Bua入院

年明け最初の村訪問はBoo宅にしました。 月一回は家族の状況を確認がてら、生活支援として食料品等を届けようと思っていたのが、今月はお正月も挟んだため遅れ気味だったのが気になっていました。

日曜日の午後であれば家族はあの珈琲ショップにいるだろうと、事前の連絡もせず出かけ、途中で一応電話してみると、母親は近所のお葬式にでかけBooはその母の代わりにゾウ園にいると言います。「ゾウ園? また仕事変わったのかな?」

家に着いてみると母親とBooが揃って迎えてくれました。そして開口一番「Buaが病気で」と言います。BuaはBooの一番下の妹で小学校四年生です。案内されて家に入ってみると部屋の片隅で小さな身体を横たえているBuaがいました。そして言われるままに顔を見てみると、白目の部分が明らかに黄色く濁っています。

一週間ほど前から症状が出だし、先週などは一時気を失ったというのです。近所の30バーツ保険制度に登録している病院に行っても、満足にクスリももらえず、安静にというばかりだったとか。しかし気を失ったあとに再度行った時に診てもらった医者がやっとナコンピン病院(チェンマイ北部の大病院)に紹介状を書いてくれ、月曜日に行ってみると言う。

Buaは既往症としてサラセミアという、血液中のヘモグロビン異常が起こす先天的な病気を持っており、いまのところは投薬で済んでいるのは知っています。でもこの黄疸症状がそれによって引き起こされたものなのかは不明ですが、いずれにしろ医者の判断を仰がなければならない症状であることは素人の私でも想像がつきます。

同行してくれた友人がすぐに病院に行こうと言ってくれましたが、週末でもあり、本人も起き上がって歩けているので、やはり平日に専門家に診てもらったほうが良いということになりました。


そして当日、私が病院に着いた時点では家族はすでに小児科の診察に入っていました。そして招かれて入ってみると、「病因の特定には亡くなった父親を含めた家族の既往症を知りたい」と言います。母親ははっきりとは言いませんが、父親はHIVが原因で命を落としたというのは聞いています。そういうデリケートなことは知られたくないだろうと慌てて部屋を出、しばらくすると診察中の若い先生がベテランらしき医師となにやら相談しています。 

部屋を出てきた母親はすでに涙目です。Booに聞いてみると、入院して調べなければいけないが、色々な病気を併発している可能性があると言われたそうです。

入院手続きを済ませ、2階の小児病棟に行ってみるとボランティア時代も働いていた看護師や看護助手たちの大半がまだいました。いつもにこやかに迎えてくれる彼女たちにとりあえずは託すしかありません。


それにしても今回の一連のことではBooを再び見直しました。 母親は読み書きが出来ませんから、手続き等のため学校を半日休ませ付き添ってもらったのですが、すべての手続きをスムーズにテキパキと済ませる姿は、財団に居たころの彼女からは想像もつきません。

医師の言葉に涙ぐむばかりの母親、その気持は痛いほど分かるのですが、だからこそBooがしっかりしなければと思っているのでしょう。まだ15歳、本当に頼もしい長女です。
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by karihaha | 2014-01-21 19:20 | ブログ | Comments(0)
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