「ほっ」と。キャンペーン

病院へ

先日は一日中Boo家族のため奔走。

まず、カレン族として生まれ、国籍もないままの母親のために支援した健康保険が期限を迎え、更新しなければいけない時期です。

昨年この保険を手にいれるまでは、タイ人であれば社会保険や国民健康保険ともいえる30バーツ健康保険制度の恩恵で無料に近い治療がうけられるのですが、母親のような場合はずべて実費でした。

喘息、心臓肥大、糖尿病とまだ30代でありながら、病気の総合商社のような彼女ですから、治療を諦めたり、家計を大いに圧迫する実費で何とかしのいだりしてきたのです。

そこにきて、今年の3月からは原因不明の足の痛みで歩行もままならず、仕事にも行けていません。

結局家計はBooの収入に頼らざるを得ないのです。そういった意味では彼女が大学進学を諦めたのは懸命な判断だったのかもしれません。

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(上の写真を撮ったときにチョッとしたトラブル。 公共の建物は撮影ダメと言われました。 ゴメン、ゴメン。でも掲載してしまいました)


当日はチェンマイ郊外のメーテン病院で待ち合わせ、付添いのBooや母親と待ち時間の間ゆっくり話すことができました。 

実は去年保険料をあと4年間は支援する、と言ったのはBooの大学進学を念頭に置いていたからです。 大学を出れば就職して保険料「年間2,700バーツ(8千円)」ぐらいは何とか自分でまかなって欲しいと思っていたのです。

でも大学には行かず、僅かでも収入があるいまですが、母親が働けないとなると、やっぱり支援せざるを得ない気持ちになります。

でも、彼女たちには1年分だけは支援すると言ってあります。 本当に何とか自立して、いままでの経済的悪循環に少しでも風穴をあけてほしいと思います。


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# by karihaha | 2016-07-11 17:08 | ブログ | Comments(0)

Buuと保険

チェンダオ詣での最後はあの脳性まひの子、Buuのところです。ミルクとベビーフード。そして母親には少しの現金を届けるためです。この支援ももう5年以上続いています。

残念ながらBuuの状態には変化がなく、健常児であれば来年は小学校1年生になるのですが、とてもとてもそんなことは期待できません。 彼女はいまもミルクと流動食で命をつないでいるのです(  でもこの笑顔)。

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今回どうしてもBuuに会いにいかなければと思ったのは、彼女の健康保険が間もなく期限を迎えるからです。

もしその保険がなければ高額な治療費を請求されます。そんな財力はあの家族にはとてもありません。それで毎年この時期になると私が病院に連れて行き、手続きをしているのです。

今年もそうしなければなー、と思っていたら、驚いた(ほんとうに!)ことにその日は家にいた父親が、「きょう行ってきた」と言うのです。

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すごい!! 父ちゃんがちゃんと責任を果たしている!!

「よく気が付いたねー」と思わず子どものように褒めてしまった私。こんな当然なことが無性にうれしくなるのです。

その上今年は2年有効な保険をもらえたとのこと。保険料しめて730バーツ(2,200円)。

これでちょっと肩の荷がおりると思えば、安いものですよね。


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# by karihaha | 2016-07-08 15:42 | ブログ | Comments(0)

おじいさんとその家族

さて、まだまだチェンダオ詣では続きます。

今度は90歳を超えたおじさんと、その娘(少し知的障がいがあります)そして、孫の家族への食糧支援です。

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彼らへのこの支援はもう5年近く続いています。 その上孫には奨学金を出していたのですが、彼女はこの3月に高校3年を卒業しました。

行ってみると前回はいなかった孫娘が在宅しています。 聞いてみるとチェンマイのショッピングセンターのCoffee Shopでこの2・3か月は働いていたのですが、辞めて帰ってきたと言います。そしていま、また新しい仕事場を探していると。

連絡できなかったときは心配していたのですが、なにはともあれ『まとも』な仕事に就いていたようでホッとしました。


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# by karihaha | 2016-07-07 15:01 | ブログ | Comments(0)

保育園

メーオーナイ保育園にも1か月ぶりです。新学期になってからは初めての訪問です。

聞いてみると、新たな陣容は、郡役所管轄の子どもたちを預かる部門は2クラスで合計36人。 この子たちには正式な出生証明書があり、タイ人あるいはそれに準ずる住人として認められている子どもたちです。

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しかし一方去年までは同じ屋根の下で預かっていた、ミャンマーから移住してきて、正式な書類がない親の子どもたち。彼らを保育しないと郡が決め、困った親たちが、費用を払って(月400バーツ)預けなければならなくなったのです。

幸いなことにインターナショナルスクールの生徒・学生たちがスタディツアーの一環として、新園舎を建ててくれました。

そこに今年度20人の幼児がいるのですが、1人で面倒見ている保母さんは資格もなく、勿論教えるためのノウハウもないため、子どもたちにとっては、保護者が働いている間の時間を過ごすだけの場になってしまっています。

このままでは子どもたちは小学校に入るまで何の教育も受けない恐れがあります。一番の解決策は資格のある先生を雇うことなのですが、費用的にもなかなか難しい問題です。


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# by karihaha | 2016-07-06 15:26 | ブログ | Comments(0)

チェンダオ高校へ

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少し暗い気持ちを抱えたまま今度はチェンダオに向かいます。
 

まずは奨学金を渡しているMadrodの通うチェンダオ中・高校に行かねばなりません。 

学校に着いてみると丁度お昼休みということもあり、生徒たちが木陰で休んでいるのですが、その一団をぬって入ってきた車に皆の注目が集まります。

いつも言っていることですが、タイの子どもたちは、特に校内ではとてもお行儀がよくて本当に気持ちがよくなります。目が合うとワイや目礼をしてくれます。こんなときは大人でいることが少し誇らしく思えます(自分の人格はさておいて)。

