タイの公用語は?

 自宅近くにRスーパーマーケットがある。各国からの輸入食品を豊富に品揃えしているそのスーパーには、もとの価格の3倍払っても、『どうしてもあれが食べたい、これでなきゃダメ!』という富裕(?)層のチェンマイ在住外国人御用達の店でもある。店内は雰囲気までが巷の市場とはチョッと違うよと誇示しているように感じるのは私のひがみか?

 『あれもいいけど、こっちでもいいか。なんやったら無くても…』とフレキシブルな私でも、たまにはそのスーパーに行くことがある。先日もパンを買いに入った店内で、店には不似合いの大声が聞こえた。見ると顔見知りの日本人男性が、声を荒げてキャッシャーに何か言っている。マネージャーらしき女性も慌ててとんできた。

 『君子危うきに近寄らず』、でも興味はある。ということで陳列棚の影に隠れて様子を見ることにした。要するにその男性は買った商品を保管するためのビニール袋をもう一枚欲しかったようだった。それだけのことになんでそんな大声をあげているの? とは誰でも思うこと。それにしてもこの国の人間関係の‘しなやかさ’を見慣れた目には、際立って奇異に映るその場の情景。


 彼の英語が通じなかった、そのことが逆鱗に触れたようだ。「英語も分からないのか!」と怒鳴っているその短いセンテンスを聞く限りでも、お世辞にもうまいとは言いがたい。 それだったらこむつかしいことを言わずに、「その袋もう1枚頂戴」と指差しながら日本語で言ったほうがよほど通じる。しかしあくまでフレンドリーに。

 タイ人は人当たりが柔らかい。血液型B型、寅年生まれの私も、この国で3年近く暮らしてみて少しは彼らのとの付き合い方の極意が分かってきたような気がする。カッとなりそうなところをグッと抑えて、「マイペンライ」と微笑えむ方が人付き合いはスムースに行く、そう心得てただいま修業中。

 反対に円滑な人間関係を保つ上で絶対にしてはいけないのは、人前でどなりつけること。まあこれはタイに限らずどこの国でもそうだろうが…。

 
 そもそもの問題は、ここはタイ、公用語はタイ語ということを忘れている、あるいは認めたくないあまたいる外国人の一人がその男性だったということ。そんな勘違い人間、あるいは健忘症の人でも生きていけるのがタイならば、謙虚になりましょうよ、少なくとも。
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by karihaha | 2006-02-25 05:25 | ブログ | Comments(0)
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