エッ!赤ちゃん!?

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早いもので今年も半分が過ぎようとしています。今年前半はタイでもクーデターがあったり、個人的にも何かと慌しい日々でした。

さて一時帰国もあり遅れていた2557年(仏暦)一学期分の奨学金授与も、今週の2校の生徒たちへの授与で一応終わりました。現在奨学生は25人余りですが、必ず面談して様子を見たり、継続が妥当かどうか評価するこもあり、思いがけず時間のかかる作業です。それでも中には半年振りに会う子供たちもおり、成長を感じたり、明るく振舞っているのを見るのは楽しいものです。

でも子供たちにとっては半年ぶりの面談に内心戦々恐々でもあるのでしょう。というのは面談の際には前期の成績、出席率、担任教師の総合評価という『踏み絵』があるからです。奨学金授与の基準はもちろんそのすべてが改善されているのが理想ですが、例えば成績の場合は少し下がっていても、本人の努力の跡がみられたらパスする場合もあります。つまりケースバイケースです。


チェンダオ郡(チェンマイから90km)の風光明媚な山間部に位置する学校は、遊びに行くには理想的な環境です。その学校で学ぶ450人足らずの生徒たちの大半が山間民族の師弟です。そのうち去年は6人に奨学金を授与していましたが、2人が中学を卒業したこともあり、今年度も残り4人に継続するかどうかの評価です。

結論として中3の2人と中2の1人には継続、中3の1人はペンディングにしました。 ペンディングの理由は成績が格段に悪くなったと同時に、出席率が80%、つまり平均して1週間に一日は不登校ということになります。

生徒たちに席を外してもらったあとの先生との懇談は、もっぱらこの生徒の急激な変化の理由です。すると先生は「多分ボーイフレンドができたから」と言うのです。 学校では使用を禁止されている携帯電話をこっそり使って話しているのを注意することも多いとか。

それ以上に驚いたのは今年中3を卒業したリス族の少女、この少女には私も僅かですが学校への交通費や、自宅のトイレ建設で支援をしていたのですが、今年になって出産したと言うのです。本当に真面目そうな少女で、その病弱な妹とともに好感をもったのが支援のきっかけでした。

先生は「彼女が望んだのではなく、リス族の伝統として、親が同意すれば一方的な婚姻関係が成立する」と言います。 そう言えば私も何度もその種の話は聞いてはいたことを思い出しました。


ペンディングにした少女には今期の成績と出席率が改善すれば奨学金を再開すると伝えると共に、彼女を含めて他の少女たちには、『結婚・妊娠・出産は絶対ダメだよ』と付け加えねばならないなどは、この環境にいる子供たちだからこそでしょう。

でも一番重要なのは親たちの意識改革だというのは、以前からの重い課題ですが、今年の卒業生の1人、旧奨学生の同じリス族の女学生が地域では一番の高校にすすんだのは、小さな明るい変化の兆しだと思うことにします。
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by karihaha | 2014-06-29 15:51 | ブログ | Comments(0)
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