<   2012年 07月 ( 2 )   > この月の画像一覧

国際エイズ学会

2012年度国際エイズ学会がアメリカのワシントンDCで開かれています。7月22日から27日までの会期中に、世界190カ国以上から2万5千人が参加しています。

1981年に初めてエイズウィルスが確認されてからの30年の間に、3千万人以上の命を奪い、いまもなお世界で3千5百人以上の感染者がこのウイルスに犯されています。

この30年間を大きく3つに分けると、最初の10年は有効な対策もなく、予防に終始しました。そして2期目の10年間の間に効HIV薬が開発され、直近の10年間ではその開発が飛躍的な成果を挙げ、HIVの啓蒙教育も効を奏してここタイを例にとっても乳児の母子感染率が一時期の25%から0.4%にまで落ちています。

私の経験した中でも、ほんの10年前まではとても就学期迄は生きられないだろうと、学校に行かせずに、その日までは楽しいことだけの生活をさせようとする児童養護施設もありましたが、現在では薬のお陰で中学・高校はおろか大学にまで行っている子ども達もいます。

薬の開発も日進月歩でつい最近も『Truvana』という薬がアメリカで認可されました。この薬はHIV非感染者が服用し、感染者と非感染者が接触した場合に非感染者の感染リスクを75%軽減できたという結果がでたようです。

ただ、男女間の接触の場合は避妊具が一番有効な方法だと思うのですが、たとえば医療従事者の医療事故を防ぐという意味では有意義な方法かもしれません。私の知り合いのドクター・イブもボランティア中に誤って患者に刺したあとの注射針を刺してしまって、結果が出るまでの3ヶ月間抗HIV薬を服んだことがあります。

話は戻って国際エイズ会議の今回のテーマの一つは、HIVウィルスを体内から撲滅させるための薬の開発ということらしいです!

もしそれが実現したらこんなに素晴らしいことはありません。特に母子感染した子ども達にとって朗報中の朗報ということになるでしょう。

癌の特効薬もまだ開発されないいま、難しいとは思いますが、いままでの30年間の歩みを見ていると決して不可能ではないかも、と大いに期待しています。
[PR]
by karihaha | 2012-07-24 18:23 | HIV・AIDS | Comments(0)

もう7月

またまたポスティングに間が空いてしまいました。

その理由は私的な理由(引越し)があるのは勿論ですが、あのHIVに感染している赤ん坊の件で、実に残念な状態になって脱力してしまっているのも一因かもしれません。

再会で赤ん坊が刑務所とは言え、安心・安全な場所に居るということをご報告しましたが、その後数日してから、母親が釈放されたと聞きました。

以前住んでいたアパートに荷物を取りに来たことで分かったのですが、薬物所持の再犯と不法滞在に関して、結局これと言ったお咎めがなかったということになります。その結果赤ん坊は母親共々再び行方不明になっています。

タイの司法制度の詳しいことは分かりませんが、あまりの予想外の展開に唖然としてしまいました。前回刑務所の係り官と話をした時点では、薬物所持については罰金等で免責されるかもしれないが、不法滞在については国外退去等の処置が下されるだろうとのことだったのに。。。

刑務所に行って母親と面談しようと思っていた矢先のことで、その後も母親から連絡がないと言う時点で、赤ん坊の安全を確保するために協力したかった気持が完全に行き場を失ってしまいました。

これ以上何ができるのか、その答えが見つからないまま母親からの連絡を待つ日々です。
[PR]
by karihaha | 2012-07-19 21:27 | ブログ | Comments(0)