いつものように校内放送をしてもらったあと待っていると、予定になかった2人の女生徒が次々やってきました。 「車が入ってきたので見ていたらメーMだった」とあいさつに来てくれたのです。

2人とも以前奨学金を出していた生徒なのですが、事情があってストップすることを決心したのです。

彼女たちと話しながら待っていると、訪問の目的のMadrodが遅れてやってきました。 前期の成績表の話をしたり、近況を聞いたり。
 

3人ともとても明るくて、Booのことで暗くなっていた気持ちが少し晴れたような気持ちになりました。おかげでストップすると決めた奨学金を継続しようかなー、なんて考えてしまう帰り道でした。


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# by karihaha | 2016-07-05 14:30 | ブログ | Comments(0)

Booとその家族

久しぶりのチェンダオ詣でです。いつも車を出してくださる方がチェンマイに戻ってこられ、無理をお願いしたのです。

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まずはいつものようにこちらのコストコとも言えるMakroで買い物します。 障がい者の子ども、90歳のおじいさん宅、保育所2か所、生徒寮等々。 まるで買い出し部隊です。

さて、出発です。

まずは最近音沙汰のないBooとその家族の住む村へ寄り道します。

Booは高校をでたあとは同じ村の食堂で一日150バーツ(450円)でアルバイトをしている筈です。ところが3月に会ったあと連絡がとれなくなってしまっていたのです。それではと妹のBuaやBaanの担任の先生と話そうと思っても、夏休み中で何か遠慮があります。

それで新学期になり先生に電話しても全くつながりません。もうお手あげという時期をしばらく過ごしたあと、一番下の妹Buaの奨学金のこともあり、重い腰を上げつつ、やっとのことであの辺鄙な村へ行ける手段ができたのです。

Buaの学校に着いてみると、彼女の学年はボーイスカウト活動で不在、Booの働く食堂に行ってみると、働きに来ていない (写真はスカウトキャンプに先生が届けてくれた奨学金とBua)。

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少しイヤな予感を抱えたまま、先生に聞いたBooの新しい携帯番号に電話してみると、出かけていて、そこは私たちがさっき来た通り道にある市場でした。それではと引き返します。



やっと会えたBooに何故電話がつながらないのかと聞くと(ここが一番肝心です。19歳にもなるのですから、必要があれば連絡してくるだろうし)。 夏のタイ正月のとき、川で水遊びをしていたら、携帯を流してしまった。追いかけたのだけど、無理だったといいます。

それなら仕方ないか。。。 そしてBooから聞いた家族状況は私のイヤな予感を裏付けるものでした。

  • 母親は足の不調で働けていない。

  • Boo本人はあの食堂で毎日働けるわけではない。

  • 妹のBaan(高校1年)はチェンマイ市内の私立高校で寮生活をしながら、勉強している (私立!? 何だって!! お金はどうしてるのー!!!)。

  • 唯一の現状維持は一番下の学習障がいのあるBua、 無事中学1年になったそうです。

長い間あの家族の経済状況を知っていますが、いまが一番困窮しているのではと気持ちが少し暗くなります。


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# by karihaha | 2016-07-04 14:46 | ブログ | Comments(0)

点字

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最近になって、強制ではなく自主的に点字を少し学び始めました。これがやってみると、語弊を恐れずに言うと、かなり面白い。

点字は6点の構成ですべての『音』を表現するのですね。 もちろんひらがな・カタカナ・漢字という区別はなく、ただ音だけで。でも表記によってはアルファベットや数字を表現できたりします。

打つときは右から左へ(凹面)そして読むときは反転して左から右に凸面を指でなぞります。

何事も新しいことを知るというのは面白いのですが、さてさていつまで続きますやら。


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# by karihaha | 2016-07-03 14:17 | ブログ | Comments(4)

色々ありました

最近のエントリーでは毎回言っていることですが、『雨季だよー』。

この数日は夕刻に大雨に見舞われていますが、これこそ熱帯地方の『バケツをひっくり返したような』雨で、清く正しい(?)雨季の到来を感じさせてくれます。 本当に暑くてカラカラ天気だったこの夏、もう雨が降ってくれるだけで嬉しい。 とは言え、バンコック等の地方では洪水騒ぎが起きているとか、何事も過ぎたるは、ですね。

さて先々週は私には珍しく怒涛のごとくのブログエントリーだったのが、先週は一本もなし。 色々と取り込んでいたのもあるのですが、実はパソコンの調子が悪くて。。 でも苦肉の策で何とかワードを使えるまでにはなりました。


盲学校

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この写真なんだか分かりますが? これは点字の印刷機だそうです。他にも素晴らしい用具や器械があって、盲人教育に力を入れているのを感じられます。 ここには用事があって久しぶりの訪問でした。 それも10年以上ぶりだったんですが、まだ当時働いていた先生が活躍されていたりして、旧交を暖めたり、今後のことでお願いしたり、先方からリクエストされたり。

この盲学校は北タイ唯一の盲人のための公立校ですが、在籍生は200人だそうです。ただ義務教育の小1から中3までしかなく、それ以上の子たちは中には当地の普通校に行っている子もいるそうです。

今後これらの子たちの勉強を手助けできたらいいなー、なんて思っています。


Neung

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前にも話したヌンに心ばかりのものを送ることにしました。 シャンプー・石鹸などの生活用品と300バーツです。 これは毎月徴収される寮費200バーツのため。あの一件以来ストップされている奨学金の代わりです。

先生がへそを曲げているので、お金を預けるわけにもいかないだろう、そうかと言って一括で渡すのはリスクが大きすぎる(ぜんぜん信用してへん? ヌンの性格が分かっているもので)、とこれからは毎月送金することになると思います。


