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タイあるある。 時間

(昨日同様の内容をアップロードしようとしたら、最後になって消えちゃいました(涙)。気を取り直してもう一度)


タイ・チェンマイに暮らし13年以上となった日々で、何が苦手かと言うと、タイ人との待ち合わせです。

例えば「2時にどこどこで会いましょう」と言ったが最後、それはタイ人の脳内変換により、2時からひどいときには4時ぐらい、いやそれ以降さえ許容範囲にになってしまうことがあるのです。

催促の電話を入れると、「ベープディアオ(ちょっとだけ)」と言う言い訳のもと、さらに遅れ、「ユーティイナイ(どこに居るの)?」「ベープディアオ」を何度か繰り返して、やっと現れるということもしばしばです。


タイ人と待ち合わせをしないのが一番フラストレーションが溜まらない方法ではあっても、日々の生活、とくに奨学金や支援先を抱える身ではそうとばかり言っていられません。


つい先日も奨学金を授与している学生にこれをやられてしまいました。 事前に打ち合わせしていたにも関わらず1時間遅れでやってきました。その間こちらの電話にも出ません。 

「おじさんの車に乗せてもらったら、途中でいろいろな用事を済ませてしまって。。」。様々な言い訳はあっても、支援者に絶対にしてはいけないことでしょう!

そうは言っても支援がなければ学業が続けられないというのは分かっていますが、分かってはいても。。

とりあえずは冷却期間です。 私は頭を冷やすため。そんな些細なことに見えることが、いかに大事かと分かってもらうにはどう指導していったら良いのか考えるため。 そして彼女はちゃんと自分の現状を考え、礼儀とは何かということを自覚するため。


数ある日本人の美徳、その中でも時間の概念は世界に誇れることでしょう。 こんなことで神経をすり減らす経験をしている当地では、特にそう強く思います。

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by karihaha | 2016-10-25 15:16 | ブログ | Comments(0)

同窓会

小・中・高校生が秋休み期間真っ最中の一日、旧職で出会い、いまは1人を除いて全員財団を離れた子どもたちやスタッフたちと同窓会を企画しました。

子どもの1人が財団を離れたあと山深い祖母宅に帰ったのですが、その村には学校がなく、近辺と言っても村から3時間かかるふもとの寄宿学校に編入し、その彼が来年高校受験を迎えるのに際し、チェンマイへ呼び寄せたのです。

彼が財団を離れたのには、非行や留年等の問題があったため、とにかく今の学校を無事卒業し、高校進学するようにと『カツ』を入れるためです。

そしてスタッフや以前同じ釜の飯を食ったと言える、同年輩の子どもたちには、文字通りの『ブロークンファミリー』出身の彼がひとりではないよ、と感じてもらえるのではという理由で集まってもらいました。


しかし! 予定していた日の前夜に国王のご崩御のニュースが流れました。 チェンマイまでバスで来る彼ですが、本当に来れるのか? 食事場所として予定していた店は開くのだろうか? それ以前にそのような会が許されるのだろうか?

そんな心配は危惧に終わりました。 朝7時に電話があり、いまからバスに乗るからと言います。 街の様子と言えば、普通に店も開いています。

無事やってきた彼とまず2人っきりで話しました。とにかく勉強を続けなさい。 それに対して彼は素直に「ハイ」と答えます。 

在職中からとにかくいろいろな面でユニークな子供だと思っていましたが、その性格が災いしての学校でのトラブルでした。 その結果チェンマイでも1.2を争う進学校を退学してしまったのは本当に残念です。彼にもそのことをきつく言いました。彼はその言葉にも静かに耳を傾けています。

反面、母の日には電話を架けてきてくれる優しい面もあります。 今回も帰宅後、無事に帰りましたと電話がありました。


集まってくれた人たちのためにも、足許をかためてしっかり勉強を続けて欲しいと願ってやみません。

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by karihaha | 2016-10-19 18:25 | ブログ | Comments(0)

御崩御

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ここ数日はブミポン国王のご容態が気になっていました。昨夜はめったに見ないタイのテレビですがつけてみると、丁度ご崩御のアナウンスの最中でした。

