早とちり

現在の主な支援先は奨学生の他に、チェンダオ郡メーオーナイ村の保育園2箇所と村の子ども2人への医療費支援です。

昨日はその保育園の一つ、丘の上のリス族村にある保育園に通うビルマから越境してきた女児の件で村へ行ってきました。

この女児については以前のブログにも書きましたが、両親とも亡くなったあと、先に越境してきていた祖母と共に親戚を頼って国境を越えてきたのです。

ヌット先生によると、最近になってその親戚が遠方に引っ越してしまい、残るは祖母のみで、別の親戚宅に身を寄せる筈だったのが、その親戚の男性が性的虐待の前科があるため、保育園の先生が保護しているとのことでした。

このような場合最善の方法は国立児童擁護施設で預かってもらうことですが、タイ人ではないということで、遅々として手続きが進まないであろうことはBuuの件でも経験済みです。それならば考えられる一番の可能性は同じ郡にある財団だろうという心積もりで、でも何はともあれ話を聞きに行こうと村に赴きました。

少女は園にいましたが、先生と二人だけの方が良いだろうと、園の外のテーブルにつき話を切り出すと、聞いていたのとは全く違う展開になりました。寄宿していた親戚は稲刈りの手伝いで10日間ほど村を離れているだけで、少女を心配して毎日電話がかかってくる。祖母も短期間だけビルマに残してきた土地の様子を見に帰っただけ。ただ、酒乱で、性的虐待の前科がある親戚に預けるのは不安と言うのは本当で、そのために保育園の先生が預かっているということでした。私の出現にキョトンとした顔をした園の先生の気持も分かるけど、ヌット先生も同じタイ人同士なのだからもう少しちゃんとした話を聞いてからにして欲しいと思うことしきり。

でも周りの皆に気遣われていることが分かって、少女のために嬉しいことには違いありません。園の先生は息子しかいないので、ご主人などはこのままずっと預かりたいとまで言っているとか。


先生によると、タイ語も少し話せるようになった少女はポツポツと自分の身の上を話し出した中で、母親の後で亡くなった父親の臨終の様子を、「寒い寒いと、がたがた震えていた」と言ったあと、先生が「お医者さんに行かなかったの?」と聞くと、そばにあったオートバイを指差して、「これがなかった」と言ったそうです。

あまりにも幼いころにそんなつらい経験をしてしまった少女だけど、タイに越境してきたのは結果的に良かったのだと思います。

今後の進路としては、来年の小学校入学は政府系の寄宿学校になるでしょう。微力ながらそのための手続きのお手伝いはしようと思っています。
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by karihaha | 2013-11-13 20:50 | ブログ | Comments(0)
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