スクサソンクロ(政府系寄宿学校)Memee

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奨学金を授与している子たち(全員女子)のフォローアップと奨学金授与に学校へ行ってきました。

写真にはMemeeと先生しか映っていません。 面談が終わってjMemeeと話をしようと他の子たちを帰したあとで、写真を撮り忘れていたのに気づくというありさま (泣)。

面談中に前期の成績を見せてもらうと、Memee以外は全員アップしていました。「コラッ!! Memee!!!。 前回の保護者会では皆んな成績落ちているよ、と言っていたのはだれだ!! 写真はそれゆえの照れ笑いです。

犬のお引っ越し

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ベトナムで長年教鞭をとっていた英国人の友人が、職を辞してチェンマイに戻ってくるということで、空港まで迎えに行きました。 普段はそんなことをしないのですが、今回は愛犬を連れてくるということで、手続き等でなにかトラブルがあったら、との老婆心からでした。

案ずるよりは生むが易し、出てきたのはさすがに最後でしたが、とーってもスムーズに行ったそうです。ここはタイだからというわけではなく、日本でも入国許可の前に検疫所で一定期間をということはなくなったそうですね。

普段は犬にもタイ語の赤ちゃん語で話しかけてしまう私ですが、さすがに分からなかったようです。まあタイ語も序々に覚えてね。

合掌


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そして昨日は知人の葬儀・火葬に参列しました。 チェンマイはロングステーイヤーつまり、一定の国出身の50歳以上の人で条件さえクリアすれば1年間の延長可能なビザをもらえるシステムがあります。

いきおいロングステイやーには高齢の方も多く、今年に入ってからだけでも30人近い人が当地で亡くなられたそうです。知人はその内のお一人なのですが、『孤独死』という私にとっても他人事ではない状況で他界されました。 ご冥福をお祈りします。


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# by karihaha | 2016-06-26 16:13 | ブログ | Comments(0)

恒例の

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月一度の当地の定住者財団主催の『ステープ生徒寮、ムーカタパーティ(豚ジンギスカン)』に参加するのは3月から皆勤賞で4回目です。ムーカタパーティ自体が今回で確か6回目なので、かなりの常連ですね。

とは言っても初めて参加したのが3月だったので、まだ生徒寮を知って3ヶ月足らず、それにしては自分でも援助の仕方はかなりの『入れ込みよう』だな、と認めてしまいます。

これも私の活動を支援してくださっているTさんのおかげなのですが、奨学生の子供たちへの支援と違い、代表者がいて、その人が全責任を取って子供の福祉を考えたり、安全を保障するのがこのような施設の本来の形なのですが、この寮のように、見た目も実質もないない尽くしでは、勝手に「何から手をつければー」などと、『悪女の深情け』とばかりに、細部に亘って(余計な)おせしっかいをしがち、焦ってしまうのが、私の悪い(?)ところです。

でも、そんな私にもストップ!!とブレーキをかけてくれる人がいました。その方は『基本的に子供たちは何もないことに慣れている』と仰るのです。 そうですよね、私などは 日本人の感覚で「あれが無い、これも無い」と物質的な欠乏が気になってしまうのですが最低限のベースさえあれば、一番大事なのは教育支援です。第三者の存在意義としてはそちらの方がしっくりきます。
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とは言ってもいま物議をかもしている舛添都知事ではないですが、「子供たちの宿題用にプリンターが必要」と言われれば、「エツ! 寮長が必要ではないの?」と思っても寄付してしまうのです。
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# by karihaha | 2016-06-18 17:47 | ブログ | Comments(0)

Memeeのこと(2)

Memeeのこと . の続きです。

保護者会のあと、短い時間ですがMemeeと出かけることにしました。行き先は多分喜んでくれるであろう、Mayaというショッピングセンターです。事前に色々と考えたのですが、ちょっと世間、それも少しだけハイエンドの場所も見て欲しいと思ったのです。

着いてみると、ブランド品の店は全てが高く、まさしくウインドウショッピングだけです。でも何か欲しいものはないかと(恐る恐る)聞くと、シャンプーや石鹸が欲しいと言います。学校からも一定の品が付与されるのですが、いつになるか分からない。もういまのは無くなってしまったといいます。

そのぐらいなら、と地下一階のスーパーに連れて行き、自分で選びなさいとカゴを渡したのです(太っ腹ー)。迷いに迷って選んだ品々の合計は思ったより高い500バーツ(1,500円)を越えていました。あとでレシートをチェックすると(さすがに目の前では出来ませんでした)、中でも一番高かったのは、お肌のケア製品でした。乙女やね。「フー」。
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その後は食事ということで、同じく地下のフードコートに行き、100バーツ(300円)を渡すと、何と大きな海老入りの麺を持って来ました。 内心「おつり余ったら持って居たら良いよ」というつもりだったのが、とても余るどころではなさそうです。

聞いてみると80バーツ。それに飲み物を20バーツで100バーツ丁度(チーン)。私はと言うと、同じ麺類でもごくごく普通の40バーツ。。。

食事をしていると3日前に実家に帰っていたAhtitから電話がありました。帰って来て中継地点であり、私のアパートの近くのチャンプアックバス停に居ると言います。Memeeにも会わせることが出来るし、良い機会と向かうことにしました。

会ってみると子供たちは7年ぶりぐらいの再会なので、お互いに恥ずかしそうにしています。当たり前ですよね。彼らはもう思春期なのですから。
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Ahtitからは実家からということで、この時期が最盛期のヘットトープというキノコを持って来てくれました。いつもながら気の利く子供です。こんなチョッとしたことをとても嬉しく思うのです。

