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進路

私の知っている山岳少数民族やビルマからの難民の人々の大半は、いわゆる3Kの仕事で生活の糧を得ています。そういった現状から抜け出す一助になればというのが、私の奨学生たちの大半の出自が前出のグループに属している理由です。


スクサ・ソンクロ(政府系福祉寄宿学校)の生徒たちの進路はどうなっているのか興味がわき、進路担当の先生に尋ねてみました。この学校は小学校から高校まで900人ほどの生徒の学びの場ですが、興味があるのは高校を終了した生徒の進路です。 というのは私の知る限りでは山岳少数民族が最高学府を終了するのは、まだまだ少数であるということがあります。しかし現実はどうなのか?


先生によると卒業生の半数ほどが進学するとのこと(正直言ってこの数字は意外でした)。しかしその進学先は各県にある教育大学の週末クラスで、月~金は商店やレストラン等に勤めて学費と生計費を賄っているとか。やはり全日制の大学生はごく少数しかいないようでした。家庭環境からいたし方ない選択なのでしょう。 特にビルマ難民を始め、タイで生まれても国籍のない学生は高校の履修証明が出ない上、学生ローンの道も開けておらず、進学など殆ど不可能だとか。


私の奨学生の一人にモン族の女学生がおり、彼女は今年から全日制の大学で学び始めましが、彼女はタイ国籍があるだけまだマシと考えるべきなのでしょうか
by karihaha | 2013-07-10 19:56 | ブログ | Comments(0)
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