脳死

テンモーのいとこ、おばの長男ジェームが脳死と宣告されてしまいました。先週金曜日の夜、アルバイトの職場へ急ぐ途中のオートバイ同士の衝突です。

ジェーム16才、相手の男の子は17才。相手も同じ病院のICUに収容されています。双方共ノーヘルであったことが何とも悔やまれる重大な事態を引き起こしてしまいました。


あの日以来つきっきりの両親にきょう、医師からこれ以上の延命治療は本人を苦しめるだけだから生命維持装置を外すという話がありました。泣き疲れたかのようなおばは医師の言葉を受け入れるかのようでしたが、おじは断固として同意書へのサインを拒みました。

現実を受け入れるのを拒否するがごとくICUには一度入ったきりのおじは、私たちが報告する器械がはじきだす数字に一喜一憂をしていましたが、医師の申し出に「もう1週間、2・3日でもいいから様子を見させて欲しい」と懇願し、「ジェームが自然に逝くのならまだしも、親としてそんな決断は出来ない」と言ったそうです。

その後駆けつけた私には「誰が諦めても父親と母親は最後まで諦めてはいけない。連れて帰れるようになったら家で面倒をみる」と言いました。


私の知る限りおじはテンモーを溺愛してはいても、実子であるジェームと次男には本当に厳しく当たる人でした。体罰は勿論のこと、愛情表現は全くと言っていいほどなく、子ども達は父親はテンモーだけを愛していると常々言っていたほどでした。それでもぐれもせず育ってきたのはおばの姿を見てきたからでしょう。

人目につかないように隠れて泣いているいまのおじの姿は、意外であると同時に心を衝かれます。結局愛情表現が人一倍下手な人だったのでしょうか。父親とはそういうものなのでしょうか。ジェームがこのことを知ったらどれほど喜ぶでしょう、いやとまどって照れるかな。


今日、所用で出かけたショッピングセンターで見かけた若者達、家族連れ。ジェームは16才で死んではいけないとつくづく思いました。まだ人生のホンの入り口に差しかかったばかりだというのに。。
[PR]
by karihaha | 2012-03-06 04:14 | ブログ | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。



<< 非日常 やっと完成! >>