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チェンマイ女性刑務所

チェンマイには刑務所が二つある。一つは男性用、そしてもう一つはいわずと知れた女性用。

女性用は2km四方のお堀に囲まれた旧市街のほぼ中心地点という絶好(?)のロケーションにある。

周りには観光名所が目白おし、なぜそんな場所に刑務所を置いたのか? まさか観光名所のもう一つのアトラクションにしたかったわけでもないだろうに。

いや、かつての旧市街のさまざまな生活活動で、刑務所は『必然』であったと考えたほうが妥当なのかもしれない。

その女性刑務所内部に初めて入る機会があった。



服役者の一人の女性の要請を受けた、彼女がかって住んでいた村の村議会議員が、私が働く施設に連絡し、その女性が置いてきた山また山の奥深い村に住む2人の娘、8才と4才を保護するために1月の寒空に野宿同然の滞在を2日間ほどする、そんな骨まで凍るような体験をした。

「長女が小学校の1年目を終える3月末を待って」

という合意にも関わらず、それまで1年ほど姉妹の面倒をみていた母親の友人が姉妹の引き渡しを拒否していると聞く。

結局、刑務所の職員3人、村議会議員、地元の警察官2人同行の上、私のスタッフが昨日強硬手段を決行した。

村への道のりは、私の場合はいかだの川くだりで7時間だったけど、スタッフたちは徒歩2時間の山のぼり、山くだりだったそうだ。

ぶじ(?)姉妹を連れ帰ったスタッフたちは半死半生の態だった。

『だから私は行かなかったんだよー(ここだけの話)』



きょう生まれて初めて入った刑務所の内部、金網を越えたその空間はタイそのものの開放感にあふれていた。咲き乱れる花々、清潔な構内。

‘Brigitte Jones’ に映し出されている刑務所は??? 

「あ!あれは留置場だった!」と自分を納得させる。

ことほどさように刑務所というイメージからは程遠い空間。

チェンマイ女性刑務所内部はヘタなゲストハウスより清潔で整備された空間です。

少なくとも外目には。 長期滞在はしたくないけど、、、



お姉ちゃんはお母さんを見るとすぐに泣き出し、4才の次女はキョトーン。。。

無理もない。かあさんとはもう2年近く会ってないもんね。



それまでにも何回か会っていた25才の女性、金網を通してみるのとは別人のように生気あふれる‘母’だった。

そんな私たち一団を遠巻きに見ている受刑者たちの目、それは甘ちゃんと言われようがなんであろうが、慈母の目であったと思う。



「連絡さえくれたらいつでも内部(金網ごしではなく)で会わせるからね」

そう言ってくれる職員もタイならでは。

薬物法違反で9年の刑に服している母、殺人罪でバンコックの刑務所で終身刑に服している彼女たちの父。



チェンマイに連れてきてよかったー。

「少なくともおかあさんにはいつでも会えるね。一回15分間だけだけど。。。」
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by karihaha | 2007-03-23 00:16 | ブログ | Comments(2)

Missed Call

昨夕携帯の待ちうけをフト見ると、’One Missed Call’の表示。

Menuで確かめて見るとテンモーのおばから。

「オムツは1ヶ月半分届けたし、ミルクも。。」

時間を見ると、もう5時間ぐらい経っていた。


「コールバックしようか」、そう自然に思う。

でも緊急事態だったらもっと頻繁にかかってきている筈だし、。。。

いまの25人+来期からもうあと?人でぎりぎり限界の精神状態の私。

「テンモーが。。。」

と言いたかったかもしれないおばに、

「おばよ、許せ。そっちはそっちでなんとかやってくれー」

そう横着(?)に構える。



ウトウトしていた夜10時前、再び電話が鳴った。

「なにかあった?」

「明日、テンモーがCTスキャンで。。。」

「わかった」

「なにか問題があったらまた電話するね。。。」

「うん、そうして」


遠慮がちなおばの言葉をどう受け止めるべきか、

そんなことを考えるのも、『面倒くさくて。。。』


逡巡。。。


今朝8時、おばに電話。

いまや体重16kgの2才3ヶ月児を、身長150cm,体重48kgのおばがどうやって病院に連れて行くんや。。。


「車で迎えに行くから」

「もう病院に着いたよ。前に一緒に来たとき、テンモーがウンチをして、パー(おば)がトイレに連れて行ってきれいにした、ほらあの診察室にいるよ」

(ようわかる説明をありがとうね♪)


‘あの’おじが車で連れてきて、その足で仕事場へ。

そして診察が終わったら連絡をして、迎えにきてもらうらしい。


診察料、そして薬代で178バーツ(650円)。

出かけてきてよかった。

これは、おばが一日中内職しても稼ぎ出せない‘大金’。


ある施設のマネージャーになって10ヶ月あまり。

毎日のように子どもの手をひいて私の施設を訪れる親たち、親戚たち。

毎週のように、「こんな子どもがいます、なんとか助けてもらえませんか?」。そんな連絡が入る。

私の決断、それは当然その子どもたちの人生を変えてしまうかも知れない重大な分岐点になりうる。


テンモーとおば、セーム、ジョンとクワン。そしてアーム。

できるだけ正しい判断ができますよう、、、、

「助けてや!」
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by karihaha | 2007-03-09 22:51 | ブログ | Comments(2)

養子?

誕生日話つづきで恐縮(?)ですが、、、

クワンが3月1日で3才になりました。

昨夜はジョンが招待してくれて、珍しくも都心のレストランへ。といってもセルフサービスの店ですけど。


Mさん、クワンの養子縁組話。今回は何度目?の正直になりそうです。

今回初めてのことですが、クワンの縁組を扱っているエージェントに、アメリカのエージェントから正式な縁組要請書が届いたそうです。

あとはタイの関係機関での許可書が下りれば。。。


ジョンは5月の末には、とからイバリの期待を寄せています。

「クワンがいなくなったらあんたはどうなるん」

何度そう言っても、「いや、僕は大丈夫」といい続けるジョン。


クワンとジョン。

彼の献身ぶり、それははたから見て「やりすぎ」と思えることもあったっけ。

「クワンも大変やったね」、というのは冗談。


いつ会っても、「あんたが大好きよー」とばかりに大きな笑みを浮かべてくれる彼女。

「今回の縁組がだめになったら、あんたに預けるよ」

そう言うジョンに、「なんでやー!」と返した私だけど。。。


アームとクワン。

縁あって‘きょうだい’だったこともあるしねー。

まあ、それもいいかな。
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by karihaha | 2007-03-02 23:40 | ブログ | Comments(0)