二転三転、そして。

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            ↑ 新しい服でおすまし

何回かこのブログに登場している3人娘たち、NamuuとNok, Maaiの姉妹の母親たちはチェンマイ女性刑務所で服役中です、そして彼女たちと言えば1年前から知人の働く財団に預かってもらっていました。

ところがココに書いたように、突然その財団の方針変更で居ることが出来ないと言われ、「いやいやNok, Maai姉妹の母親は多分今年中には出所するので、それまでだけでもとお願いした結果、その線で行こうということになり一件落着と思われました。

しかし、今月に入ってまたまた問題発生です。財団の幹部がチェンマイは年齢が比較的高くて、意思に反して買春等の被害にあっている女性専用の施設、という本来の目的にすぐに戻すと言い張っているというのです。確かに彼女たちは年齢もまだ低いし、直接の被害者ではないけれど、あのまま放っておけばその危険性に遭遇するであろうということで預かって貰ったのですが。。

解決策としては同じ財団の下で、より年齢の低い子供たちのための施設がチェンライ(チェンマイから北へ180km)にあるので、そちらにすぐに移って貰うか、親族に引き取ってもらうか、と迫られたのです。


Namuuに関しては親族云々の選択肢は考えられません。 この財団に行く前には以前からチェンライのおじに引き取って貰えるかと打診していたのが、固く断られているのです。 NokとMaaiにはチェンマイに母の姉がいますが、こちらも常に関わりたくないという態度。しかし、服役中の母親は出所後はメーソット(チェンマイから600km)に居る彼女たちの父親のもとには戻らない、つまりもう第2夫人にはならないと言っているので、チェンライに行かせてくれとの言。

NokとMaaiに関しては本心を言えばあの麻薬汚染地帯の村へは帰したくない、チェンライの施設という選択肢が現状ではベストと思っていたのですが、父親が公的保護者という現状では彼に判断を仰ぐしか仕方がありません。


その結果はあっさりと「チェンライへ」。 数年前までの「人の世話にはならん! 金はある!!」と強気一辺倒でいままでの財団と喧嘩ざたになったり、現財団でも色々細かい問題を引き起こして煙たがられている父親とも思えない決定です。結果はOKなのですが。。

これで一件落着、「やれやれ」と思ったのも束の間、今度は「チェンマイにある子供の施設で受け入れて貰えることになりました」という連絡。 Namuuはクリスチャン系の施設、そしてNokと Maaiは少人数の子供を預かるグループホームに決まったと。つまりチェンライには行かないと言うのです。

姉妹がNamuuと同じ施設に行かないのは、以前父親と第一夫人がチェンマイにきたときに、施設を見学したことがあるらしく、そのときも『大風呂敷を広げた』のが原因と聞きました。「この施設は貧困家庭出身で、受け入れる必然性をのある子供たちの物です」というもっともな理由で断られたとか。

なぜチェンライ話がここに来てキャンセルになったのか判然としませんが、彼女たちがチェンマイに居ることが出来るのならその方が私にとっては好都合です。しかしこの話にはさらにビックリするような続きがありました。

現財団のマネージャーから「グループホームの予算が逼迫しているので、1人月2千バーツの補助をお願いできないか」という打診があったのです。つまり2人で月4千バーツ(1万3千円)、年間5万2千バーツ(15万円強)。

「そんな予算は無いので」と即お断りしたのですが、よしんばあったとしても話の筋が違うでしょ!?と違和感一杯に。 まずは現財団が責任を取り、足りない分は父親か叔母が負担するのが筋では? なぜ私が第一位になってしまうのか??

とは言っても姉妹の落ち着き先を見つけるのが第一義なので、最悪の場合は半分ぐらいは仕方ないか、と思っていたところ後日財団が負担する、そして父親も二転三転の末にチェンマイで了承していると聞きました。


その後久しぶりに訪問した財団で子供たちにこの話をすると、まだ何も聞いていないと言います。話しをする中で知ったのは、それぞれの子供には彼女たちなりの希望がありました。

Namuuはチェンライに行きたい。おじ家族を始め、チェンライの寺院付属の学校で学ぶ弟のそばにいたい。 Nokはチェンマイ市内の進学校を受験したい。Maaiはあと1年を残すのみとなった小学校で課程を終えたい。それぞれにしごくまっとうなささやかな望みです。

「マネージャーと話してみるけど、メー(私)は貴女たちがチェンマイに居てくれるだけで嬉しい」と伝えましたが、チェンマイ残留以外は彼女たちの希望は叶えらませんでした。


先日の電話でNamuuは「メー、私チェンマイの財団に行くよ」と案外明るい声で言いました。実際、現状ではその選択肢しか残っていないのですが。


一応一件落着(?)とホッとすると同時に、こういう状況で翻弄される子供たちを見ていると、普段は忘れている、彼女たちの親たちの罪の深さをいやが上にも感じます。
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by karihaha | 2016-03-29 15:47 | ブログ | Comments(0)
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