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チェンマイボランティア事情。さをり織りとアーチストたち

チェンマイボランティア事情。さをり織りとアーチストたち_c0071527_3112496.jpg チェンマイ市で一番大きな公設市場、その名もワローロット市場から、ピン川を越えてほど近いところに知的障害者の若者たちが「さをり織り」を通じて自己表現や自立が出来るように支援しているNGO、『SAORIクリエイティブ センター』がある。

 さをり織りについては、こちらをごらんいただくとして、そのサロンとも呼べる和気あいあいとしたセンターを訪問した感想は一言、「楽しかったー」。

 写真では七夕の短冊のように写っているのが彼ら、アーチストと呼ばれている障害者の方たちの作品。この飾りは私達の訪問に合わせて特別に飾ってくださったようなのだが、そのカラフルな色使いがかもし出す暖かい雰囲気に違わず、そのあとのアーチストたちとの触れ合いは、ユニークさと楽しさでは最近では一番印象に残るNGO訪問の一つとなった。


 建物の内部では、アーチストたちが織り上げた作品がそのままストールとして、またT-シャツやエプロンに加工されたり、ハギレも無駄にしないようにと、カードの飾りとして工夫して使われたものが展示販売されている。出来高払いで払われる賃金は、たとえわずかと言えども、彼らに誇りと自信を植え付けるだろう。

 そして、それら作品群を見ての感想は商品としての完成度が高いということ。決して「可哀想だからチョッとでも買うか」という類の商品ではない。アーチストたちの潜在能力が存分に生かされていると同時に、T-シャツやカードへの加工など、アーチストたちが手に負えない部分を補助している周りの方たちのセンスと技術力の高さを感じさせてくれた。 私たちが訪れたときも、ロングステイヤーとおぼしき年配の日本人の方たちが3人、商品加工のお手伝いをしたり、男性はカメラマンとしてミーティングの記録係りを担当していらした。

 当日は設立当初からの日本人ボランティア、中山晴夫さんが説明役をかって出てくださった。チェンマイボランティア事情。さをり織りとアーチストたち_c0071527_313241.jpg気さくな人柄は、アーチストたちの「お兄さん(お父さん?)」という感じ。そして本当のお父さんも2人、ミーティングに参加されていた。

 中山さんの説明によると、このような会議があると、保護者が必ず参加してくれるとのことだった。『家族と手を合わせて障害者たちとの共生の道をさぐる』。タイでは希少価値と思えるそんな光景がそこにはあった。


    


 

    ★ボランティア志望の方たち! こんな仕事が出来ますよー

-作品の加工のお手伝い。たとえば、ストールのフリルの仕上げや、Tシャツやエプロンなどのデザイン・縫製。あるいはカードやコースター製作。
-『One Day Coffee Shop Master』: アーチストたちが運営する喫茶コーナーの一日店長として補助する。
-チャリティーコンサートなどを主催して寄付集め。

 他にもスタディーツアーやワークショップの希望も大歓迎とのことです。

連絡先:
The Healing Family Foundation
‘Baan Sanuk’ 2, Naa Wat Keet Road, Tambun Wat Keet, Muang Chiangmai 50000
(ピン川右岸の ‘Good View’ レストランの前、‘ISUZU’ の看板のある道を入り、突き当たり)

E-mail: scc_cm@yahoo.com
by karihaha | 2006-03-13 03:17 | Comments(9)
Commented by ichihimenitarou at 2006-03-15 04:20
うぅ・・・。不器用な私ができる事を考えてみたんですけど、
きっと喫茶コーナーでの店長補助ぐらいだと思います。(^^;)
しかも英語もタイ語もできないから、ひたすらスマイルだけで売ります。
ヾ(;´▽`A うーむ。私って使えない。
Commented by チェンマイ at 2006-03-15 23:19 x
不器用なんてとんでもない。あの幼稚園へ行こう!の裁縫シリーズの作品を見る限りでは、とりあえず作品加工のチーフボランティアとして。
Commented by マイ at 2006-03-16 20:07 x
スマイルでお店(?)に立てるって素敵なことですよね~。
ぶっきらぼうの店員さんだっているんですから・・・。

私も今年の夏休みにチェンマイに行く予定!!ですので、時間があればこのセンターにも寄ってみたいですね。
Commented by Nakayama Haruo at 2006-03-20 21:55 x
Karihara san Blog haiken shimashita. Arigatou gozaimasu.
comment wo kudasatta minasamamo douzo okoshi kudasai. minnade omachi shite orimasu.
e-mail nakayamathai@yahoo.co.jp nihongo okdesu
Commented by 中山 晴夫 at 2006-03-21 16:29 x
3月21日発売の Bankok Post も是非ご覧下さい。
Commented by karihaha at 2006-03-21 23:28
>マイさん
すごく気軽に行けそうな雰囲気ですよ。中山さんがおっしゃるように、是非是非スケジュールに組み込んでください。
Commented by karihaha at 2006-03-21 23:30
>中山さん
その節はお世話になりました。正直な感想を書いたつもりなんですが、なぜか、「ワー、見つかってしまった!」という感じがします。まず了承していただくべきでしたね。Bangkok Postも読ませていただきました。ますます注目されそうですね。また近々寄らせていただきます。
Commented at 2006-06-10 05:25 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by karihaha at 2006-07-19 23:38
ご興味がおありなのはインターナショナルスクールだと思うのですが、数校(十数校?)ありますよ。川口さんには私の方からご趣旨をお伝えするメールを入れておきました。ご本人から連絡が入るのではと思います。『緑の家』は川口さんが主催されているボランティア活動です。私が言うのは筋違いかもしれませんが、子どもさんづれでも全く問題ないと思います。
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