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5,000バーツ!!

ジェームが不慮の事故死でこの世を去って3週間あまり、様々なしきたりを精一杯やりこなしているテンモーのおばです。 私に出来ることと言えば、その間の日々を折にふれ写真で残しておいてあげることでした。

彼らの悲しみを癒すすべはいまはないけど、亡き息子のために時には分不相応とさえ思える弔いをしている両親が、いつの日か『精一杯やったんだ』と思える日が来たときのために。。。


今日も写真の一部を届けにいくと、おばは不在でした。夕刻かかってきた電話で、おばはその不在の理由を説明しました。

警察で加害者との話し合いがあったそうです。相手は山岳民族の17歳の少年。無免許、飲酒運転、その上車両保険をかけていなかったそうです。 少年は一命を取り止めたようです。

相手の保護者から提示された保障金は5,000バーツ、日本円で13,000円だそうです。
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by karihaha | 2012-03-27 23:28 | ブログ | Comments(0)

遠い道のり

先日村の小学校の学期末保護者会がありました。 事前に校長に保護者と少し進学率について話をしたいと申し入れてありました。この小学校に通う子ども達のうち、ビルマの難民の殆どの子弟が小学校を最後に学校を去ってしまうのを、なんとかしたいという気持からでした。

でも日雇いで一日120バーツ(300円)の賃金で働いている人々にとり、一日仕事を休むことは、その日は無収入を意味します。 それで、あくまで『ついで』に話が出来ないか、と考えた訳です。


c0071527_14512331.jpg当日、ビルマ難民支援のNGOスタッフを伴って到着すると、食堂を臨時の講堂にした会場は満席の盛況でした。これは校長の人望もさることながら、当日のメインイベントとも言える貯金の返還が控えていたからでしょう。

ビルマ移民の大半が銀行口座をもたない中、どの小学校も奨励している『生徒貯金』にことさら熱心な人々です。毎日5-バーツ、10-バーツと貯めていき、学年末には1年分を返還し、生活費や来年度の教育費に充てるそうです。


校長の配慮で、比較的進学率の良いタイ人には先に貯金を返還するべく退席してもらい、タイヤイ、パロング族というビルマ移民に残ってもらいました。その上で彼らの言語を話すスタッフが話しはじめました。

c0071527_14522927.jpgはなし始めると、一人また一人と退席する人々が目立ち、あれほど一杯だった会場に空席が目立ち始めました。待ちに待った貯金を受け取るのを一刻も待てないかのように、各教室へと去っていくのです。当日の議題の『進学奨励』が保護者の関心を引くかなかったかのかと失望を隠せないでいると、しばらくするとまた戻ってくる人々もあらわれました。そんな時でもNGOのスタッフは泰然自若としています。「彼らはそんなものですよ、時間がかかりますよ」と。

確かに一朝一夕で彼らの意識を変えるのは無理でしょう。でも小さな一歩にはなったと信じたい。会議後にNGOスタッフが配布したパンフレットやポスターを、先を争うように持って帰った彼らの、意識の片隅に残ったと信じたい。


はあ、道は遠い。
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by karihaha | 2012-03-25 14:53 | ブログ | Comments(0)

かご

メーオーナイ村民の主要な内職の竹かご作り。 村の保育園の先生に案内されて子ども達の家庭訪問をした時のショット。
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その製作工程は、まず村の近辺の森に入って竹を取ってきます。 それを細かく裂き、
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裂いた竹を天日乾燥し、
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編む
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かごは村やその周辺で栽培される野菜の出荷用に使われます。 全工程を終え、かごが完成した出荷値段は4バーツ(11円)です。 いえ、40バーツでも400バーツでもありません。 一日一人が平均10個完成できるらしいです。



メーオーナイ村はタイ第2の都市と言われるチェンマイから北へ70KMの村です。車の運転の出来ない私でも、公共交通機関を使って週に数回訪問できるぐらい比較的アクセスの良い場所にあります。 

つまり村人の生活環境から南へ70KM圏内では日本と同じようにiphoneが特別ではない, Starbucks Coffeeの一杯60バーツを許容範囲とする人々も住んでいます。
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by karihaha | 2012-03-20 22:28 | ブログ | Comments(0)

学期末

『早いもので』、という使い古された言葉をいまさらながらの表現手段にするのは躊躇われるのですが。。。

もう今年も3月、それも中旬になりあと1ヶ月でタイ正月のソンクラン。

その前に学校の長い夏休みの前の行事が控えています。期末テスト結果待ち。 卒業式参列。 それがすむとサマースクール。 がんばって欲しい子供達に来期の奨学金手配。

自分の『こだわり』の勉強も続けて。。。

いい時を過ごせています。

感謝!
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by karihaha | 2012-03-15 23:09 | ブログ | Comments(0)

あの日と今日

c0071527_092340.jpg早いものであの日から丁度1年。ここチェンマイでも追悼行事が行われています。

そして今日はジェームの葬儀が行われた日でもあります。大勢の人が参列してくださいました。16才という若さでこの世を去った彼の無念さ、断腸の思いで見送らねばならなくなった両親の悲しむさまをを見ていると、どうしても去年の今日お亡くなりになられた方々や、そのご家族に思いを重ねざるをえません。
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by karihaha | 2012-03-12 00:10 | ブログ | Comments(0)

