Ahtitのこと

新年に入ってから20数人いる奨学生の何人かから、挨拶のメールや電話がありました。

その中で一番心に響いたのは、ジョムトン郡で闘鶏用の鶏の『お父さん』をしているAhtitでした。 何度も書いていますが、彼には学習障がいという一種のハンデがありますが、人間としてわきまえるべき常識や礼儀は感心するほど持ち合わせています。


先月から今月にかけて私を訪ねてきてくれた友人知人の1人、Shellyは財団勤務時代にとりわけ子供に人気があった英語の先生です。毎年遠いニュージーランドから会いに来てくれる彼女。今年はあまり時間が取れないとのことで、Ahtitにチェンマイまで出向いて貰うことにしました。

食事をしたり話し合ったりの数時間を過ごしたあと、Ahtitはジョムトンに戻って行きました。 そしていつもなら「着きました」という電話があるはずの数時間が経過し、少し心配になりかけたころ、電話がありました。帰ってすぐ鶏たちへ餌をあげ、落ち着いたところだというのです。

後日会ったShellyにその話をすると、驚いたことに彼女にも同様の電話があったと言うのです。会話はもちろん英語ですが、片言でも気持ちを伝えたいと思った彼を褒めてあげたいと思いました。
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そしてこの年初の電話で私が「何か欲しいものない?」と聞くと、「何もないです。ただメー(私)が健康であってくれさえすれば」。 泣かせてくれます。


奨学生の個性はさまざまです。残念ながらその素行や礼儀のなさに支援を打ち切ろうかと思う子も中にはいます。でもそんな子でも話合ったあとにはこちらの気持ちを分かってくれることが大半なのが救いと言えば救いです。

ボランティアで2年、財団で5年そして退職後はTさんのご好意で引き続き活動を続けることが出来ています。タイでのそんな活動がもう12年にもなります。

長いなーと感じないでもありませんが、Ahtitのような子供(青年)がヤル気を枯渇させないでいてくれます。
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by karihaha | 2016-01-09 18:41 | ブログ | Comments(2)
Commented at 2016-01-23 14:23 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2016-01-26 11:26 x
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