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ボス

ながーい風来坊生活も『ヤバイ!』、ビザやもろもろのことも『あわや!!』というところで今のボスに拾ってもらいました。

いまや給料は勿論のこと、施設の運営費も100%サポートしてくれています。『当然です、ボスの財団ですから』という大口はまちがってもたたけません。感謝しています、本当に。


全部任せる=必然としての業務報告及び会計報告があります。

結局は彼のお金を使って、全てとはいかないまでも自分のやりたいことをやらせてもらっているわけですから、その辺は忠実に真摯に。


今日は土曜日。経理担当者の休みを狙って出勤。イエイエ、別に内部監査をしようというわけではありません。会計報告をしようにも、経理の資料は彼女のデスクトップにしかないので、やりたいことを彼女の仕事を邪魔しないようにというわけです。

商業高校卒、日商/全商簿記2級・そろばん2級。

まことに中途半端な経歴ですが、好きなんです計算するのが、ただし簿記程度であれば。。。


で、きょうあらためて確認したこの2年半の間に使ったお金の合計は。。。


『うちのボスは太っ腹』です!
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by karihaha | 2008-10-26 00:09 | ブログ | Comments(0)

勝てるわけがない

このブログを書き始めた何年か前、自分の周りに起こることを『怒り』でしか受け止められない時期がありました。

『なんでこんな、いたいけな子どもがこんなめにあわなきゃならないんだ! この子には何の罪もないのに。。。』

そのことが動機になって『この道』を受け入れ、2年半。ゼロから始めたプロジェクトを何とか形にしたいという思いで覚醒中(注1)の神経の100%を注ぎこんできました(注1: 寝酒のあとの睡眠時間除く)。

その努力(?)が功を奏したのかしないのか、まあそこそこ満足がいく状況になってきたかな、と思った矢先!


一人の子ども、たったひとりのその子との、今日の私の対峙の仕方が、自信、過信をどんでん返し。

事情の分からない一部のひとに、『あの人なんてことを!』と思われても仕方がないだろうと思います。でも、誤解を招くのはいやだから、言い訳ではないですが暴力はふるっていません。



なにが嫌か? 後味が悪い。

自分が一番よく分かっている。彼女のことを本当に真剣に考えている(つもり)わたしの処以外に7才の彼女の居場所はないという事実。彼女がどのような桃源郷を夢みていようが。。。

父は死亡、母は精神薄弱。兄弟は養護施設や親戚宅に寄宿。まともな生活をしているたった一人の腹違いの姉は、彼女を拒んでいる。

この2年間、色んなことをしでかしてくれました。やっと落ちついてきた、とスタッフ一同で喜んだり、『また!!』と嘆いたり、の繰り返し。

彼女はわたしの51人の’子ども’の一人です。他にもレジデント・デイケアを含めると50人もの子どもがいます。だから、『やっぱり彼女はあきらめよう』と言わせないで欲しい。

でも、、、どんなに正当性を主張しても、子どもには勝てません。思わず理性を失ったのは確かなんだから。なんと言っても『いたいけな子ども』相手なんだから。


マザーテレサにはなれません、もちろん!

 『もう、イヤ!、タイ人がやり!!』。 



今宵はやけ酒。
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by karihaha | 2008-10-22 23:15 | ブログ | Comments(0)

モン族7才

昨日、モン族で7才になるお顔がまんまるな女の子がやってきました。私の施設の住人がまた一人増えたわけです。

わたしたちが彼女を受け入れた理由は、父親が亡くなったあと母親が再婚し、前夫との間に出来た子ども5人を祖父母に預けて行ったまま、責任を取ろうとしないというここタイでは飽きるほど聞いたケースの一つです。

でも彼女の家族が少し違うのは、その後面倒を看ていた祖父が『認知症』になり働けなくなった、親類にあたる亡父の弟が自身も5人の育ち盛りの娘や息子を抱えながらも、なんとかこの5人の姪たちの将来を考えて今も援助の手を差し伸べているということです。

この方の「何とかしてやりたい」という気持が私たちの気持を動かしました。


今日は私の休日。でもやっぱりこの子のことが気になり午後から施設へ出かけてしまいました。

そしたら、やっぱり。


なーんの違和感もなく子どもたちと溶けこんで遊んでいる彼女がいました。

『大人がガチャガチャするより、子どもの天性に頼る』

これが私がうちの子どもたちとの日々で会得した、新しく住人になる子どもへの対処の仕方です。

うちの子どもたちが特別に優しい(そうあって欲しいけど)とは思ってはいません。でも大人が小ざかしいことをしなくても双方とも自然に変化を受け入れてくれている。そのことが頼もしい、そして愛しい。


昨夜はやはり夜には泣いたらしいけど、それは皆んな同じ。

頼りになると思っているお兄ちゃん、お姉ちゃん。そして弟や妹たちも同じ道を通ってきたんだよ。
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by karihaha | 2008-10-12 22:10 | ブログ | Comments(0)

悔しい

友人Tさんのおかげでスタートしたプロジェクトがあります。チェンマイ女性刑務所、受刑者の子女に奨学金をあげる。

お母さんが服役中は殆んどの子どもたちが祖父母や親戚に預けられています。父親の姿が見えるのはほんの数パーセントです。受刑者の90%以上が薬物所持あるいは売買で服役している。 逮捕時点で夫婦関係が継続していた場合、父親も同時につかまっているのが普通です。母さんは女性刑務所、父さんは男性刑務所。

法律で保護される『夫婦』の概念が希薄なこの国では、何度も擬似婚姻関係を繰り返した結果生まれた子どもたちが父方・母方のブランコを行き来しながら生き延びているケースが多々あります。それが普通と言ってもいいかもしれないです。


11月に8才になる『D』と出会ったのは、Tさんの奨学金を受け取った子どもたちを今後も支援するかどうか、選考のための出張で立ち寄った先でした。

わたしが得たファイルの内容は;

『D』の家族構成

母:39才、薬物所持及び使用で刑期25年、残17年。Dは刑務所で生まれた。
父:年齢? 最近刑務所内で死亡
祖母:64才、自身も薬物の罪で服役経験あり。現在子宮癌でチェンマイの大病院で治療中
祖父:80才、祖母の2度目の夫。Dとの血縁関係なし
おば:?才。1ヶ月前に薬物所持の罪で逮捕。現在チェンマイ女性刑務所で服役中
おじ:22才、日雇い労働者としてDの住む家で同居
いとこ:7才(おばの息子)同居中

救いようのない状況。

Dと会ったあと、すぐにチェンマイの病院に入院中の祖母に会いに行きました。気持ははやってもまずしなければいけないのは;

『親族がDと彼女のいとこを私の施設に預けることに同意するか』


答えはNO.でした。

『私(祖母)が退院したときに誰も面倒を見てくれる人がいない』

それが祖母の答えでした。


劣悪な状況で暮らしている子どもたち。

自分なりに全方向を見ての結論も、『血縁』の前には粉々に砕け散る、それを今まで何度経験したことか。

Dの場合も、親や親戚がしでかしたことの『ツケ』を、なんでこの子たちがかぶらんといかんのか?そう思いますよね。普通。。。

祖母が孫の将来を考えてくれるような人であれば、若いおじがいまの状況を認識し、姪やおいの将来を考えてくれるような常識を持ち合わせてくれるような人であれば。。。



いや、やっぱり諦めたらアカン!
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by karihaha | 2008-10-06 22:31 | ブログ | Comments(0)