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1cm

ヌット先生の誕生日にケーキが用意されました。

お昼寝から目覚めると、「ケーキを食べるよ!」という先生の掛け声に電光石火の速さで飛び起きた子供達。 

円陣を組んだ子供達の真ん中でおごそかにケーキを切り分ける先生。その手許を真剣に見つめる子供達の目。

タイ独特の『ハッピーバースデイ』だけを繰り返すバースデイソングのあと、配られたケーキは厚さ1cm! つい先日13歳までケーキを食べたことがないという少女に会ったばかりなので、5・6歳の彼らにとっては待ちに待った美味珍味なのかな?

そう言えば支援金からブドウを買ったよという報告を受けたときのこと。 高くて普段は手が出ない、絵でしか見たことのないこの果物に喜んだ多くの子どもが、保護者に興奮して話したそう。そのときも2粒ずつ。

次の私の誕生日にはせめて2cm、倒れないケーキを食べさせてあげたいなあ。
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by karihaha | 2013-06-30 16:57 | ブログ | Comments(0)

やっと雨季

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やっと本格的な雨が降り出した遅れに遅れた今年の雨季。 それでも自然の恵みは巡ってきています。 この時期楽しみなのは数々の果物。 通年食べられるパパイア、すいか、バナナは勿論のこと、ライチ(レイシ)、マンゴスティン、マンゴー、ランブータン等々が市場に出回っています。 

私の場合はヌット先生が果樹園を持っているため、行くたびに何か持たせてくれ、一人では多すぎる量をアパートの受付におすそ分けしたり、冷凍庫で保管しその都度ジュースにしたりしています。


さて、今週もチェンダオへは定期バスを利用しました。目的地に着く直前に屋台を広げている果物売りに声を掛けている運転手。 3箇所目でやっと交渉成立のようでバスはしばし停車。運転手も下車。車窓から見ていると、ランプータンを購入していました。 視線を感じたのか私にも「買う?」とジェスチャー。いらない、とこちらもジェスチャーで返す。10kgほど購入したあと、バスは再び発車。


その間運転手からは何の説明もなく、乗客たちからも質問なし。ただ黙って待っているだけ。


タイ人のこのユルユル感、嫌いじゃないです。
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by karihaha | 2013-06-28 20:08 | ブログ | Comments(0)

さじかげん

スクサソンクロ(政府系の寄宿学校)で学ぶMemeeから定期的に電話がかかってくるのは、「次いつ来てくれるの?」という催促のため。

自宅からは30分ぐらいの距離なので、負担にならず気軽に腰をあげられるのは助かっているのは確かだけど、週末のみの面会に都合がつかなくて確答できないときの、さもがっかりした声を聞くのもつらいものがあります。

先日も電話があり、次の日曜日に行くよと言うと、小さくてもいいのでバースデイケーキを買ってきて欲しいと言う。友達のバースデイがその翌日にあるのでとのことだが、私の知っている子?と聞くと、まだ会ったことがない友達らしい。

断るのも大人気ないと思い、しぶしぶ承知すると、その前日にろうそくも忘れないで、とさらに電話がかかってきた。


確かに会いにいくたびに、友達がついてきて紹介される。それまでは一度もなかった保護者面会が嬉しくて自慢したいのだろうと、その何人かには誕生日ということで小さなプレゼントをしたことがある。 でも一度も会ったこともない友達にまでは。。 そんなことをしていたらこの先何人に膨れ上がるかわからない。これはちゃんと話をして、プレゼントをしたいなら、たとえ鉛筆1本でも自分でできる範囲でするように言わねば。


当日、正門脇のテーブルではMemeeと3人の女の子が待っていた。 翌日が誕生日という友達にも紹介された。 先日の父兄会に父親が来なかったと泣いていた、気になっていた少女だ。 Memeeによるといままで一度もバースデイケーキを食べたことがないらしい。 

そういうことならケーキを持ってきてよかったと思う一方、今後のためにもちゃんと言っておいた方がよいと思い直したりする。子どものしつけの『さじ加減』に頭を悩ます出来事でした。
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by karihaha | 2013-06-25 19:40 | ブログ | Comments(0)

お母さん!

