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新学期

長い長い夏休みが終わり、今週から新学期突入です。それと同時にどうも雨季が訪れたようで、この2・3日は南国特有のザーッとした雨が続いています。

それにしても今年の夏は暑かったー。 毎年言っているような気がしないでもないけど、今年は特別のような気が。 近年ひどくなってきた山焼きの煙害は2月から3月中旬まで続き、そのあとはこの炎暑と、なんだかチェンマイもあまり居心地のいい場所ではなくなってきたなー、という思いがしきりにします。


この夏休み中は3人の女児の新しい落ち着き先を見つけるのに奔走しました。 私としてはかなり居住条件の良いところ(財団)に住処を見つけて上げられたと思うのですが、さて子供たちの想いはどうか、と次々に心配事が絶えません、 まあ、少なくとも困り果てていた服役中の母親や、急に引き取らされた遠戚の保護者たちには大感謝されているのですが、やっぱり一番影響を受けるのは子供たちです。 新学期になって早速学校に会いに行った限りでは皆そこそこ元気でやっているようです。

まあ生活環境に慣れるのは時間がかかることかもしれないけど、まずは安全で衣食住の保証がある場所であるということを自覚して欲しいなー、そこから最スタートして欲しいなーと思いっています。


そして新学期になると、恒例行事の一つが奨学生やその保護者との面談です。前期の成績表を受け取るのと、生活面での問題がないか話合いの場を持ちます。その中の一人に3人の少女と同じくもとの職場の財団に居たあと、母親のもとに帰った新高校1年生の女の子がいます。 彼女も8年間の財団生活のあと、世間の『荒波(?)』に放たれたわけですが、現実社会適合へのリハビリも順調のようで、一安心です。 モン族の母親と3番目の主人との間には色々と問題があるようですが、もう16才、そして頭の良い子ですから彼女は彼女の人生をしっかり前を見て歩んで欲しいと思っています。
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by karihaha | 2015-05-22 15:53 | ブログ | Comments(0)

NokとMaai

ソンクランが明けてすぐ、チェンマイからおよそ400キロ離れたモン族の集落に住む姉妹を訪ねてちょっとした小旅行をしてきました。片道8時間のバスの旅です。

彼女たちとはまだ前職に就いていたときに出会い、財団で引き取ることにした経緯があります。家庭環境は、モン族特有(?)の一夫多妻を容認している環境で、父親は少女たちの母親を第2夫人にしました。第一夫人と同じ敷地の別棟で暮らしていた母親は出会う数ヶ月前に薬物売買の罪で拘束され、いまもチェンマイ刑務所で服役しています。父親はそれ以前に捕まっていたため、少女たちとその弟の3人兄弟は第一夫人の庇護のもとに暮らしていました。これもモン族の慣習で男の子を重用する中、最終的に女の子たちだけを引き取ることになりました。弟は第一夫人のもとに残ったのです。

あれから6年、10才と12才になった少女たちが財団から3年前に出所していた父親のもとに帰されたと聞きました。来期は小学校5年と6年という中途半端な時期、まだ服役中の母親は出所しても父親のもとには帰らず、チェンマイの姉宅に身を寄せるとかねがね聞いていたことを考えると、何か特別な事情があったのだと直感しました。


父親と第一夫人との話で危惧していたことが現実になったのだと分かりました。大人同士の行き違いで、財団から子供たちが‘追い出される’ことになってしまったのです。いままでも色々とあまり芳しくないうわさを耳にしてはいましたが、今回はどう考えても財団の行き過ぎの行為です。大人同士の『ケンカ』に子供が巻き込まれてしまっています。 財団は親族と一緒にいられるメリットを強調したらしいのですが、母親の気持を考えると、あと数年で出所した時点で親子が離れ離れになる要素をはらむ決断です。

そして少女が村に残るということは、モン族の風習、早婚・出産の危険にさらされるということです。その他に村全体が麻薬汚染地帯としていわゆる『レッドゾーン』に指定されていることも大きな不安要素です。

話し合いの結果、少女たちがチェンマイに戻ることに同意してもらえました。一番の難題は彼女たちの落ち着き先ですが、Namuuが身を寄せている財団で引き取ってもらえることになり、学校も復学を認めてもらえました。


今回訪問して分かったのは、たとえ父親と第一夫人二人とも少女たちを愛しているとは言え、経済的な問題で少女たちの存在に困り果てていたのが明らかでした。そして実の母親も出所後新たに生活を構築していかなければならない現実の前では、少女たちを過不足なく養育するのは困難でしょう。だからこそ余計に、少女たちが今後10年近くを幸せに暮らせる環境に身をおけるよう、いままでのように大人の都合に振りまわされる人生とは一線を画させてあげたいと思っています。
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by karihaha | 2015-05-03 18:13 | ブログ | Comments(0)