字が書けた!

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支援先の村の保育園で新たにスタートしたプログラムが好評のようです。

数ヶ月前にやっとのことで完成した新園舎、3棟ある内の食堂棟はお昼休みの数時間しか使われないということで、何か活用する方法がないかと相談した結果、村人の収入を増やすための職業訓練や、教育活動といった、大げさに言えば『成人学級』に活用できれば、ということになりました。

ターゲットグループは保育園児の保護者、その殆どがビルマ(ミャンマー)からの経済難民と山間少数民族です。 彼らは生涯を通じて満足な教育を受けておらず、タイ語は何とか話せても読み書きはできないという人が大半です。 そのため仕事と言えば付近の農家に雇われての農作業や、工事現場などでの日雇い仕事をしています。

善は急げと5月の新年度から早速始まったのは、文字や数字の読み書きと簡単な算数を教えることです。‘生徒’は希望者を募った結果集まった20人余り。 下は20歳から上は80歳を超えるという、バラエティに富んだ顔ぶれです。クラスのレベルは幼稚園の年長さんからのスタートです。 

生徒たちは皆驚くほど熱心らしく、宿題も必ず提出してくるとか。夕刻からのそのクラスにはヌット先生とその娘さんがボランティアで先生を務めていますが、一応曜日は決めてあっても、毎日のように「もっと宿題ないの?」とか、「分からないところを教えて」という人たちも多く、生徒の中にはクラスが生活のハリになっているようで、心身の健康にも良いという思わぬ副産物も生んでいるようです。
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しかし、このプロジェクトに対する村人の反応は最初あまり芳しいものではありませんでした。技術指導はさておいても、文字や数字の教育となると、いままでそのためにメリットを得ていた雇用者があまりいい顔をしなかったようです。 『搾取』とまではいかなくても、その層の人たちがあまり知恵をつけると都合が悪くなるのでは、という真に理不尽な思惑もあったとか。

周囲との小さな摩擦もあり、まだまだその成果や今後は未知数ですが、少なくとも、生まれて初めて字が読めた、と喜んでいるお年寄りを見ると、純粋に一緒に喜びたくなります。
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by karihaha | 2014-07-13 12:23 | ブログ | Comments(0)
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