Namuuのこと

Namuuの母親はチェンマイ女性刑務所で25年(恩赦のあとは20年)の刑に服していますが、3年前の2度目の服役の後のNamuuの日々は波乱万丈と言えるものです。

まずチェンライに住む実のおじの妻の妹、つまり血縁関係のない親戚宅で面倒をみてもらう代わりに、子守やお手伝いさんをしていたのですが、その待遇は『おしん』もビックリというもので、3年目には私の旧職でソーシャルワーカーをしていた女性の転職先の財団に引き取って貰えるようお願いし、1年間が経過するころ、突如マネージャーから財団の方針変更でNamuuのようなケースは預かれない。つまり財団は性的虐待を受けた、あるいは受ける危険がある少女たちの救済機関という本来の設立目的に戻すというのです。これは殆ど同時に預かってもらったNokとMaaiという姉妹も同様と言われました。


夏休みが終わり、3人の少女たちはそれぞれの引き取り先に落ち着いたのです。そのうちNokとMaaiはハンドン郡のグループホームへ、そしてNamuuはサンサイ郡のクリスチャン系の財団へと居を移しました。
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まずはNamuuと話したいと学校へ訪ねて行きました。この学校へは初めての訪問ですが、タイの他の学校の例に漏れず、敷居は極めて低く、受付で面会したい旨を告げると、校内放送で呼び出してくれ、ほどなくNamuuが姿を現しました。

そこでちょっとビックリさせられたのは彼女の元気のなさです。確かにかなり精神的に波のある子ですが、そのときは「ああ、また悪い面が出ている」という第一印象を持ちました。

いまの財団への移動は私が口を挟む余地もないまま、「いいところですよ」という旧財団のマネージャーの言葉を信じて様子を見守っていたのですが、いまのNamuuからはとてもそのような様子が見えません。

その財団に移ってからまだ1ヶ月にも満たないのに、慣れないからというばかりではない事情がありそうです。

Namuuとはお昼休みの時間をぬってという短い面会だったのですが、その後現財団の様子を見に行きがてら、出来ればマネージャーと話せればと出かけました。

着いてみると、確かに外観は立派で体育館や宿泊棟が広い敷地に広がっています。体育館に居た生徒に道案内を頼むと、事務所に通されました。その日は生憎マネージャーが不在でしたが、職員とは話すことが出来ました。

その話を大約すると;
1.保護者との面会は一年一回、クリスマス時期のみ
2.基本的に洗濯・掃除等の身辺のことは子供たちがする
3.携帯は禁止
4.テレビは週末数時間
5.食事・学費やシャンプー等の物品は財団が供給するが、衣服や他の個人的物品は保護者が供給

Memeeの寄宿学校もかなり厳しい方針変換をしたのですが、こちらはまた面会が1年1回とは!! Namuuは前述したようにかなり精神的な波がある子ですから、母親との面会も叶わないとなると大いに影響があるでしょう。

一概には言えないのですが、クリスチャン系の財団にはこのような規律を課すところが多いような気がします。クリスチャン改宗への強制ではなくても、週2回以上のミサへの参加等の決まりもあります。

唯一の救い(?)は、保護者の面会は許されなくても、お小遣い等の振込みは許されていることです。勿論私も、と申し出たのですが、血縁関係にはないということで、まずはマネージャーの許可を得てください、とメールアドレスを手渡されました。

さすがファラン(西洋人がおもな外国人の呼称)の財団です。タイ人相手のような敷居の低さは望めないようです。
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by karihaha | 2016-06-14 01:39 | ブログ | Comments(0)
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