<   2014年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧

ハッピーバースデイ

25日のクリスマスの日。 いつも会いに行くNamuuの学校へは、今月はこの日をえらんで行くことにしました。特別の日ということで、Namuuはもとより彼女のクラスメートに心ばかりのお菓子を届けたかったからです。

終業時間より少し早い目に着いてしまったのですが、いつもの通り2階から見下ろしている女の子に見つかってしまいました。するとNamuuが急いで走りよってきて、その後を追う友達たち数人が口々に、「明日はNamuuの誕生日だよ!」と言っています。

「しまった!」すっかり忘れていた。でもこれを誕生日会のプレゼントにすればいいか、と即方向転換。
c0071527_20104716.jpg
 

クラスメート21人にお菓子を配り終わったあとは、先生の配慮で皆で『ハッピーバスデイ』の大合唱です。前にも書きましたがこちらのそれはただただ『ハッピーバースデイ』を繰り返すだけですが、Namuuの恥ずかしくて、でも嬉しそうな顔がなんとも可愛らしい。

色んなことを我慢して生きている彼女ですが、その頑張りが少しは報われたのではとその顔を見ながら思いました。



そしてもうすぐお正月。こちらのお正月は四月のタイ正月がメインですから、1月1日のそれはクリスマスと同様にローキーです。 でもやっぱり日本人としては少しはお祝いしたいところ。 前回帰国したときに万難を排して持ってきたホームベーカリーでお餅を、そして通販で買いその値段の倍以上の運賃やこちらの税金をはらった圧力釜で黒豆を、と少しは新年らしいお膳が用意できるかな。

それでは皆様方も良いお年をお迎えください。
[PR]
by karihaha | 2014-12-29 20:14 | ブログ | Comments(0)

晴れ衣装

年も押し詰まり訪れたMemeeの学校ではこの日たまたま各民族毎の衣装コンテスト(?)が開かれていたそうです。

ここ北タイでは、特に学校ではランナ王国の伝統を守る意味もあり民族衣装を制服として着用します。 この無料の政府系寄宿学校は山間少数民族の生徒が99%を占めるためバラエティに富んでいるのですが、特にこの日は『とびっきり』のおめかし、日本で言えばお正月の振袖姿のような感じでしょうか。
c0071527_4382281.jpg

残念ながら会が終わったあとだったので、見れたのはこのアカ族(?)の一団だけでしたがさぞかし華やかだったのでは。
c0071527_4414096.jpg

年末・年始には2週間の休みになり生徒たちは帰宅が許されますが、今年度からは家から通学する生徒を受け入れず、100%全寮制になったそうで、前職で30人弱の面倒を見ていた大変さを思うと、1,000人の生徒を預かる先生方のご苦労は想像もつきません。どうかその間だけでもゆっくりしてくださいと言わずにいられませんでした。
c0071527_4383063.jpg

[PR]
by karihaha | 2014-12-25 04:42 | ブログ | Comments(0)

Wat Papaoと日本の草の根無償資金

今年のノーベル物理学賞を受賞された日本人3名の授賞式をライブで見ました。全受賞者の一番最初に授与されたのは赤碕教授、続いて天野教授そして最後に中村教授。夜中にも関わらずその都度拍手をしてしまいました。 

少し前にはオスロで平和賞の授与式が行われていましたが、最年少受賞のマララさんと同時受賞した、インド人Kailash Satyarthi氏(カイラシュ・サティヤル)は児童労働問題に30年以上取り組んでいる活動家です。


それに関連して書いてみたくなったのは、私も細々ながらChild Labor(児童労働)問題に関心をもっている一人だからです。


ここタイでもその問題は現存しています。 現在身を置く北タイはミャンマーのシャン州と国境を接しているため、圧倒的にタイヤイ族(シャン州の民族)の移民が多く、特に最近移り住んできた親たちは子弟の教育よりは、日銭を稼げる年齢になるやいなや働かせるという風潮がいまもまかり通っています。 

例えば支援しているチェンダオ郡の小学校では学年が上がるごとに生徒数が減り、6年生まで履修する生徒も、中学進学するのはタイ人や山岳少数民族の一部に限られ、タイヤイ族の生徒たちは一様に働き始めるようです。 
c0071527_1545013.jpg

そんな風潮の中、最近明るい話題に接しました。チェンマイ市内にWat Papaoという小学校があるのですが、ここはタイヤイ族の子弟が100%という構成です。 生徒たちは市内だけではなく、周辺の工事現場で働く親たちの現場からトラックを改造したソンテウで通ってきます。そうすると交通費だけでもバカにならないし、もっと便利な近辺にある公立小学校に通うことも可能なのですが、言葉や年齢を理由にわざわざこの学校に通ってきます。 親や子供たちにとっても同胞の中に居る方がいいのでしょう。


