Booの妹、 Baan (2)

チェンマイ市内からソンテウ(乗合いトラック)で30分ほどの学校に着きました。さすがに私立だけあって、校庭や校内も整備されています。全校生1000人を超える大きな中・高一貫校です。

Baanは待ち合わせの場所に先に来て待っていました。遅れて当たり前のタイ人ですから、その必死さが分かるというものです。

会うなり彼女の決心を問いたださざるを得ませんでした。 大人気ないかもしれませんが、私としては『怒り心頭』に近い境地だったのです。あの家族の苦境を家族として見てきながら何ていうことをするのかと。校長先生に勧められ、私としては最善の選択と思った無料の学校を蹴ってまで。

その後勝手にこの学校に決めて、実行してしまってから泣きついてくる。そんなことが許されると思っているのかと。

本来なら母親がいさめるべき問題ですが、いままでも「私は何も分からない」と言い逃れる(?)こと数知れず。全く期待できません。


私の言うことを神妙に聞いていたBaanが説明を始めました。 校長や私の推した学校では自分のやりたいことが出来なかった。 3年間の高校生活のあとはすぐに簿記・会計関連で働きたいのです、と言います。でも決してそんなことではないのです。 学校の授業内容はそれほど変わらないのです。 本心はこの学校の方がいかにも『おしゃれ』だということでしょう。

それでもちょっと気持ちをおさめて先生にお会いすることにしました。その方に今までの経緯を説明し、私の本心としては彼女の選択は間違っていると思っている、と正直にお伝えしました。

その上で先生が説明されたのは「この学校は私立とは言え、Baanの状況から学校から補助を出し、授業料を半分にしています(半期3,500バーツ)、そしていま政府の償還義務のある奨学金を申請中でこれは8月中旬に確実に下りるでしょう。 それは授業料補助として半期2,000バーツと毎月の生活費2,200バーツになります」とおっしゃいました。

そうならば8月中旬までの生活費と滞納している寮費+水道光熱費、あとは授業料の差額半期1,500バーツで何とか学校にいることが出来るかもしれない、と少し私の気持ちも変化の方向に向かいました。

 

会うまでは、どう考えても私の支援だけでは無理、退学もやむを得ないだろうと思っていました。1年遅らせて来年身の丈にあった学校に再チャレンジすればいいじゃないかと。

その時点でBaanにいまの所持金を聞くと150バーツ(450円)!!

でも先生の話通りであれば、このまま継続できるかもしれないと、結局寮費や授業料の差額、生活費の一部を支援することにしました。 いずれにしろ勧めた学校で学んでだとしてもそのぐらいの金額は支援の準備があったのです。

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この結果は、私の思いはさておいて、Baanにとってははこのような親身な先生に恵まれていることに本当に感謝しなければいけないと思います。しかし反面彼女が「ホラ、何とかなったじゃん」と安易に考えるのではないかという危惧ももっています。


正直まだモヤモヤ感は消えていません。私は甘かったかなー、とも思います。 


帰り道自発的に「道路まで送ります」と行った彼女。 心からの気づきに期待せざるをえません。


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by karihaha | 2016-07-13 17:23 | ブログ | Comments(0)
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