Ahtitと別れ、Memeeを学校まで送りました。校門近くで「ここで良いよ」と言うので別れたのですが、「ありがとう」という言葉もなく去って行きました。

少し多弁になり、明るくはなったのですが、行儀という意味ではまだまだだなー。
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# by karihaha | 2016-06-16 16:54 | ブログ | Comments(0)

Neungのこと

携帯の待ち受けにはNeung(ヌン)から着信があったと出ていました。

Neung?? タイでは良く使われるニックネームで、私の友人・知人にも何人もヌンがいます。どのヌンにコールバックすれば良いのかと迷っている間に、またヌンから電話がありました。
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ミャンマー国境添い、メーホンソンの寄宿学校で学ぶヌン(男の子)でした。彼とは旧職で10年前に知り合い、私が退職したあとも同じ財団から学校に通っていました。 しかし去年その財団を出て、実家からも近いいまの学校にいます。今年の1月には彼の学校を訪ね、先生とも話したことがあります。

チェンマイでは2番目に優秀な学校を退学処分となったのに色々な事情があるのですが、中学2年をダブり、本来なら高校1年のいま、中学3年時を履修しているということからもご推察ください。

なにはともあれ何の用事かと思ったら、「いま兄とチェンマイ近くに居る」と言います。「何のため?、また学校退学したの??」という悪い想像ばかりをしてしまうのは私の悪い癖ですね。

実は兄が奨学金を貰えるかも知れず、そのインタービューが翌朝の10時からなので、ついてきた。 ついては今晩どこかで泊まれないかと思ってといいます。「そんなこと、早く言ってよー』、と言いつつも、チェンマイで頼れる(甘い?)のは私だけと言うことでもあり、すぐに私の住むアパートへ来るようにいいました。同じアパートに一泊だけの部屋を手配し、食事に出ます。そこでヌンらしい話を聞くことに。

ヌンの寄宿学校はヌン同様に主にカレン族の生徒が学んでおり、どなたかが生徒全員に年間3千バーツの奨学金を授与している。その担当が私も1月にお会いした先生なのですが、この教師と他の先生との間で生徒を巻き込む抗争が起こったとか。

奨学金担当の先生は生徒たちのバックアップを期待し、それに成功したのですが、50人あまりの中学3年生の内、ヌンともう一人の生徒が反旗を翻したため、奨学金をストップされたと言います。このことについてヌンは「自分の言うことは間違っていない」と言い張ります。

ヌンは確かに一時期問題児でしたが、とてもユニークで個性的な子供です。旧財団でも課外アクティビティーなどではいつもスターで、アイデア一杯な催しを披露してくれました。

同行していた兄とも話したのですが、家族はかなりハチャメチャな状況であるのは変わりないようです。アル中で私たちも大いに迷惑をかけられた父親は行方不明。母親はカンチャナブリで再婚したが5年以上連絡していない。私たちも知っている姉は再婚したあと再び離婚し、上の子を連れて行くえ不明。もう1人の姉は前の夫との子を母親に預け再婚し、こちらとも音信不通。

つまりヌンにとって唯一まともとも言える親族はメーホンソン近くに住む祖母と兄だけということになります。

学校でのヌンの立場を聞いたあと私が言えるのは、「とにかく中学3年はそこで卒業しなさい」ということです。 「とにかく我慢して」と繰り返しました。
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食後、これも去年財団を離れ、いまは母親のもとで暮らすMimに電話すると、すぐに会いにくると言います。 財団でも友達だったし、いまもSNSで連絡し合っているとか。Mimにも奨学金を授与しているので私の住まいは分かっており、母親に連れられてやってきました。

2人並んでいるのを見るにつけ、『同じ釜の飯』の仲間が距離は離れいてもこんな風な、家族を超えたつながりを感じ、なんだか嬉しいですねー。
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# by karihaha | 2016-06-15 16:16 | ブログ | Comments(0)

Namuuのこと

Namuuの母親はチェンマイ女性刑務所で25年(恩赦のあとは20年)の刑に服していますが、3年前の2度目の服役の後のNamuuの日々は波乱万丈と言えるものです。

まずチェンライに住む実のおじの妻の妹、つまり血縁関係のない親戚宅で面倒をみてもらう代わりに、子守やお手伝いさんをしていたのですが、その待遇は『おしん』もビックリというもので、3年目には私の旧職でソーシャルワーカーをしていた女性の転職先の財団に引き取って貰えるようお願いし、1年間が経過するころ、突如マネージャーから財団の方針変更でNamuuのようなケースは預かれない。つまり財団は性的虐待を受けた、あるいは受ける危険がある少女たちの救済機関という本来の設立目的に戻すというのです。これは殆ど同時に預かってもらったNokとMaaiという姉妹も同様と言われました。


夏休みが終わり、3人の少女たちはそれぞれの引き取り先に落ち着いたのです。そのうちNokとMaaiはハンドン郡のグループホームへ、そしてNamuuはサンサイ郡のクリスチャン系の財団へと居を移しました。
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まずはNamuuと話したいと学校へ訪ねて行きました。この学校へは初めての訪問ですが、タイの他の学校の例に漏れず、敷居は極めて低く、受付で面会したい旨を告げると、校内放送で呼び出してくれ、ほどなくNamuuが姿を現しました。

そこでちょっとビックリさせられたのは彼女の元気のなさです。確かにかなり精神的に波のある子ですが、そのときは「ああ、また悪い面が出ている」という第一印象を持ちました。

いまの財団への移動は私が口を挟む余地もないまま、「いいところですよ」という旧財団のマネージャーの言葉を信じて様子を見守っていたのですが、いまのNamuuからはとてもそのような様子が見えません。

