<   2014年 06月 ( 6 )   > この月の画像一覧

エッ!赤ちゃん!?

c0071527_15473143.jpg

早いもので今年も半分が過ぎようとしています。今年前半はタイでもクーデターがあったり、個人的にも何かと慌しい日々でした。

さて一時帰国もあり遅れていた2557年(仏暦)一学期分の奨学金授与も、今週の2校の生徒たちへの授与で一応終わりました。現在奨学生は25人余りですが、必ず面談して様子を見たり、継続が妥当かどうか評価するこもあり、思いがけず時間のかかる作業です。それでも中には半年振りに会う子供たちもおり、成長を感じたり、明るく振舞っているのを見るのは楽しいものです。

でも子供たちにとっては半年ぶりの面談に内心戦々恐々でもあるのでしょう。というのは面談の際には前期の成績、出席率、担任教師の総合評価という『踏み絵』があるからです。奨学金授与の基準はもちろんそのすべてが改善されているのが理想ですが、例えば成績の場合は少し下がっていても、本人の努力の跡がみられたらパスする場合もあります。つまりケースバイケースです。


チェンダオ郡(チェンマイから90km)の風光明媚な山間部に位置する学校は、遊びに行くには理想的な環境です。その学校で学ぶ450人足らずの生徒たちの大半が山間民族の師弟です。そのうち去年は6人に奨学金を授与していましたが、2人が中学を卒業したこともあり、今年度も残り4人に継続するかどうかの評価です。

結論として中3の2人と中2の1人には継続、中3の1人はペンディングにしました。 ペンディングの理由は成績が格段に悪くなったと同時に、出席率が80%、つまり平均して1週間に一日は不登校ということになります。

生徒たちに席を外してもらったあとの先生との懇談は、もっぱらこの生徒の急激な変化の理由です。すると先生は「多分ボーイフレンドができたから」と言うのです。 学校では使用を禁止されている携帯電話をこっそり使って話しているのを注意することも多いとか。

それ以上に驚いたのは今年中3を卒業したリス族の少女、この少女には私も僅かですが学校への交通費や、自宅のトイレ建設で支援をしていたのですが、今年になって出産したと言うのです。本当に真面目そうな少女で、その病弱な妹とともに好感をもったのが支援のきっかけでした。

先生は「彼女が望んだのではなく、リス族の伝統として、親が同意すれば一方的な婚姻関係が成立する」と言います。 そう言えば私も何度もその種の話は聞いてはいたことを思い出しました。


ペンディングにした少女には今期の成績と出席率が改善すれば奨学金を再開すると伝えると共に、彼女を含めて他の少女たちには、『結婚・妊娠・出産は絶対ダメだよ』と付け加えねばならないなどは、この環境にいる子供たちだからこそでしょう。

でも一番重要なのは親たちの意識改革だというのは、以前からの重い課題ですが、今年の卒業生の1人、旧奨学生の同じリス族の女学生が地域では一番の高校にすすんだのは、小さな明るい変化の兆しだと思うことにします。
[PR]
by karihaha | 2014-06-29 15:51 | ブログ | Comments(0)

希望の光?

先日出かけたメーサイは、ミャンマー(ビルマ)との国境にあるため、ビルマを経由した中国製品が大量に出回り、チェンマイよりは安価で買える場所です。 今回は友人のショッピングの時間待ちの間に、結局子供たちへの下着や、学校用の靴下を買いました。

そしてそれを渡しがてらNamuuの学校へ行くことに。 実は車の運転できない私が彼女に会うには叔母の経営するホテル内のレストランが一番便利なのですが、本音で話しをできるのは叔母抜きの方がよいということで、不便な場所にある学校に出かけて行っています。

今回も終業時間を狙って行ったのですが、少し早く着きすぎました。 ちょっと待っていようかなーと遊具に腰をかけてフト見ると、狭い校庭で体育の授業をしていた一団の中にNamuuの姿が。 邪魔をしないように声をかけずに見ていると、視線に気づいたのかすぐに駆け寄ってきました。

少し話しをして、でも「授業が終わるまで待っているから行っておいで」と言ったのですが、またすぐに、「先生が‘お母さん’と一緒にいなさい」と言ってくれたと戻ってきました。 先生、ありがとうございます。