初めてこの学校を知り支援を始めたのは7年ほど前でした。その当時は開校されて間もなくということもあり、がらんとした部屋に申し訳ていどに古い椅子や机があるという程度でした。そしてここでも高学年の生徒は低学年の3分の一かそれ以下という現状で、それならとタイの公立中学に進学を勧めても、家庭の事情の他に慣れ親しんだコミュニティーからでるのを嫌う風潮でなかなか結果がでませんでした。

しかし最近になってこの学校にも日本の『草の根無償資金』が授与され、3階建ての新校舎が完成したとの報に接しました。 私の在職中も校舎の寄付を依頼されたのですが、額が大きすぎることで、「とても、とても」と断わざるを得ない状態でした。 でもやっと校舎が出来たということで、中学まで年度を広げることが出来るのです。 タイの義務教育は中学3年生ですから、小学課程履修のみと義務教育修了では大きな差があります。

この新校舎の寄付は親や子の心理的な問題(コミュニティーを出るのを躊躇う)を解決し、勉強を続ける機会を提供するという大きな役割を担っています。


このお寺には10年以上前に同じ草の根資金で別の校舎が寄付された経緯がありますが、私が支援をスタートしたときは、全く手入れがされておらず、その目的とは違うお坊さんの宿舎になっていました。

今回の寄付はちゃんとその目的を果たし、子供たちの教育に貢献するよう願って止みません。
[PR]
by karihaha | 2014-12-14 15:45 | ブログ | Comments(0)

家庭訪問

早いものでもう12月。 10月末から始まった各学校の2学期も1ヶ月が経過しています。

この間、いつものことながら奨学金を授与している生徒や学生たちの前期の成績表や、授与した奨学金の使い道の報告、そして近況を知るため家庭や学校を訪問することになります。 大半の子供たちはこれ以外にも頻繁に会う機会があるので、この時期は主に先生や保護者との面談が重きを占めます。

25人いる奨学生をフォローするとなると中々大変で、特に公共交通機関に頼らなければならないとなると、一人に一日掛かりということも珍しくありません。 もう少し効率よく、例えば生徒と共に先生や保護者に日にちを決めて一箇所に出向いてもらうことも考えないでもないのですが、そうなると『奨学金』というお金だけのつながりになるのではと危惧しないでもありません。

手間は掛かっても、実際に家庭や学校を訪問することで、自分の目で家庭状況を判断したり、担任以外の先生やクラスメートと話すことができ、そのメリットを捨てがたく感じてしまうのです。


そんな生徒の一人に小学校1年生のKがいます。 父親はHIV感染で働けず、同居する祖父母が男の子ばかりの他の3人の孫を合わせて全員の面倒をみています。 奨学金を授与しだしたきっかけは知人からの依頼だったのですが、彼女との連絡も取れなくなり、今後継続するか迷った結果、「とりあえずはもう一度祖父母と話しを」と2度学校訪問し本人に電話番号を託したにも関わらずナシのつぶて。 3度目の正直とばかりに終業時にKを学校に迎えに行き、一緒に帰ることにしました。

c0071527_19434241.jpg

c0071527_19434567.jpg


着いた家はチェンマイのスラム街の一角です。 家の前はドブ川が流れお世辞にも清潔な環境とは言えません。 祖父母は家にいました。 電話をしなかった理由は、祖父は毎日仕事が忙しくて、そして祖母は字の読み書きが出来なくてというものでした。 つっこみどころ満載の言い訳ですが、タイ人のメンタリティーを少しは知っているいまとなっては、そこを攻めても無駄というのを分かっています。 まあ、とりあえずは相手の電話番号も分かったので、これからは少しは連絡がとりやすくなっただけでも良しとしなければなりません。


自宅には聞いていた家族以外に青年2人がいました。 親戚で、たまたま遊びに来ているとのことでしたが、部屋を見渡すと何本ものビールや焼酎のビンがきれいに並べられてありました。 確かに祖父母は廃品回収もしていますが、これはどうも自分たちが飲んだもののような気がします。「そんなお金があるんだったら授業料を払ったらどう」と言いたい気持を抑えて家を出ました。

たまたま訪問していた親戚と飲んだものかもしれないし、70歳になろうという祖父が夜警や廃品回収をしながら一人で孫四人と病気の息子の家計を支えていることを考えると、そのぐらいの楽しみは、と思ってしまいます。でも子供にとっては好い環境ではないことは確かで、そのことを知っただけでも、やっぱり家庭訪問のメリットはあると思うのです。
[PR]
by karihaha | 2014-12-02 19:49 | ブログ | Comments(0)