Yvesの新プロジェクト

ベルギー人医師Yvesは、もう10年以上も前にタイ中部のロップブリー県にいまもある、エイズホスピスで一緒にボランティアをしていた『同士』です。

彼も私もその後チェンマイ県に移り住んで10年以上になりますが、彼にはいまも、忘れたころに連絡しあっても、一瞬でその時間的隔たりを飛び越えらてしまえる不思議な『絆』を感じています。

そのYvesが新しいプロジェクトを始めるというのは数ヶ月前に聞いていました。そしてできれば私にもボランティアとして手伝って欲しいという話があったのですが、不注意から痛めてしまった腕が、6ヶ月にもなろうといういまも本調子ではなく、訪問を伸ばし伸ばしにしていましたが、いよいよプロジェクト用の建物も完成間近ということで見に行くことにしました。


行ってみて驚いたのはYvesのその建物へのこだわりです。 彼自身が設計したこの白亜の施設に入ると、一瞬ローマ帝国時代の民家にまぎれこんだような感覚におそわれます。

ここでは身寄りのない寝たきりの障がい者を最高で9人まで受け入れるとのことですが、細部に亘って彼のこだわりが溢れています。まず部屋は一人部屋を基本に、ベッドや車椅子が出入りしやすいよう充分なスペースをとっています。患者さんは出来るだけ中庭に面した廊下で過ごすことが出来るような空間が配慮されています。その空間のいたるところに、彼の手による彫刻が飾られています。
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また指が動かなくても目の動きだけで操作できるようなコンピューター手法で無聊をなぐさめることに役立てたいと教え始めました。


これらのことは彼はすべて個人資産でまかなっています。患者さんには無償です。先年亡くなられたお父さんの遺産をつぎこんでいるのです。Yves自身は一度は母国の修道院に入ろうかと計画していたのを、結局断念し、いまは半遁世の生活を送っています。この施設は彼の人生哲学の象徴的なものなのでしょう。


先日チェンマイに3年ぶりに来られた支援者のTさんもこちらにご案内しました。TさんとYvesという私の知り合いの中でも突出した深い精神活動をされ、なおかつその鍛錬に日々勤めている二人が揃った空間は、特別な『気』を放っているように思えました。
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by karihaha | 2015-02-16 01:44 | ブログ | Comments(2)
Commented at 2015-10-18 06:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2015-10-21 09:24 x
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