フランス紙を読んでいると面白い(?)記事がありました。

いまフランスはバカロレア(大学入学資格試験)の真っ最中。この試験は高校課程終了後の大学進学希望者が受け、これをもとに進学出来る大学が決まります。

今週英語の試験があったときのこと。試験後52歳の受験生が拘束されました。ローウエストのジーンズにバスケットシューズという『若作り』で工夫したにも関わらず逮捕されたのは、19歳の娘の替え玉受験が発覚したからとか。

その経緯は、年齢が18歳から19歳の生徒たちの中で際立っていたのが理由ではなく、試験官がたまたま娘が哲学の試験を受けたときの試験官と同一人物で、娘の顔を覚えていたらしいのです。ちなみにこの試験は年齢制限がなく、社会人になったあとでも希望すれば受けられるらしいです。

試験官の判断で試験中は騒ぎ立てず、試験が済み、他の生徒達が去ったあとの逮捕劇だったとか。記事によると、母娘とも刑法に問われ服役の可能性、罰金そして娘は今後5年間試験を受ける資格を剥奪されるそうです。

そこまでして。。と思うのですが、それにしても、その得点が気になるところ。
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by karihaha | 2013-06-22 21:45 | ブログ | Comments(0)

出会い

チェンダオ病院の理学療法士のお二人にお願いして、身体障がい者の方々の家庭看護に同行しました。病院でのセラピーは行われているのですが、遠方で来れない人達のために定期的に出張看護をしているのです。今回は病院からほど近いお宅2軒と、ビルマの国境に近い村を訪問しました。

一人目は1歳3ヶ月の男児。 脳性マヒでまだ首もすわっていません。タイヤイ族の母親とタイ人の父親。それと祖父母と娘さんの5人家族で家族の年収は年10万バーツ(30万円)とか。いままでも何度も入退院を繰り返しています。

二人目は11歳の少女。小頭症。野菜カゴを編む内職をして生計を営む祖母がずっと面倒をみています。 両親とも行方不明というのはテンモーと似た境遇です。

そして三人目はやはり脳性マヒの7歳の少年。 中華系の移民で、両親を含めタイ国籍はありません。少年の医療費は幸いなことに『皇女さまのプロジェクト』の特別な計らいで無償ですが、障がい者や65歳以上の高齢者にある、月500バーツ(1,500円)の給付金の権利はありません。7歳にして体重も10kg未満。身体中の筋肉が膠着していますが、病院にセラピーに連れていこうにも、交通費の負担に耐えられないと。

母親が妊娠3ヶ月のころにサソリに噛まれたのが原因と、村の古老は言っているそうですが、いずれにしろ、年収10万バーツに満たない家計で、小学生と幼稚園の娘を家計を抱えながらの障がい者看護に母親の苦悩がみてとれました。

日本のそれも完璧とは言えませんが、タイの身体障がい者への社会福祉はまだまだの域を出ません。施設、教育機関が全くと言っていいほど整っていないのです。 彼らはおのずと家族の大きな愛と犠牲に頼らざるを得ません。一方、特に貧困家庭はその負担に耐えられず、何とか手放す方法はないか、と理学療法士に相談をもちかける親族があとを絶たないそうです。しかし幸いなことに、今日出会った3人の子どもの家族は何としてでも面倒を見続けると言っているとか。

私もテンモーを始めとして、たとえ小さな支えでもと、この10年間動いてきました。ここで出会ったのも何かの縁です。これからは最低でも月一回は理学療法士に同行して、家族を支える活動をしようと思っています。
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by karihaha | 2013-06-20 18:14 | ブログ | Comments(0)

転任

メーオーナイ村のシン校長が新任地に赴任したのは去年11月の2学期からのこと。

山岳少数民族が大多数を占める、山間部にあるこの学校は、生徒の学力以前の問題が山積みでした。 居住環境、父兄への教育への啓蒙活動、生徒の出席率。短期間に着々と課題にとりくんでいました。

