2人の家長

このブログともすっかりご無沙汰していた3週間、色々ありました。


今日10月10日からはこちらの小・中・高校の大半が本格的な秋休みに入っています。 それと同時に前期からスタートした、私の『にわか先生(もどき)』も小休止です。 次の期のスタートまでの3週間余り、少しでも『もどき』を返上できるように。 それが私の秋休みの宿題になりそうです。


いつもこのブログに登場する子どもたちは皆元気です。

その中で、いま18歳の2人の子どもたちがすでに家長として、家族を支えています。

Ahtit
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闘鶏のお父さんの彼から電話がありました。 先月に続いて3・4日実家に帰るので、中継地点のチャンプアックバスターミナルで会えないかというのです。

先月亡くなった父親の法事でもあるのかと思ったら、村で新米の収穫を祝う祭りがあるので誘われたからと言います。

ちょっと気になるのは、オーナーの気持ちです。少ない月給(月4,000バーツ)とは言え、寮と食事がついているのは、学習障がいのある彼にとっては文句の言えない条件だと思います。その上、帰郷するたびに手土産を持たせてくれるようです。今回もたくさんの果物を預けられたようです。そんなオーナーだからこそ、頻繁な休みはあまり良くないよと注意せざるをえません。

先月の給料からは父親の葬式用に前借りした2,000バーツ(6,000円)を引かれ、手取り2,000バーツ。それからさらに今回の帰郷時には母親に1,000バーツを渡すそうです。

「オーナーからもう前借りをさせないと言われた」と。 どのような意図でそうなったかは分かりませんが、心優しい彼を少しでも守ってやろうと思ってのことかとも思います。 

「私も賛成」と言うと、小さく笑った彼でした。


Boo
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今年3月に高校を卒業したのですが、進学しない道を選んだ彼女。がっかりはしたのですが、家庭環境を考えると彼女の決断が正しいと思わざるをえません。 

国籍がなく、謎の足の痛みで働けない母親、高校進学の2番目の妹、中学進学した学習障がいのある一番下の妹。 長女の彼女としては収入を得る道を選ばざるをえなかったのです。

その後半年間は村の食堂で働いていたのですが、その職も外国人観光客の来ないオフシーズンで解雇され、前回これも支援している高校の寮暮らしの次女のBaanに聞くと、とうとう一家の収入源がなくなったと言うのです。

政府系寄宿学校で学ぶMemeeを秋休みでおじ宅へ送りがてら、近くの村に住む一家を訪ねていきました。もちろん支援の食糧も持っていきました。

そこで嬉しいニュースを聞きました。 つい1週間ほど前から日本向けの冷凍食品を製造する会社で働いているというのです。

その条件を聞いてみると、さすがちゃんとした会社だけあり、納得のいく雇用条件でした。そして大学は来年の新年度から通信教育を受けるべく申し込んだと言います。

家族を支えながら勉学を続ける。これが彼女が決めた生き方です。

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by karihaha | 2016-10-11 13:51 | ブログ | Comments(0)
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