その財団に移ってからまだ1ヶ月にも満たないのに、慣れないからというばかりではない事情がありそうです。

Namuuとはお昼休みの時間をぬってという短い面会だったのですが、その後現財団の様子を見に行きがてら、出来ればマネージャーと話せればと出かけました。

着いてみると、確かに外観は立派で体育館や宿泊棟が広い敷地に広がっています。体育館に居た生徒に道案内を頼むと、事務所に通されました。その日は生憎マネージャーが不在でしたが、職員とは話すことが出来ました。

その話を大約すると;
1.保護者との面会は一年一回、クリスマス時期のみ
2.基本的に洗濯・掃除等の身辺のことは子供たちがする
3.携帯は禁止
4.テレビは週末数時間
5.食事・学費やシャンプー等の物品は財団が供給するが、衣服や他の個人的物品は保護者が供給

Memeeの寄宿学校もかなり厳しい方針変換をしたのですが、こちらはまた面会が1年1回とは!! Namuuは前述したようにかなり精神的な波がある子ですから、母親との面会も叶わないとなると大いに影響があるでしょう。

一概には言えないのですが、クリスチャン系の財団にはこのような規律を課すところが多いような気がします。クリスチャン改宗への強制ではなくても、週2回以上のミサへの参加等の決まりもあります。

唯一の救い(?)は、保護者の面会は許されなくても、お小遣い等の振込みは許されていることです。勿論私も、と申し出たのですが、血縁関係にはないということで、まずはマネージャーの許可を得てください、とメールアドレスを手渡されました。

さすがファラン(西洋人がおもな外国人の呼称)の財団です。タイ人相手のような敷居の低さは望めないようです。
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# by karihaha | 2016-06-14 01:39 | ブログ | Comments(0)

Taewのこと

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きれいですよねー。 

Taewは晴れて大学1年生になりました。でも本来なら正式な入学は8月中旬を待つのですが、5月末に大学の英語の試験があったそうです。英語能力が大学英語に匹敵するものかどうかを評価する試験だったのだそうなんですが、見事・・不合格(涙)。学期が始まるまでの一定期間の補習授業があるのです。


試験と同時に学校説明と制服購入のため召集されているとかで、その費用を振り込んだところ、この晴れ姿の写真を送ってきてくれました。


彼女は前年までの職業訓練校では常に学年のトップグループの成績を維持していましたから、今回の「フゴーカク」はそれなりにショックな体験かとも思っていたのですが、案外元気そうですね。まあ、慢心することなくという警鐘と受け止めて頑張って欲しいです。

英語と言えば、私はタイ語の読み・聞き取り・会話はまあまあ出来るのですが、書くのがとても苦手でTaewとのLineも簡単な英語で済ませていますが、こんなこともチョッとは手助けすることになるのかな?と自分の怠慢をタナに上げて言ってみたりして。

さてさて、余談ですが、私の奨学生には「恋愛禁止」という過酷(?)な掟があります。ボーイフレンド程度なら大目に見ますが、同棲などのいわゆる『深い関係』のおつきあいはご法度です。絶対に勉学に影響があるということを危惧してのことです。いま大学4年生のPatも多分(?)その掟を守り、今年の末には大学を卒業することになっています。

Taewにもその点はきつく言ってあるのですが、彼女はこのような容姿ですから誘惑が多いだろうなーと余計な心配をしています(だからと言ってPatは可愛くないから安心という意味では決してありません)。

タイヤイ族で国籍がない、というハンディを跳ね返し、大学卒業時には会計・簿記の専門家と同時に、国籍にチャレンジするという目標を是非貫き通して欲しいものです。
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# by karihaha | 2016-06-13 01:53 | ブログ | Comments(0)

Memeeのこと

先週一週間も色々なことがありました。まずはMemeeが学ぶ政府系寄宿学校、スクサソンクロ・メーリム校での保護者会です。

5月中旬から始まった新学期では初めての保護者会ですが、今回は前期の成績結果も発表されます。前夜にはMemeeから確認の電話も入りました。 「行くよ」と言うと安心したような声です。保護者会にはこの雨季もあり、山から出て来れない父兄も多いのでしょが、生徒にとってはやっぱり友達の手前もあり、出席して欲しいというのが本音なのでしょう。
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朝9時に、と言われ着いてみるといつもの通り正門の前では鈴なりの生徒たちが保護者を待っていました。 この光景を見るといつも切ないような気持ちになります。 学期休みや、特別な日以外は帰宅できない寮生活ですから、このような機会を首を長くして待っています。

Memeeはいつもの通り、どこからともなく現れました。いつもと違うのはすぐに手を組んできたことです。最近多弁になったことと言い、このような変化は嬉しいことです。

保護者会は教室で成績表が配布されることから始まりました。Memeeの成績はと言うと、前期より大きく落ちています。彼女も初めて見た結果で、少し顔色が変わっています。

「どうした?」と聞くと、照れ笑いしながら、「むつかしかった。でも今期はなぜかすごくスラスラと頭に入ってくる」と言い訳(?)がましいことを言います。それからは他の生徒たちとの成績くらべです。

Memeeと同じように下がった生徒がいると、「ほら!」とばかりに私の顔をみますが、そこはひけらかすところじゃないやろ!! まあ、大半の生徒が下がっているようで、私としては成績がよくても性格が。。というよりはいまの態度の変化のほうを喜ぶべきなのでしょう。
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その後先生からは様々な学則の確認と変更点の説明がありました;

1.合格点に達しない科目が5教科に達すると留年
2.父兄の訪問は月1回のみ。その際は学校発行の身分証明書を正門で提示する
3.訪問時に持参する食事は当日調理したもの(食中毒を避けるため)。食品は栄養を考える。インスタントラーメン等の差し入れは原則禁止
4.中古品等の寄付を受付ける

