奨学生

シン校長の学校では奨学金を受けている中学3年生2人が今年度で卒業するため、その補填のための奨学生選抜をしました。

まず先生に選抜を頼みました。提示した条件は家庭環境が悪いが成績、素行がよく進学の意思のある生徒。最後の条件は、小学校卒業はおろか途中でも家庭の都合で学業を断念する生徒が多いためです。

その生徒達には申請書とともに、「私の家庭、将来の夢」という作文を書いてもらいます。今回は5人が選抜に残り、第二段階の面接をします。 そして家庭訪問です。

家庭訪問には校長のシン先生も同行しました。赴任して間もないため様子をみたいからということです。トラックの荷台に子どもを乗せて一軒一軒回ります。保護者の様子を見るのも大事なことです。

今回はその中で私の経験上一番と言ってもいい、劣悪な家庭環境の生徒がいました。電気が通っていない、水は雨水に頼るというのは別に珍しくも驚くことでもありませんが、トイレに全く囲いがないというのは初めてでした。シャワー(水浴び)も勿論戸外です。ここに両親と中学生の女の子2人が住んでいます。

トイレの件は、最近洪水があり壁が流されてしまったからということでした。それにしても道路に面したこの家(?)ではいくら裏に回ると言っても、落ち着いて出来ないでしょうに。それより何より女の子二人には危険すぎます。

そんな環境でも30人近くのクラスで3番目の成績というのは立派ですが、これはもう奨学金だけが解決できる問題ではない、トイレを早急に作らねば、と建設材料の寄付を申し出ました。材料はシン校長に手配を頼み、幸い父親が賃仕事でそのような仕事を請け負っていることもあり、自分で建てることで一件落着です。

この話にはさすが、と思わせられる顛末があり、父親とどこにどのぐらいのトイレ・シャワー室を建てるのかという話の中で、「2mx3mでシャワー室とトイレが別々で云々」と言い出し、あわてて「いやいや、一室でいい、とりあえずは落ち着いてトイレが使えるだけで充分。あなたたちにお金ができたら別々のを作ればいい」と言わねばならない始末。

「やれやれ。。」

でも、そんな点が日本人には考えられない!」とビックリするには、タイに長く居過ぎているかも。

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by karihaha | 2013-03-17 18:01 | ブログ | Comments(0)
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