こちらのインターナショナルスクールの紹介で世界各地の学生たちがスタディーツアーの一環として、古くて手狭な保育園のために新しい建物を建ててくれています。
前回のグループは香港の学生達。屋根を寄付してもらった上に、壁の塗装とペイントを担当してくれたそう。そして来月のグループは内壁の内装とペイントでこの建物の一応の作業が終わるが、枠だけある窓とドアは保育園側の負担とか。
保育園側の負担と言えば、生徒だけでは不可能な作業のためその都度職人さんを雇ったり、予算では足りない原料費を負担したり。このための予算を役所からは望むべくもないらしく、保育園の先生個人のポケットマネーでまかなわざるを得ないらしい。
私なら現状に甘んじるという選択肢もあると思うのだけれど、ヌット先生は私財を投げ打ってでもこのチャンスを生かしたいと言っている。
これとは別に日本の『草の根無償資金』の申請を思い立ったのはヌット先生の熱意にほだされたため。領事館からはまだ返事がないが、万一許可されたら先生の夢が一挙にかなうことになる。 それは園舎の他に園児の父兄や村人のためのスペース。そこではタイ語の指導や持続的なインカムジェネレーション(所得創出)のための技術指導等々が行われる。
「もし本当に許可されたらこの建物はどうする?」
「そしたらここを食堂にして、それから。。。」
いまは『絵に描いた餅』だけど、着々と完成していくこの建物を見ていると、その夢が実現するのもそれほど遠い将来ではないのではないかと期待感が募る。