生徒たちに一番ショックだったのは2)の父兄たちとの面会制限でしょう。その影響か?私が小額ながら奨学金支援をしている生徒6人のうちの2人が家に帰ったそうです。原因はそればかりではないのでしょうが(盗難・いじめも頻発していると聞きます)、父兄がこの措置を厳しすぎると決めたとか。


保護者会のあとは“特別”に外出許可が下ります。 当日の午後3時までなら父兄と校外に出られるのです。


MemeeとはMayaというショッピングセンターに行くことにしました。長くなりますので、そのときの件はまた後ほど。
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# by karihaha | 2016-06-12 13:57 | ブログ | Comments(0)

Ahtit, 闘鶏のお父さん

ジョムトン郡の養鶏場で働くAhtitから電話がありました。 その数日前にどうしているのか気になったときに言っていたとおり、2・3日家に帰るというのです。

彼が家に帰ると言うと、いつも「仕事辞めるの?」という言葉が真っ先に口をついて出ます。それがいまのところ一番の心配です。 というのは学習障がい者の彼にはおいそれと新しい職場が見つかるとは思えないからです。

いま18歳、でも残念ながら読み書きの能力は小学低学年程度かそれ以下でしょう。そんな彼には例え月給3千バーツ(9千円)という超低給であっても、親にその一部を渡せるいまの状況は村で自給自足の生活をしながら、いつ来るか分からない日雇いの現金収入を待つよりはよしとしないといけないといつも言い聞かせています。来月でいまの職場での仕事も丸一年になります。つねづね約束してくれている昇給が実現しますよう。それまでは継続している現金・物資支援を続けることになるでしょう。


そして当日はいつもの通り職場と実家のある村への中継地点のチャンプアックバス停で会うことにしました。
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見ると今回も空気穴を開けた箱を持っています。闘鶏場のオーナーからAhtitの家族へのプレゼントです。前回は2羽そして今回は1羽です。これらはAhtitがヒナから孵した『息子・娘』たちです。

ここまですでに2時間の旅(?)ですから、中からは一際高い鳴き声が聞こえます。 Ahtitによるとのどが渇いているそうです。彼は水を買ってきて、手のひらにそれをのせ、鶏の口を開け流し込む作業を繰り返します。そのあとは羽の裏を水でマッサージしています。
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「いつもそうしているの?」と聞くと、「そう、全部の鶏にね」と答えます。

Ahtitは心優しい青年ですから、やっぱりこの職はピッタリだと思うのですが。。
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# by karihaha | 2016-06-06 15:42 | ブログ | Comments(0)

待望の雨季、そして

チェンマイ在住の方々もブログ等で触れていらっしゃいますが、昨夕から夜にかけてやっとまとまった雨が降りました。 本当の意味で『待望の雨』です。いやー、今年の夏は暑かった。タイ人の誰に聞いても、「こんな暑いのは初めて」と言います。
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写真は昨夕、セブンイレブンに寄り、出たところで見舞われた大雨です。学校へ迎えに行き来する父兄の車を含めて、道路も渋滞しています。でも「マイペンライ」です。やっと来た雨季の風物詩は大歓迎です。


さて、昨日スペインの国際放送rtveテレビを見ていると、いま北海道で行方不明になっている少年を取り上げていました。ことほど左様にこの事件は国際社会も注目しているようです。

私も初めてニュースに接してから早く見つかって欲しいという気持ちとともにずっと注目していますが、報道されていることが正しいのであれば、同時に子育ての難しさ・責任の重大さを感じざるを得ません。

聞くところによると大変仲の良い家族であったとか、お父さんも『しつけ』の一貫としての行動だったのでしょう。 まさかこのような事態になるなどとは思ってもいなかったのでしょう。

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同じ番組でアメリカのシンシナティ動物園での事件も報道されていました。園に遊びにきた家族の内、4歳の男の子が誤ってゴリラの飼育棟に落ち、苦渋の決断として子供を守るためゴリラを射殺したというものです。

そのときに居合わせた人の投稿したビデオを見ると、子供が横たわっているのに気づいた17才のゴリラ、最初はかばうようなそぶりだったのですが、しばらくすると子供を引きずって陰に隠れました。 その間その場に居合わせた人たちの叫んでいる大きな声も聞こえてきます。

結論としてゴリラは射殺されてしまったのですが、その後のアメリカ人の反応は、母親の監督不行き届き、無責任をなじる声が多く、Change orgという組織が立ち上げたサイトに、今日現在で40万人以上が署名して、母親を司法の場にという声まで上がっています。

あるサイトではこのような事態になったのは母親の二グレクトだ、児童福祉の専門家が家族状況を調べるべきだ、場合によっては彼女の子供たちを保護すべきだという声もあります。私などはさすがにそこまで行くとやり過ぎという感が否めません。

この2つの事件、お子さんをお持ちの方々はどう考えておられるのでしょうか?
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# by karihaha | 2016-06-01 16:34 | ブログ | Comments(0)

叩けよ、さらば開かれん

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今年高校1年のDewは奨学生の中でも1期生とも言える生徒で、もう8年近く支援を継続しています。彼はずっと親元で生活しているのですが、最初は財団の特待生のような立場で週末の授業に参加し、私が財団を辞めたあとも奨学生としての付き合いです。

その間心臓病を患っていた高齢の父親は亡くなり、母子2人暮らしになりました。母親は父親と商っていた古物商をやめ、父親が亡くなった2年前からはホテルの清掃婦として働いています。

その母子が最近になって引っ越したというので、新居を見がてらの家庭訪問をしました。新居とは言っても、大きなダブルベッドがドンとかなりのスペースを占める一部屋の貸し部屋です。でも前の部屋に比べると、これでも随分便利で快適なようです。というのは前の部屋は雨漏りとねずみ被害が酷く、食べ物は何も外に出せなかったのです。その上ここにはWifiもあります。

