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優しく、そして強くありたい

毎年いまの時期はなにかと行事や企画がたてこんでいます。

5月中旬からの新学年度としては、まず併設幼稚園の新入生の選考があります。今年は40人の応募者に16人を受け入れることにしました。なかなかの狭き門です。 選考基準の第一は『貧しい』こと。なにせ無料かつ週末や祭日以外は年間を通してオープンしている理由は、保護者が働きにいけるように、という配慮があるからです。

二つ目は今年からスタートの長期奨学金制度。小学生と中学生を対象に年間40人の枠に対し、チェンマイ全県から100人以上の応募がありました。財団のもう一つある事務所の担当者と手分けして応募者全員の家庭訪問をし、その上で選考するという本当に気の遠くなるような作業をしています。

この場合の選考基準は『貧しさ』の他に、『成績優秀』という条件が付加されます。

もう一つは今年から始まる小学生を対象にした補習クラス。貧しい家庭の子どもほど保護者の教育への関心がうすいと言う場合が多く、そんな子どもたちの勉強を補助したいと思っています。



みんなにニーズがあるのは分かった上で、ふるいにかけるというのは本当に精神的に疲れる作業です。全員を受け入れられればいいのでしょうが、それは夢のまた夢の話。

一人一人と会う段階で、「この子は問題ないじゃん」と思える子はほんの僅かです。金銭的問題はもちろんですが、それに絡む家庭的問題という課題と直面します。

エイヤッ!とバッサリ切りすてたあとも、心に引っかかるケースがいくつもいくつもあります。


子どもたちを通して、いやというほど厳しい現実を知らされるこの時期は心が重く沈む時期でもあります。
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by karihaha | 2009-02-28 15:18 | ブログ | Comments(2)

ショーック!でもないか

5月に始まる新学期からの奨学金受給者の選考に大わらわの今日この頃。今日も7人の申請者と会ってきました。

その中にAホームにいるセームの学校から、2人の生徒が応募していました。

校長との面談の中でセームのことに触れると、すぐに職員にセームを連れてくるようにと粋な計らいをして下さいました。しばらくすると『何か?』と言いたげなセームがあらわれました。

ずいぶん背が伸び、そのぶんホッソリしたように感じる彼に、「メーのこと憶えている?」と尋ねると、「?」の顔のあとに「憶えてない」というアッサリした答え。

『ショーック!』

でもそらしゃあないわな、仕事にかまけが90%、Aホームへの気兼ねが10%でかれこれ2年近く会ってないんやから。

担任の先生によると、非常にヤンチャらしい。妙に納得できるコメントです。その片鱗は4年前からありました。


「ホラ、あのN病院でセームが足を骨折していたときに会ったメーやんか」としぶとくダメだしするわたし。

するとようやく、「アー、思い出した」という彼は世渡りの術を身につけつつあるからなのか? 

いいよ、いいよ。セームが元気なことが何より嬉しい。お互いに元気でいようね。
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by karihaha | 2009-02-24 21:02 | ブログ | Comments(0)

自慢の。。。

うちの子たちはわたしの考えうるギリギリの判断で、親や親戚と暮らすよりは保護した方がいいと思って引き取った子たちが殆んどです。


子どもたちを受け入れてまずすることはセラピーです。

『満足にご飯が食べられなかった。 身体的・性的ハラスメントの危険にさらされていた。ケアをする身内がいなかった』

崖っぷちに置かれていた彼らの心の傷を癒す試みの一環として、『アート療法』を取り入れて来ました。それも功を奏したのか、子どもたちから過去の『傷』をうかがい知ることは出来ないとよく言っていただきます。

その副産物と言ってもいいのですが、今日嬉しいことがありました。

県代表として北タイ17県の小学校代表と競った絵画コンクールで、うちの小学校2年生3人の競作が一位になったそうです。これで次は北タイ代表としてバンコックでの全国大会に参加資格が出来ました。

昨日送り出したときは、「楽しんでおいで、17位でいいからね」と言っていたのですが。。。


こうなってみると何よりも嬉しいのは彼女たちの気持があの頃とは確実に変わって、‘普通’に成長しているんだと思えたことです。

こちらの努力にちゃんと応えてくれている、自慢の子どもたちです。
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by karihaha | 2009-02-04 21:41 | ブログ | Comments(3)