ラフ族の暮らし

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2月に入ってすぐの日曜日に再びAhtitの村へ向かいました。かねてから興味があったラフ族のお正月行事を見に行くためです。当日は餅をつき、豚を屠殺するという、特別な日のご馳走があると聞いていました。

村に着いてみると、アレアレ? 先月行ったモン族のお正月と違いお祭りらしい雰囲気がまったくありません。 Ahtit宅への食料支援以外に、祭りに集まった子供たちへと準備したお菓子もあるのに。。

前回と違いAhtitも迎えに出ておらず、「日にちを間違ったかな?」と疑心暗鬼になりながら山を登って行くと、姉が迎えてくれました。Ahtitの兄はいま世間を騒がしている選挙に投票に行き、Ahtitも同行したとか。母親も出かけていて、3人ともすぐ帰ってくるからね、というのんびりさ加減です。勢い込んで遠路来ただけに、その展開がなんだか肩透かしを食った気分です。

そうこうする内に母親が戻り、部屋にきった囲炉裏で、前夜からつけておいたもち米をふかしはじめました。姉は祭壇の紙飾りを切っています。Ahtitと兄も帰り、餅つきが始まりました。

ふかしたもち米を飼料などが入っていた袋に入れます。その袋には事前にすりゴマを塗りこめ、餅がくつつかないようにします。その袋を丘の下にある米搗き場までもって行き、足を使って何回か突き、ころあいを見てまた家に持ち帰ります。と、見事な餅ができていました。 袋にいれたゴマのおかげか、餅がすっと袋からはなれます。

それを母親がすりごまを手塩がわりにつぎつぎ丸めていきます。大きさが不ぞろいなのはお愛嬌でしょう。最後には「熱い!」と言いながら鏡餅のような巨大丸餅になっていました(笑)。食べてみると素朴な味のそれは本当に美味しくて、同行の友人などは3つも食べていました。


部屋を見回してみると生活の中心は囲炉裏で、それはレンジ、保温、暖房、電気のない夜の明り取りと大活躍です。煙が防虫効果にもなります。 壁にはビニール袋に入った調味料等が吊らされていて、そうすることで蟻よけ効果にもなるのでしょう。 その他には本当に何もない部屋です。それでも生活ができているのですね。 それに引き換え一人暮らしの我が部屋ときたら。。『断捨離』を心がけているというのが恥ずかしくなります。

いままでは『貧しい』とひとくくりしてしまっていた彼らの生活ですが、彼らなりの『生活の知恵』を学ばせてもらったように思います。


さて、豚の屠殺ですが、とても立ち会う勇気がなく早々に帰ってきました。加工した肉は美味しくいただいている勝手さは重々承知の上で。。
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by karihaha | 2014-02-09 16:36 | ブログ | Comments(0)
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