Dewの下校を待ちながら母親と話しだすと、彼女はいつもの通り事細かく家庭の経済事情を説明しだします。

給料がいくら、毎月の家賃・光熱費・ガソリン代がいくら、食費がいくら。確かにその総額を聞くと、母親の掃除婦としての月収ではかつかつの生活でしょう。でも私も出来るだけの学資支援をしています。ここは聞き流すしかないのです。

私のタイ人の友人にも母親を一度会わせたことがあるのですが、その友人は「いくら困っていても他人に懐具合をぶちまけるなんて、行儀が悪い」と言います。彼女も2人の大学生の子供を女手1人で養っています。そんな彼女だからこその言葉ですから余計に重みがあります。ここタイでは日常茶飯事に聞くお金がらみの問題ですが、当たり前と言えば当たり前ですが、こんな“きんじ”溢れる人もいるのです。

さて、母親はさておいて、肝心のDewは15才の今も相変わらず頭脳明晰で素直な少年に育っています。いまはチェンマイ県で公立としてはトップクラスのY高校に通い、その中でも学校が選定した成績トップの子ばかりが学ぶ「スマートスチューデント」というクラスに属しています。

将来の夢は医者かエンジニアとタイの一般の子が、「将来の夢は」と聞かれると答えるプロトタイプな職業名ですが、彼なら本当に実現できるかもしれません。

かねてから「実は日本留学したい」と言っていたので、日本政府主管の奨学金情報を教えると、「日本語の勉強をスタートさせた」と教科書を見せてくれました。 

まだひらがなばかりのノートですが、『叩けよさらば開かれん!!』。ガンバレー。
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# by karihaha | 2016-05-30 19:44 | ブログ | Comments(0)

HIV いまも

先週から始まった2016年度新学期も1週間が過ぎました。 しかし金曜日は仏教関係の国民の祝日で、生徒・学生たちにとっては良い息抜き(?)になったでしょう。


さて、新学期が始まって早速ココ に書いたように、奨学生の1人Khwanの兄弟を新規奨学生にするために自宅を訪問しました。前回Khwanの奨学金関係で訪問した時に知った、この家庭の経済的困窮の一助になればと思ったからです。


Khwanの兄、Kaetがそう言った経緯で今年度から私の奨学生グループの一員となりました。その手続き以外にもう少し詳しい家庭状況を、と色々質問すると、祖父母以外の同居人はKhwan, Kaet,以外にあと3人の孫。そして孫の1人の父親とKaetとKhwanの父親の計9人ですが、兄弟の父親は現在2年の刑で服役中で、現在は8人がスラム街の一室に同居しています。
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そして働き手はと言うと、祖父母と兄弟のいとこの父親のみで、服役中の兄弟の父親はHIV感染症状が重篤で働けず、16歳と20歳の男の孫も無職とか。その上、兄弟のいとこ(11歳)と20歳の孫には知的障がいがあり、20歳の孫はHIV感染者です。 

他人の目からは、祖父母にとっては「これでもか」という試練のように思えます。


前回会ったときに薬物中毒では?と勘ぐった青年はHIV感染者だったのです。やせ細った身体から、20歳という年齢よりは随分若く見えます。 

以前にエイズホスピスでボランティアをしていた経験から、『母子感染』かと祖母に聞いてみました。20歳という年齢の彼の出世時はまだまだ抗HIV薬など流通しておらず、いまのように妊娠が判明次第血液検査をするようなシステムもなく、私がボランティアをしていた寺では毎日のように患者が亡くなっていきました。

しかし祖母からは驚くべき話が飛び出したのです。彼の父母は感染者ではなく、恐らく注射針から感染したのだろうと。ゴミの中に混じっていた注射針を誤って刺してしまったのだと。もう1人のいとこも同じように針を刺してしまったが、酷く腫れただけで、大事には至らなかった。

それが事実であれば何という不運を背負ってしまったのでしょう。思わず痩せた彼の背中をなでさすってしまいました。いまは毎月50バーツ自己負担のジェネリック抗HIV薬(GPO-VIR)を朝・夕2回服用しているそうです。
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つまりこの貧しく不運な家族にとっては孫の利発な兄弟2人が頼みの綱になります。スラム街とだからと言うわけではないのですが、決して良好とは言えない生活環境ですが、何とか素直に育って、将来は、まだまだ遠い先ですが祖父母を含み家族の支えになって欲しいと思います。そのためのには今後もこの家族を見守っていかねばと思っています。
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# by karihaha | 2016-05-24 01:41 | ブログ | Comments(0)

HIV,

先週から始まった2016年度新学期も1週間が過ぎました。 しかし先週金曜日は仏教関係の国民の祝日で、生徒・学生たちにとっては良い息抜き(?)になったでしょう。


さて、新学期が始まって早速ココ に書いたように、奨学生の1人Khwanの兄弟を新規奨学生にするために自宅を訪問しました。前回Khwanの奨学金関係で訪問した時に知った、この家庭の経済的困窮の一助になればと思ったからです。

Khwanの兄、Kaetがそう言った経緯で今年度から私の奨学生グループの一員となりました。その手続き以外にもう少し詳しい家庭状況を、と色々質問すると、祖父母以外の同居人はKhwan, Kaet,以外にあと3人の孫。そして孫の1人の父親とKaetとKhwanの父親の計9人ですが、兄弟の父親は現在2年の刑で服役中で、現在は8人がスラム街の一室に同居しています。
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そして働き手はと言うと、祖父母と兄弟のいとこの父親のみで、服役中の兄弟の父親はHIV感染症状が重篤で働けず、16歳と20歳の男の孫も無職とか。その上、兄弟のいとこ(11歳)と20歳の孫には知的障がいがあり、その上20歳の孫はHIV感染者です。 

