給食

インドの中でも最も貧しい州の一つとされるビハール州には、その昔お釈迦さまが悟りを開かれた地、ブッダガヤがあることで有名です。

そのビハール州で子どもが犠牲になる凄惨な事件が起きました。

村の小学校で支給された昼食に殺虫剤が混入され、生徒100人あまりのうち、23人が亡くなってしまったのです。この給食を調理した女性は女性校長から支給された『油』を使ったあとの料理の臭いと色に不審を抱き、その旨校長に報告したのですが、「問題ない」と一喝され、同様に生徒たちにも食べるのを強要したそうです。

結果、食べた生徒たちの中には気を失ったり、嘔吐したりという症状が続出したにも関わらず、2時間近く放置し、あげくにはこの校長は夫と共に失踪し、現在も行方がつかめないとか。


その動機は意図的なものなのか、護身を計った上の行動なのか真相の解明を待たねばなりませんが、いくら犯人が捕まろうが、教育者にあるまじき行動ゆえに犠牲になってしまった5歳から12歳までの子どもの命はかえってきません。


インドの給食制度はまだ10年ほどのプロジェクトで、現在1億2千万人前後の生徒がその恩恵を受けているそうです。とは言っても予算の関係で、その『質』は大いに疑問視されていますが、一日一度は暖かい食事を食べられるということで、インド人の半数は栄養不良と言われる状況の中、就学率の向上の一因になったとか。


同じことがタイの学校にも言えます。 小学校の給食予算は一人当たり13バーツが政府から支給されていますが、チェンマイ県でもビルマの経済難民の子弟や、貧しい山岳少数民族を多く抱える学校では、給食の価値は上述のインドの学校と同様に、一日の栄養摂取の大事な部分を占めています。タイの場合はその上に、200ml程度のミルクも無償で支給されています。これらは朝食、夕食をご飯と漬物ですますような子どもたちには大事な栄養源なのです。



本来は子どもの成長を助けるためのプロジェクトが殺人の原因になってしまった今回のケースは、特殊なものとは言え、その目的から考えるとあってはならないことが起こってしまったのです。
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by karihaha | 2013-07-24 18:57 | ブログ | Comments(0)
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