スクサ・ソンクロ

スクサ・ソンクロ(政府系福祉寄宿学校)の生徒たちには食事はもちろん、制服・学生用かばん・靴等々が無料で支給されます。つまり保護者の負担になるのは私服、衛生用品やお小遣い等に限られるため、貧しい家庭環境でも本人と親にその気さえあれば、小学校から高校までの教育機会が与えれています。

ただその目的が『義務としての教育』、つまりどちらかと言うと、どんなに貧しくても平等に勉強の機会が与えれるべきである、という理念が勝っているのと、貧しさゆえに他の教育機関では費用面の負担がおぼつかないという生徒が大半で、ある程度の経済環境で、『教育の質』を求めがちな生粋のタイ人の選択肢には入っていません。

その上、貧しさゆえの盗みやいじめも横行しているためドロップアウト率が高く、休み明けの生徒数の減少が顕著だとか。


日用品の経費を支援しようと寄宿舎の先生に、Memeeがきっかけで知り合った子供たちも含めて、数人推薦してもらうようお願いしました。こちらからの条件は小学校高学年の子供で、性格の良い女子ということだけ。小学生にしたのは、タイの場合、よほどの場所でなければ置かれている小学校へも自宅から通えないほどの家庭環境だろうと。


面接も終わり先生との雑談の中で、現在支援している中3のリス族の少女を高一から預かってもらえないかと打診しました。 彼女の住む村には保育園から中3までの公立の一貫校があり、来年からの高校への進路の相談に乗っている中、その可能性の一つとして聞いてみたのです。彼女の住むチェンダオという地域柄もう一つ同様の学校がありますが、出来れば私の住むチェンマイに近くて、先生とも気心が知れている方が良いという思惑でした。

答えは『難しい』というものでした。ありていに言えば『縄張り』のようなものがあり、越境は難しいと。もっともな話ですが、言外に『生徒の争奪』のようなものがあり、少し驚きました。

生徒数の増減に神経をとがらせなければならないとは意外ですが、いくら費用負担がないからと言って、『教育の質』を求めるのはタイ人ばかりではなくなってきたと言うことでしょうか。
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by karihaha | 2013-07-03 00:03 | ブログ | Comments(0)
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