非日常

ジェームが昨夜逝きました。

父親に苦渋の決断をさせることもなく、脳死患者がたどると言われる症状をたどって、器械で動かされていた最後の砦とも言うべき心臓が停止しました。

16才と5ヶ月でした。


大病院の今朝の遺体引取り所には遺族とおぼしき方々が集まっていました。私たちと同じように、愛する者を連れ帰るのを待つ人々です。 ジェームは事故死ということで検視解剖が行われているとか。 

順番が来て、病院の係り官に身を清められたジェームが用意したお棺に納められました。 若い彼には『一番似合わない場所』と直感的に思った場所に横たわりました。

これから3日間のお通夜を経て、今週土曜日に荼毘に付されるまではジェームと家族だけの時間は望めそうもないようです。


脳死状態という現代医学の進歩が生み出した時間は、家族と逝く人とが向き合うことが許されるためのものでもあるのでしょうか。 少なくともおばは事態を認めようとし、非日常であろうが対処せねばという気力が湧いてきているように思えます。そうすることで彼女の精神のバランスを保とうとしています。

それでも、彼女の愛した息子は愛や智を打ち負かした『肉』ゆえに暴力的に連れ去られてしまった、その現実を受け入れられるのはまだまだ時間がかかるでしょう。


一方、家に帰るジェームを見送ったわたしは、急ぎでもない翻訳作業に没頭しようとしています。
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by karihaha | 2012-03-07 23:04 | ブログ | Comments(0)

脳死

テンモーのいとこ、おばの長男ジェームが脳死と宣告されてしまいました。先週金曜日の夜、アルバイトの職場へ急ぐ途中のオートバイ同士の衝突です。

ジェーム16才、相手の男の子は17才。相手も同じ病院のICUに収容されています。双方共ノーヘルであったことが何とも悔やまれる重大な事態を引き起こしてしまいました。


あの日以来つきっきりの両親にきょう、医師からこれ以上の延命治療は本人を苦しめるだけだから生命維持装置を外すという話がありました。泣き疲れたかのようなおばは医師の言葉を受け入れるかのようでしたが、おじは断固として同意書へのサインを拒みました。

現実を受け入れるのを拒否するがごとくICUには一度入ったきりのおじは、私たちが報告する器械がはじきだす数字に一喜一憂をしていましたが、医師の申し出に「もう1週間、2・3日でもいいから様子を見させて欲しい」と懇願し、「ジェームが自然に逝くのならまだしも、親としてそんな決断は出来ない」と言ったそうです。

その後駆けつけた私には「誰が諦めても父親と母親は最後まで諦めてはいけない。連れて帰れるようになったら家で面倒をみる」と言いました。


私の知る限りおじはテンモーを溺愛してはいても、実子であるジェームと次男には本当に厳しく当たる人でした。体罰は勿論のこと、愛情表現は全くと言っていいほどなく、子ども達は父親はテンモーだけを愛していると常々言っていたほどでした。それでもぐれもせず育ってきたのはおばの姿を見てきたからでしょう。

人目につかないように隠れて泣いているいまのおじの姿は、意外であると同時に心を衝かれます。結局愛情表現が人一倍下手な人だったのでしょうか。父親とはそういうものなのでしょうか。ジェームがこのことを知ったらどれほど喜ぶでしょう、いやとまどって照れるかな。


今日、所用で出かけたショッピングセンターで見かけた若者達、家族連れ。ジェームは16才で死んではいけないとつくづく思いました。まだ人生のホンの入り口に差しかかったばかりだというのに。。
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by karihaha | 2012-03-06 04:14 | ブログ | Comments(0)

やっと完成!

昨日3月1日は去年からの苦労(?)が晴れて実を結ぶ日でした。村の小学校支援のきっかけになったとも言える学習センターの完成披露が行われたのです。

式典に間に合うためにいつもよりずっと早いバスに乗るべく、早朝5時起床で会場に駆けつけました。学校では会場の最後の仕上げのためすでに先生や生徒たちが立ち働いていました。

「よし、写真を撮っておこう」とカメラを構えると、まさかの『カードがありません』の表示がでました。そう、前々日に撮った映像をPCに取り込んだ際に差し込んだままにしてしまったのです(泣)。

写真はカメラ班の先生にCDに焼いてもらうことにしたものの、肝心なときのこの有様は私らしいと言えば言えるかも。。 がっかりです。

それはさて置いてセンターは多くの方々のご支援をいただいて、去年7月に見た廃墟のような建物から見事に立派な学習センターに生まれ変わりました。今後このセンターをどのように活用していってくれるのかは、先生や生徒たちのモティーベーションとやる気にかかっているのですが、いまは、これほど早くに完成させられるとは思ってもいなかったことが出来た達成感にひたっているところです。


                 生徒の保護者たちによる園内の通路作り
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(式典の様子はCDが手に入り次第アップします)
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by karihaha | 2012-03-03 00:11 | ブログ | Comments(0)