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ひっつき虫

c0071527_2039895.jpg「忙しい、忙しい」

そういっているうちに、アッと言う間に2ヶ月が過ぎてしまいました。

前回セームに会いに行ったのは、Tさんが来られた8月中旬。

Aホームのマネージャーに許可をとり、「ちょっと忙しい時期だから、どうしてもというなら彼の通う幼稚園にお昼休みに行ってみたらは?」というお言葉に従い、会いに行ったあの日からもう2ヶ月。


「会いたいなー、でもまたアポイントとか、うざいなー」

まがりながりにも、「子どもの家」の責任者である身、

「厳しくせざるを得ない」

その辺の心情は痛いほど分かってはいるつもりでも、いざ‘オヤ’の立場になってみると、、、


昨日、久しぶりの休日の惰眠を楽しんでいると、我が朋友(悪友?)ジョンからの電話で起こされた。

「夕飯でも一緒にしようか? その前にセームに会いに行かないか?」


辺鄙な場所にあるAホーム、運転が出来ない私。その上、Aホームの許可を取るのに何か気後れしていた、私。

そんな金縛り状態を見事に救ってくれた、ジョンの一言。


「行っちゃえー、どうせスタッフは日曜日で殆どいないはずやし???」




急いで彼の冬服を、自分のためには絶対買わない(高いから)、Cデパートで購入。


c0071527_204072.jpg セームはいつものセームでした。2時間ほどいたあいだ中、べったりとひっつき虫のようにくっついていてくれました。

他の子どもたちが、「セームのお母さん?」と聞くので、「ウン、そう!」という環境にいてしみじみ、、、

「だから、中途半端な状態で親族は来て欲しくないんだよ。わかります。Aホームさん」

私の施設でも、母のつとめはハハにまかせながら、「母の日」には面会をしたがる、そんな親たちばかり。

子どもたちはいくらこちらが努力しても、やっぱり漢字の母を恋しがる。

漢字対カタカナ、その違いは? 

本能v情

かな?

「嫉妬」

そうかもしれない。。。


でも、昨日は見事に意趣ばらし、

「ヤッター、漢字の母。かも?」



Aホームさん、あとはよろしくお願いします。

すみません。。。
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by karihaha | 2006-10-16 20:42 | ブログ | Comments(3)

ニーの母親

 ニーの母親が突然訪ねてきたのはもう3ヶ月近くまえ。

 「もう育て切れません」、そう言って、

 
 「どんなに苦しい状況でもお母さんといるのが一番よ。毎日通ってきたらいいやん」


 ニーがこのあいだ言いました。

 「私のお母さんは私を叩くよ」

 私の施設では、子どもたちに何度も何度も言い聞かせていることがあります。

 「ともだちをたたいちゃだめ!!」

 これは多分に私の育った環境が言わしめていることでしょう。

 子どもが子どもをたたく、ましてや大人がこどもを、、、。


 ニーの母親が久しぶりにたずねてきました。普段はやっぱりデイケアで預かっている、ニーの近所に住む2人の子どもたちのおじいさんが、モーターバイク相乗りで送ってきています。

 「おかあさん、ニーは最近ほんとうにいい子になったよ、だからたたいたりしないでね。彼女をたたくと、ニーはそれでいいのだと思って、その影響が他の子どもにも及ぶことがあるから」


 きょう、ニーの母親のことをよく知る人が、子どもたちにとトラック一杯のバナナを届けてくれました。

 その人から、ニーの‘母親’は生みの母ではないというのを初めて知りました。不妊症の母がどこかから預かったのが、ニーだと。

 また自分の不徳を感じています。

 「なぜそのことを早く言わなかったの? そうであればこちらの対応も変っていたのに、、、」

 これはあくまで私の想像ですが、

 『ニーには出生のいきさつを言っていない。ましてや他人にあかしたくはない』



 『それならそれで、立派な人やん!』

 でも、、、

 私のいままでの経験では、そう素直には受け止められない、そんなふうに思えてしまうケースの一例でもあります。
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by karihaha | 2006-10-01 23:38 | ブログ | Comments(2)