Namuuはその前日に母親と刑務所で会っています。実はそのことを聞きたくて行ったのです。その日は私も以前勤めていた財団からの服役者の子弟への奨学金授与式ということで、いつもの柵越しではなく、2時間(普段は15分)も一緒に居れたそうです。それでこんなに明るい表情なんだ。

母親から『財団にもう一度引き取ってくれるように刑務所を通じてお願いし、了承を得た』という話があったそうです。前回会ったときにそう相談するように、と言っておいたのを実行したようです。一方私の方もこの件では元部下と何度も話し合っていました。 でもこの2ヶ月ぐらいは『検討しています』というだけで、確たる返事をもらっていませんでした。

で、その話を聞いた後確認のメールを入れたのですが、まだ返事がありません。まあ、色々大人の事情があるのでしょうが、Namuuを失望させるようなことだけはしないようにして欲しいと思っています。


学校からの帰り、車がつかまらず、気分的にも歩きたくなり川沿いの道を進んでいると、丁度雨季特有の雨が降り出しました。 民家の軒先で雨宿りをさせてもらいながら、『寂しくなるなー』という思いが湧いてきます。頼り切ってくれている子供を旅立たせる親の気持の幾分かでも味わっているのでしょうか。

でも、中途半端なKarihaha(仮母)という自分のスタンスを考えると、一番良い選択肢なんですよね。
[PR]
by karihaha | 2014-06-22 15:08 | ブログ | Comments(0)

Ahtit

c0071527_1939469.jpg

メーサイはチェンマイから北へ250km行ったミャンマー(ビルマ)との国境の街です。今回は友人のビルマ側でのショッピングに便乗して、奨学生の一人Ahtitに会いにいくことにしたのです。

便乗と言っても、Ahtitのいるお寺はずっとチェンマイ寄り(90km地点ぐらい)と分かってはいたのですが、バスを降りてからの小道に交通機関がないため、念のため友人の車に同乗させてもらうことにしたのです。結局随分遠回りをすることになってしまい、彼の寄宿するお寺に着いたのは夕刻6時ぐらいになってしまいました。

電話で呼び出した彼は小坊主さんの姿になって現れました。 去年再会した時点では今年度から地元の中学校に行き直すように、と薦めていたのですが、一時帰国後連絡してみるとこのお寺にいると言われ、驚いたものです。

話を聞いてみると、『同じ村の友達と一緒に移ってきた。今は寺から別の場所にある、寺院付属の中学校に通っている。毎朝四時に起きて寺仕事をしたあとは月曜日から金曜日まで通学している』と。

『食事も3食摂れるし、毎日楽しい』と言います。お寺の修業もあるだろうけど、何より笑顔で寺での生活を話してくれるAhtitに、これで良かったのだと一安心。3年遅れの中学入学、それに学習障害のある彼が今後ついていけるのか、というのが気になりますが、優しくて愛される性格の彼ですから、周囲もきっと助けてくれるでしょう。 
[PR]
by karihaha | 2014-06-17 19:40 | ブログ | Comments(0)

メーサイでは

先週末にはクーデター以来発布されていた夜間外出禁止令も撤回され、平常に戻りつつあるチェンマイ生活です。 戒厳令はまだそのままですが、とは言っても何度も書いているように戒厳令は発布以来日常生活にさしたる影響もなく、どちらかと言えば夜間外出禁止令の方がインパクトがあったので、今回の撤回は気分的にもホッとしています。


だからと言う訳でもないのですが、先週末には少し遠出をしてミャンマー(ビルマ)との国境の街、メーサイに行って来ました。 友人がビルマ側でショッピングをするというのに便乗してきたのです。私は買い物目当てではなく、メーサイのずっと手前のウイアンパパオという街の寺に付属する学校で中学一年生をやり直しているAhtitに会うためですが、車でないとその場所には辿り着けないかもしれないと聞き、友人に頼み込んで一緒に行ってもらうことにしたのです。


メーサイはビザランと言って、一か月毎のビザ延長のため昔、通いつめたところです。友好橋の前ではビルマに向かう車が長蛇の列を作って検問を待っていました。三輪改造車や古ぼけたトラックは以前から見慣れた光景ですが、その中に混じってビルマのナンバープレートをつけた高級車も数多く見かけました。近年の市場開放と経済発展の象徴ですね。
c0071527_23421361.jpg

