チェンダオのメーオーナイ村へは幹線道路から5kmの距離。 交通機関もない田舎道ゆえ、バスストップで待ち合わせて迎えに来てもらうのがつねなのですが、時間と気力があればハイキングにもってこいの気持のいい景色が広がっています。
昨日は待ち合わせの時間を10分過ぎても車があらわれる気配がなく連絡してみると、「ああ、いま行くところ」との返事。 やっぱり、と思いながら歩き出してみました。
数百メートルほど行くと大きなトラックが私を追い抜き、空の荷台には数人の人が乗っています。さらに歩を進めると、そのトラックが止まっており労働者風の人たちがトウモロコシ畑に入り何やら作業をしています。 畑の一部には刈り取られた茎も横たわっています。
てっきりトウモロコシの収穫風景だと思っていたら、刈り取ったあとの茎や葉を買いに来た人たちだとのこと。この人たちは近隣のゾウ園の人たちで、それらはゾウのえさになるそうです。昨日実が収穫され、そのすぐあとに来たのは茎や葉がまだ新鮮なうちに刈り取らなければ、ゾウが食べないためとのこと。
大型トラック一杯で800から1,000バーツ(2,800円~3,500円)で取引されるとか。これだとゾウも遠慮(?)しないでお腹一杯食べられるでしょう。
この地域ならではの理想的な資源リサイクルです。