職員会

ソンクランもようやく終わり、今日は早速チェンダオ郡へ。

車中確認のため電話をすると、「いま地域の保育園の全体会議中」という返事。 一応前もって訪問の約束を取り付けていた筈なのに。 もうバスに乗ってしまったしなー。 最悪の場合は『デン』して帰って来てもいいか、と決めた。 タイに長い私だからこそ、このような事態を諦めで収めるすべ(?)を知っている。


結果的にはヌット先生が昼休みを利用して会議を抜け出し、一応の用事はすますことが出来た。 そしてその会議の内容とは、6箇所ある地域の保育園の先生方が集まり、5月から始まる新学期のカリキュラムの検討会だとか。 

しかしその実態は、ヌット先生のカリキュラムや教材を全て模倣するためのものだそう。 その理由としては地域の地区役場の所管にある保育園にも関わらず、カリキュラムをたて、それに沿った授業をしているのはヌット先生ともう一箇所の保育園しかなく、それ以外は日々行き当たりばったりの過ごし方をしているとか。 どうりでお昼寝の時間が異様に長い園がある訳だ。

地区役場から園毎の園児の学力に大きな隔たりがあるのが指摘され、これではいけないと、ヌット先生を講師に緊急の会議がもたれたとか。


「いまさら!」と驚くと同時に、「そうだろうな」と諦め半分、妙な納得をしてしまいます。 語弊があるのを承知の上で言えば、保育園、特にこのような地域のそれはその程度の力しか入れていないところが多いのです。日雇い労働者、難民、山岳少数民族が保護者の大多数を占めるこの地域では「預かってもらって、働きに行けるだけでも感謝」という風潮が保護者の間にもあるのを否めません。それに乗じた先生の怠慢が子供の教育水準という本来第一義にすべき点がおざなりにされてしまっているのです。


その上、タイ人の子弟優先で地区役場からの補助金が下りるという現状もあります。 先生方の中には国籍のない子供は受け入れない、という保育園も出て来ました。 ヌット先生のところなどは80人強の園児のうち、タイ人の割合が1割、それ以外は難民や山岳少数民族という構成ですから、今後益々厳しい運営を強いられるでしょう。 

「それでも見て見ぬりは出来ない」という先生の意気に多くの園児や保護者が救われています。
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by karihaha | 2013-04-17 21:02 | ブログ | Comments(0)
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