その労働条件はまだまだ厳しいものがあります。
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by karihaha | 2012-02-19 19:05 | ブログ | Comments(0)
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