ところが、この6月からまた転任することになったのです。ある学校が存続を問われる危機的な状況になり、その問題解決のために抜擢されてしまったのです。

シン校長はもとより、私もこの学校が大好きでした。私の場合は、北タイの山間部の田園風景の美しさを凝縮したような立地に魅せられたのが主な理由ですが、校長は全てに恵まれないこの地で学ぶ生徒たちのためにと、やりがいを感じたのが第一の理由でしょう。今回の突然の転任に皆が驚き、惜しんだのですが、それは生徒たちも例外ではありませんでした。

先生が転任した日、生徒の一人から電話がありました。 彼女は私の奨学金プログラムの生徒の一人です。リス族で中学3年生、生徒会副会長をしています。 ひとしきり校長先生の話をしたあと、躊躇いがちに奨学金の話をきり出しました。

校長先生が転任しても奨学金を継続してもらえるのか、と聞いてきたのです。 私とシン校長とは友人に近い関係で、そのためもあってスタートした奨学金です。 その事情を知っている生徒が心配したのでしょう、多分奨学生5人全員の代表として、勇気をもって電話してきてくれたのでしょう。

そういう生徒が好きです。 与えられるのを待つのではなく、貰えなくても『マイペンライ』ではなく、現実の変化をしっかりと自分のこととして受け止め、対処しようとしている。

「もちろん約束した期間は継続するよ」と言うと、ホッとした様子が感じ取れました。

それにしても、6ヶ月間は短かすぎます。新任地の父兄が是非にと要望したらしいのですが、今度はいままでの学校の父兄や、地域の住民が教育委員会に陳情に行くという騒動になっているとか。

人気があると言ってしまえばそれまでですが、何より、学校と地域になにか良い変化があると予感していただけに、残念でなりまりません。

今度の学校は幹線道路沿いの、設備もかなり整った学校です。今回の人事ではまたまた弱者が置き去りにされたと思えてなりません。
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by karihaha | 2013-06-16 17:42 | ブログ | Comments(0)

金の価値ある健康保険

脳性マヒ障がいのBuuの健康保険の期限切れに合わせ、チェンダオ病院へ行ったときのこと。

訪問を伝えておくと、ヌット先生からBuuはまた入院したとのことで、直接病院に向かうことにしました。知人の校長先生の奥さんがこの病院で看護師をしているので、まずは会いにいくと、Buuは昨日退院したとのこと。

とりあえずは手続きだけでもとお願いすると、奥さんのお陰ですべてスムーズにすすみ、精算段階で要求された保険料は、何と365バーツ(1,100円)。過去2年間は1,300バーツだったのが、4分の1になっていました。何でも政府の新しい方針でそうなったとか。 

これに各通院・入院毎に30バーツを支払えばいいだけです。タイの国民健康保険については、何度も書いていますが、何とも太っ腹なものです。 Buuなどは一日365バーツと言われても文句を言えないぐらいの頻度で病院にお世話になり、その上私が出会うまえの数ヶ月間は保険もなく、集中治療室での手当て等合計20万バーツ超えの治療費は未払いのまま。これについてもその後催促されたことは一度もありません。 まさしく『アメージング・タイランド』。 

ちなみに手続きに要した書類は、ビルマ難民の父親のタイ人雇用主の身分証明書と住居登録のコピー、それと本人の出生証明、これのみ。

これで少なくとも今後一年間は医療費の心配をしなくて済みます。
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by karihaha | 2013-06-13 21:28 | ブログ | Comments(0)

完成

奨学生選抜の家庭訪問の際に知った‘驚き’のトイレを何とかしてあげようと材料費を寄付したのは夏休み前の3月中旬、休みが明けてその成果を見にいくことにしました。

生憎家族は留守でしたが、完成したトイレは鍵がかかっておらず中を見ることが出来ました。出来ばえは‘素晴らしい’というほどのものではありませんが、まずは壁があるというだけでも良しとしましょう。これなら思春期の女の子二人の姉妹も安心して用を足せるでしょう。「ちょっとトイレを貸して」ということも可能になりました。

