チェンマイ女性刑務所

チェンマイ在住の知人のFacebookの記事を通じて、チェンマイ女性刑務所が旧男性刑務所への移転が済みいよいよ解体されることを知った。前職に在職中は何度となく訪れた場所なので、なんだか感慨深いものがある。

預かっていた子供の母親の多くが服役中ということもあり、『こどもの日』、『母の日』には刑務所内部に入るのを許されたことがある。 服役者の居住区に入るのは許されなかったのだが、その他の公共の場所はその言葉から想像する環境に反し、清潔でよく整備され、花が溢れる場所だった。

あの環境で、なおかつ三食が保障されるのは、服役者にとっては入所前の生活水準よりいいのでは、とよく同僚と言いあっていた。自由が束縛されている以外は。


しかし一日千秋の思いでその日を待つ母親たちが、束の間の子供との時間を終え、再び別れなければいけない時に立ち会うのはつらいものだった。 特にこれからも長い刑期を努めなければいけない母親たちの子供を見つめる目に出会うと、万感の想いがこみ上げてきたものだった。


いまも連絡を取りあっている出所した母親の一人に、「まだ服役中の友達に面会しに行ったりするの?」と聞いたことがある。 「思い出したくない場所だから」と言った彼女は、いま子供との生活を立て直すために苦闘している。


解体後は公園になるその場所だが、私ばかりではなくそれらの人々にとっても、これからも忘れられない場所であり続けるだろう。
[PR]
by karihaha | 2013-01-19 07:53 | ブログ | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。



<< チェンマイ女性刑務所 (2) 当たって欲しいけど。。(2) >>