保護者会

6月最初の土曜日の昨日、ミミーが籍を置く政府系の寄宿学校で今学年最初の保護者会があるとのことで出かけてきました。

チェンマイ市内からは車で15分ぐらいのこの学校には、主に周辺山間部の山岳少数民族の生徒が寄宿しています。 この種の学校は北タイ17県だけでもおよそ8校あり、授業料・寄宿費・食費すべて無料ということで、主に生活困窮家庭の子女が学ぶ場となっています。

当日、学校のゲート前には生徒達が保護者の到着をいまかいまかと待ちわびていました。ミミーもその一人で私の姿を見つけ出すといかにもホッとした様子が見てとれました。 私も保護者の立場でこのような会に参加するのは初めてですが、ミミーも過去3年間の在籍中初めて保護者が来てくれたとか。てっきり前にいた財団の担当者が来ているものと思っていたのに、可哀そうなことをしました。

会場には民族衣装を着た父兄が目に付き、他の学校のそれとは大いに趣きが違います。 校長によると全校生徒888人。 これらの生徒たちのために政府がいかに多大の費用と労力で彼らの子女の教育に力を入れているかという、私にしたら少々押し付けがましくも聞こえるコメントが話の端々にあったのが気になりました。

その他際立った違いは、『麻薬撲滅』・『禁煙運動』のキャンペーンがトピックに上がっていたことでしょう。確かに北タイの山岳少数民族の麻薬売買に関わる犯罪は連日のようにマスコミに取り上げられています。これは明らかに父兄向けのキャンペーンで、このような場での啓蒙活動が必要なほど、ここタイでの薬物問題が深刻だということの象徴だと思います。

生徒数の大半は中・高校生で、これは出身の山間部の村々に小学校までしかないことを表わしています。 周辺地域の学校に通うには交通費も含めて費用面での問題で、親許を離れることになっても致し方がないということなのでしょう。でもドロップアウトも多く、象徴的なのは中学1年生が四クラスあるのに、2年生以上は2クラスだということです。原因としては、盗み・いじめはもちろんのこと、山岳少数民族特有の早婚、労働力確保という、この学校に限らずの普遍的な問題があります。


でも昨日の会では大きな体育館が一杯になるほど盛況だったのが、将来への明るい兆しのようにも写りました。
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by karihaha | 2013-06-02 16:47 | ブログ | Comments(0)
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