ご在位70年。本当に国民から敬愛された君主でした。

心からご冥福をお祈り申し上げます。


そして昨夜来から世界各地でトップニュースでご崩御が報じられています。いかに国王のご存在が大きなものであったかとあらためて思い知らされます。

国王は非常に身近な存在です。朝夕2回と学校での朝礼には必ず国歌が流れます。お写真でのお姿も各家庭はもとより、道のいたるところで見かけることができます。

それだけに国王がご崩御されたいま、生活実感として「これからどうなるのだろう」という、漠然とした不安もないとは言えません。

公共の建物での30日間の半旗掲揚と、公務員の1年間の服喪は昨夜発令されました。 これからも同様の発表が次々と出されることでしょう。


今朝、街へ出た限りでは、濃いめの服を身に着けている人が目立つ以外は、普段の下町風景が繰り広げられていました。

ただ個人的にはとてつもなく巨きな星が落ちてしまったのだ、という雰囲気を感じてとってしまいます。

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by karihaha | 2016-10-14 17:49 | Comments(0)

2人の家長

このブログともすっかりご無沙汰していた3週間、色々ありました。


今日10月10日からはこちらの小・中・高校の大半が本格的な秋休みに入っています。 それと同時に前期からスタートした、私の『にわか先生(もどき)』も小休止です。 次の期のスタートまでの3週間余り、少しでも『もどき』を返上できるように。 それが私の秋休みの宿題になりそうです。


いつもこのブログに登場する子どもたちは皆元気です。

その中で、いま18歳の2人の子どもたちがすでに家長として、家族を支えています。

Ahtit
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闘鶏のお父さんの彼から電話がありました。 先月に続いて3・4日実家に帰るので、中継地点のチャンプアックバスターミナルで会えないかというのです。

先月亡くなった父親の法事でもあるのかと思ったら、村で新米の収穫を祝う祭りがあるので誘われたからと言います。

ちょっと気になるのは、オーナーの気持ちです。少ない月給(月4,000バーツ)とは言え、寮と食事がついているのは、学習障がいのある彼にとっては文句の言えない条件だと思います。その上、帰郷するたびに手土産を持たせてくれるようです。今回もたくさんの果物を預けられたようです。そんなオーナーだからこそ、頻繁な休みはあまり良くないよと注意せざるをえません。

先月の給料からは父親の葬式用に前借りした2,000バーツ(6,000円)を引かれ、手取り2,000バーツ。それからさらに今回の帰郷時には母親に1,000バーツを渡すそうです。

「オーナーからもう前借りをさせないと言われた」と。 どのような意図でそうなったかは分かりませんが、心優しい彼を少しでも守ってやろうと思ってのことかとも思います。 

「私も賛成」と言うと、小さく笑った彼でした。


Boo
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今年3月に高校を卒業したのですが、進学しない道を選んだ彼女。がっかりはしたのですが、家庭環境を考えると彼女の決断が正しいと思わざるをえません。 

国籍がなく、謎の足の痛みで働けない母親、高校進学の2番目の妹、中学進学した学習障がいのある一番下の妹。 長女の彼女としては収入を得る道を選ばざるをえなかったのです。

その後半年間は村の食堂で働いていたのですが、その職も外国人観光客の来ないオフシーズンで解雇され、前回これも支援している高校の寮暮らしの次女のBaanに聞くと、とうとう一家の収入源がなくなったと言うのです。

政府系寄宿学校で学ぶMemeeを秋休みでおじ宅へ送りがてら、近くの村に住む一家を訪ねていきました。もちろん支援の食糧も持っていきました。

そこで嬉しいニュースを聞きました。 つい1週間ほど前から日本向けの冷凍食品を製造する会社で働いているというのです。

その条件を聞いてみると、さすがちゃんとした会社だけあり、納得のいく雇用条件でした。そして大学は来年の新年度から通信教育を受けるべく申し込んだと言います。

家族を支えながら勉学を続ける。これが彼女が決めた生き方です。

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by karihaha | 2016-10-11 13:51 | ブログ | Comments(0)