それに引き換え以前は長蛇の列を作っていたビザランらしき外国人の姿が極端に少ないのです。これもクーデターの影響で外国人観光客が減っているのと、最近になって[ノービザ滞在者]への締め付けが強化されている影響なのでしょう。つまり今まではノービザでの滞在期限の前に一度国を出れば、またすぐに戻ってきても前の分はクリアされ、あらたに(日本人の場合)30日の滞在が許可されていたのですが、このような抜け道が許されず、「ちゃんとビザを取って来なさい」という至極真っ当な言い分が徹底されようとしているのではあるのですが。。


それにしても観光立国でもあるタイで、それでなくてもクーデターで大打撃を受けている観光産業に追い討ちをかけるような厳しい政策を打ち出し続けるこの国。 

昨夜久しぶりに行った中華料理店の店主が、「この一週間は毎日売り上げが2千バーツ(6千円)にもならなかったよ」とこぼしていました。ここはチェンマイでは値段の割りに本格的な物を食べさせるという、知る人ぞ知る名店にも関わらずです。

今の軍事政権。これからもタイ人ばかりではなく、外国人にもどんなことを言い出すのかと、戦々恐々といった気分にもならされます。
[PR]
by karihaha | 2014-06-15 23:43 | ブログ | Comments(0)

得度

奨学生の一人、中学2年生の父親が急逝したという連絡が入ったのは週明けの月曜日のこと。

長い間心臓病を患い、近年は入退院を繰り返していました。でも最近会ったときは処方薬が変わって、驚くほど身体が楽になったと言っていたのに。


通夜にかけつけてみると、葬儀は土曜日に行われると聞きました。 葬儀まで随分間が開きますが、これはタイでは珍しいことではありません。特に木曜日が月齢を元にした仏日に重なるため、忌事は避けなければいけないこともあります。

家族の収入は父母が週末の歩行者天国で骨董品を売るのに頼るのみで、いくらタイ式とは言えお葬式の費用はどうするのだろうと言うのが心配の種でした。 しかし張り出されてあった紙を見ると、毎日お通夜の主催者の名前が違っています。タイではこのように個人、あるいは団体がお通夜の費用をタンブン(寄進)する方法が取られることもあります。

Dewの父親の場合は、親戚の他には、彼の通っていた小学校や現在通学中の中学校がそれぞれ一夜ずつタンブンしていました。 彼はどの学年でも常に学校対抗や行事の代表に選ばれていましたから、先生方の思い入れも深いのでしょう。
c0071527_13111.jpg


葬儀の日にはDewはこちらの習慣に則り、お坊さんの姿になっていました。親や親戚が亡くなれば、長男や一家の男の子が得度するのがならわしです。 とは言ってもこの姿は2・3日のことで、本格的に仏門の勉強をするわけではありません。これも普通のことですが、Dewの友達も一緒に得度してくれていました。

彼はまだ12歳。 可愛いと言ってもいいぐらいのお坊さん姿だからこそ、そんなに早くに父を亡くしたことが哀れでなりません。
[PR]
by karihaha | 2014-06-09 01:02 | ブログ | Comments(0)

早っ!!

タイの情勢については友人・知人からもご心配をいただいていますが、生活実感としては細かいところを除いては普段と変わりありません。

2・3日前には衛星放送の一部も放送が再開されたり、夜間外出禁止令も0時1分から四時間ということで、普段でも夜はあまり外出しない私など一番影響がない人間かもしれません。

あんまり暢気に構えているのもよくないのかもしれないけど、このままソフトランディングで行ってくれればいいのに。



そんな中、ちょっとビックリ&感心したことがありました。

昨日のことですが、思い立って台湾のある書店に本の注文をしたんです。中国語が分からないので、Google翻訳を助けに注文が終わったのがこちらの朝10時ぐらい。すぐにコンファメーションが来て、3日から7日で届きますよー、と連絡がありました。

すると今日のお昼前、EMSから「届け物があるんですが、正確な行き方教えてくれますか」と電話。「まさか?!」と思ったんですが、それから数時間後に届きました! あのA○AZONもビックリです。
c0071527_22415812.jpg

台湾側の迅速な対応もさることながら、一番ビックリしたのはこのタイでもそんなサービスを受けられるなんて。 ましてやこの時期に。。


このクーデターの影響で公務員の給与の遅延があったり、政府買い上げの米代金の農民への支払いが滞っていたりしていると聞いていますが、プライベートセクターはちゃんと機能しているという証?
[PR]
by karihaha | 2014-06-06 22:43 | ブログ | Comments(0)