ブッパーの結核疑惑が晴れ、めでたく退院となった。
一緒に買いに行ったお菓子を、「帰ってお兄ちゃんと一緒に食べんるんだよ」と言うとコックリ。
日本から送っていただいたおもちゃを始め、入院中の‘戦利品’の数々を手に、保母さんに手を引かれてホームに帰る彼女を見て、一つの難問がクリアになったことにホッと安堵する。
そしてガーンも退院していった。やはり長く面倒を看てきた子どもには特別な愛着を感じるのは仕方がないこと。でも、「またおいでね」とも言えないし…
テンは点滴がはずれ、ミルクも吐かずに飲めている。この分だと、近々退院のご託宣が出るだろう。でも、またいつ戻ってくるやら…
一喜一憂を繰り返す日々だが、ガーンのように病抜けをした子どもを見る喜びがあるから、辞められないのかもしれない。