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秋休み直前

10月に入ると小・中・高校生たちにとって待望(?)の秋休みに入ります。 前期と後期のはざまのこの休みは3月から5月にかけての、2か月間余りの夏休みに比べ短いのですが、それでも1か月近く休むところもあるようです。

そこで秋休みに入る前に。ご無沙汰している子どもに会いに行ってみようと思いつきました。
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きっかけはBaanからの電話で、9月16日に何か学校行事があるので来ませんか?という誘いでした。 常々子どもたちには支援をただただ口を開けて待っているのではなく、ちゃんと発信もするように、と言っているので、このような誘いには出来るだけ応えようと思っています。

そのついでに、いま一番現状を気にかけているNamuuにも会いに行ってみよう。 彼女はこの5月からまた新しい財団に引き取られ、その責任者と会ってみると、親戚でもない私は年に1回だけクリスマスシーズンに面会が許される、支援金や品物は財団になら受け取るが、個人的には許可されないと、とてものことに理解できない通達をされたことがあります。

それゆえ、前回行ったように、学校の昼休みにこっそりととも考えたのですが、その財団から同じ学校に通う生徒たちも多く、校内放送で大々的に呼び出されるとチクられてしまうのでは、との危惧もあります。

でももう3か月間近く会っていません。『エーイ、ままよ』と行くことにしました。

まずBaanですが、当初は大反対でしぶしぶスタートした支援ですが、いまとなってはこれで良かったと思わせてくれます。

毎月2,000バーツ、生活費として借りられる政府系奨学金ですべてを賄っているそうです。でもその食事内容は毎日のようにインスタントラーメンとか。栄養面では勿論心配です。

でも6人部屋の同室の少女たちにも会ったのですが、小さいころあれほど排他的だったBaanがみんなと仲良くしている様子には、心底ほっとしました。
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そしてNamuuですが、いつもながらに親切な先生方がすぐに対応してくださった、呼び出しの校内放送で久しぶりの再会です。

やはり危惧したように、他の財団の子どもたちと違って(父兄であれば面会と送金は許されるようです)金銭的サポートをしてくれる人もなく、身の周り品も買えない状態だそうです。

彼女自身はその財団を出たがっていますが、いまは中学2年の1学期、2学期から受け入れてくれるような学校もないだろうから、我慢するようにと言うのが精いっぱいです。

高校1年からなら何とかなるかもしれないからね。と言ってはいるのですが。。


そしてAhtitからは父親の葬儀を終えて職場に戻った日に電話がありました。 疎遠であったとは言え、一応お悔みの言葉のあとに、「お母さんはどうだった?」と聞くと、「すごく喜んでいた」と。

は!? 聞き間違いかと、もう一度聞いてみると、確かに「喜んでいた。 もうこれで迷惑をかけられることもないと」。

確かにそういう状況ではあるかもしれないけど、これほどアッケラカンとは。。。

まだまだ知らないタイ社会の現実があるようです。

by karihaha | 2016-09-18 18:11 | ブログ | Comments(0)
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