他人の目からは、祖父母にとっては「これでもか」という試練のように思えます。


前回会ったときに薬物中毒では?と勘ぐった青年はHIV感染者だったのです。やせ細った身体から、20歳という年齢よりは随分若く見えます。 

以前にエイズホスピスでボランティアをしていた経験から、『母子感染』かと祖母に聞いてみました。20歳という年齢の彼の出世時はまだまだ抗HIV薬など流通しておらず、いまのように妊娠が判明次第血液検査をするようなシステムもなく、私がボランティアをしていた寺では毎日のように患者が亡くなっていきました。

しかし祖母からは驚くべき話が飛び出したのです。彼の父母は感染者ではなく、恐らく注射針から感染したのだろうと。ゴミの中に混じっていた注射針を誤って刺してしまったのだと。もう1人のいとこも同じように針を刺してしまったが、酷く腫れただけで、大事には至らなかった。

それが事実であれば何という不運を背負ってしまったのでしょう。思わず痩せた彼の背中をなでさすってしまいました。いまは毎月50バーツ自己負担のジェネリック抗HIV薬(GPO-VIR)を朝・夕2回服用しているそうです。
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つまりこの貧しく不運な家族にとっては孫の利発な兄弟2人が頼みの綱になります。スラム街とだからと言うわけではないのですが、決して良好とは言えない生活環境ですが、何とか素直に育って、将来は祖父母を含み家族の支えになって欲しいと思います。そのためのには今後もこの家族を見守っていかねばと思っています。
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# by karihaha | 2016-05-24 01:35 | ブログ | Comments(0)

新年度、新奨学生

明日からは大学を除く小・中・高校の2016年度新学期が始まります。

今年度の奨学生20数名の内、従来から引き続き支援している生徒たちからは中学1年4人、高校1年1人そして大学1年1人が目出度く進級します。

とは言っても中には小・中一貫校や、中・高一貫校で学んでいた生徒が同じ学校に進級するケースもあり、どきどきしながら入学試験の結果を待ったのは中学1年生の双子、そして大学1年になった、両親がミャンマーの少数民族タイヤイ族出身でまだ国籍がない女学生だけです。

特に気にかかるのは大学1年になるTです。大学はASEAN統合の影響で、8月15日前後からが新学期なのですが、前述したように彼女にはタイ国籍はありませんが、大学を目出度く卒業したら国籍取得へのチャレンジという大きな可能性が待っています。つまり高学歴になればなるほど国籍取得の可能性が広がるのです。本当に頑張って欲しい、と心からエールを送っています。
                  ↓ T旅行土産。気持ちがうれしい
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さて、今年度新たに受け入れた奨学生の中には「予定外だよー」という生徒たちもいます。まさしく話の経緯から「やむにやまれず」というケースです。

と言いますのは、何回か登場しているチェンダオのS生徒寮。いままでの主な支援は井戸の水くみ揚げポンプや寮生のための米そして寮の電気代そして1人の寮生への奨学金ですが、これだけでも継続するとなるとちょっとした金額になります。、

それが何故あと2人の女性徒への奨学金も、ということになったかと言うと、とにもかくにもS生徒寮のナイナイづくしが原因です。 旧年度中は8人の生徒だったのが、私が奨学金支援を決定した1人が実家に帰り、Sさんも少しは楽になるかと思っていたのに、また5人の生徒を受け入れたというのです。

そこでSさんの寮生選択基準を知りたく、先週始め、チェンマイから北へ90kmほどの郡へ5人中の1人の女性徒を迎えにいくのに同行させてもらいました。
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行ってみると家の様子や家族状況からも受け入れるのにやぶさかではなかったかもという印象を持ちました。その彼女は今年中学3年生ですが、8人兄弟の母は現在の夫が3番目で、その間に8人の子供を生み、上の男子たちは行方不明、姉は既婚そして継父からは疎まれるという状況です。

「そうか、それは仕方が無いな」と同行したYさんと納得した次第。

彼女を連れて寮に戻ると、3人の新寮生の男の子たちが父兄に連れられて來寮し、Sさんを待っていました。

「うん?」

寮の敷地には乗ってきた新品のピックアップトラックが止まっています。男の子や父兄の身なりも普通で特に困っているようには見えませんが?? でも残念ながら彼らの詳しい状況はまだ分からないので、何とも言えないのですが。。

そして5人目は今年中学1年に進級する女性徒です。彼女は政府系寄宿学校で学んでいるのですが、夏休み中はずっとS生徒寮にいたそうです。両親は服役中、唯一の身寄りの祖父は責任を取ろうとしない、学校ではいじめにあっていたということで、戻りたくないと言っているとか。

Sさんは他の生徒たちの費用は算段できたけど、この2人の女性徒の分で困っていると訴えてきます。

新しい学校への登録はもうあと1週間後に迫っています。内心では「気持ちは分かるけど、そんな経済状況で何んでひきうける?」というモヤモヤがあるので、急遽設定した2人の女性徒との面接でもきっと態度に出ていただろうなー。

生徒たちにしてみたらやっと安住の地が見つかったと思ったら、へんなおばちゃんが偉そうに(?)色々聞いてくるのでとまどったことでしょう。


面接後少し愚痴を言う私に、同行していたYさんは「そうは言ってもずるずると行ってしまうのでは?」とおっしゃるのですが、Sさんの人柄の良さは認めるし、「心意気や良し」という気持ちはあるけど、経済的な面では引き取った方がSさんだけではなく、生徒たちもしんどい思いをするのではと思うのですが。。


長引く旱魃でまたまた井戸が枯れてしまっています。 生徒と家族を入れて15人分の水を川から運んでくるのは大変だろうなー。
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# by karihaha | 2016-05-15 18:25 | ブログ | Comments(0)