可笑しかったのは、トイレには鍵が掛かっていなくても、『母屋』には掛かっていたこと。

どう見ても、いまやこのトイレが家の中で一番人間らしく整っている場所だと思うのですが。。

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by karihaha | 2013-06-10 21:16 | ブログ | Comments(0)

ムス族の村

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北タイのよさの一つは自然の豊かさです。 ここチェンマイ市内からも北へ30分も車を走らせると田園風景が広がり、その景色は私のチェンダオ通いの楽しみの一つになっています。

この写真の村はチェンマイから100kmぐらいの山間部にある山岳少数民族、ムス族の村の遠景です。村へはメインロードから入ったダートロードを行くことおよそ15分で着きます。

チェンマイ市内の喧騒からは想像もつかないような、タイムスリップでもしたかのような時間が流れている村です。

電気は村人共同管理のソーラー発電、水は井戸水というのは同様な村々の基準では良い方のクラスになります。この周辺はトレッキングコースにもなっており、観光客の宿泊施設として、僅かながら現金収入もあるようです。

見た目は桃源郷とでも言えるこの村ですが、村の抱える問題の一つに教育があり、生徒の出席率が極端に悪いそうです。村を愛する外国人が、子ども達の通学用の車代を負担してくれているにも関わらずのこの現状を打破すべく、校長自ら村長や父兄に教育の大切さを説いて回り、登校を促しているとのこと。

タイの格差社会を埋めるきっかけになるはずの教育ですが、一部の地域では2013年のいまもまだこのような現実があるのも事実です。
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by karihaha | 2013-06-04 02:22 | ブログ | Comments(0)

保護者会

6月最初の土曜日の昨日、ミミーが籍を置く政府系の寄宿学校で今学年最初の保護者会があるとのことで出かけてきました。

チェンマイ市内からは車で15分ぐらいのこの学校には、主に周辺山間部の山岳少数民族の生徒が寄宿しています。 この種の学校は北タイ17県だけでもおよそ8校あり、授業料・寄宿費・食費すべて無料ということで、主に生活困窮家庭の子女が学ぶ場となっています。

当日、学校のゲート前には生徒達が保護者の到着をいまかいまかと待ちわびていました。ミミーもその一人で私の姿を見つけ出すといかにもホッとした様子が見てとれました。 私も保護者の立場でこのような会に参加するのは初めてですが、ミミーも過去3年間の在籍中初めて保護者が来てくれたとか。てっきり前にいた財団の担当者が来ているものと思っていたのに、可哀そうなことをしました。

会場には民族衣装を着た父兄が目に付き、他の学校のそれとは大いに趣きが違います。 校長によると全校生徒888人。 これらの生徒たちのために政府がいかに多大の費用と労力で彼らの子女の教育に力を入れているかという、私にしたら少々押し付けがましくも聞こえるコメントが話の端々にあったのが気になりました。

その他際立った違いは、『麻薬撲滅』・『禁煙運動』のキャンペーンがトピックに上がっていたことでしょう。確かに北タイの山岳少数民族の麻薬売買に関わる犯罪は連日のようにマスコミに取り上げられています。これは明らかに父兄向けのキャンペーンで、このような場での啓蒙活動が必要なほど、ここタイでの薬物問題が深刻だということの象徴だと思います。

生徒数の大半は中・高校生で、これは出身の山間部の村々に小学校までしかないことを表わしています。 周辺地域の学校に通うには交通費も含めて費用面での問題で、親許を離れることになっても致し方がないということなのでしょう。でもドロップアウトも多く、象徴的なのは中学1年生が四クラスあるのに、2年生以上は2クラスだということです。原因としては、盗み・いじめはもちろんのこと、山岳少数民族特有の早婚、労働力確保という、この学校に限らずの普遍的な問題があります。


でも昨日の会では大きな体育館が一杯になるほど盛況だったのが、将来への明るい兆しのようにも写りました。
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by karihaha | 2013-06-02 16:47 | ブログ | Comments(0)