ジョムトン郡の養鶏場で働くAhtitから電話がありました。 その数日前にどうしているのか気になったときに言っていたとおり、2・3日家に帰るというのです。
彼が家に帰ると言うと、いつも「仕事辞めるの?」という言葉が真っ先に口をついて出ます。それがいまのところ一番の心配です。 というのは学習障がい者の彼にはおいそれと新しい職場が見つかるとは思えないからです。 いま18歳、でも残念ながら読み書きの能力は小学低学年程度かそれ以下でしょう。そんな彼には例え月給3千バーツ(9千円)という超低給であっても、親にその一部を渡せるいまの状況は村で自給自足の生活をしながら、いつ来るか分からない日雇いの現金収入を待つよりはよしとしないといけないといつも言い聞かせています。来月でいまの職場での仕事も丸一年になります。つねづね約束してくれている昇給が実現しますよう。それまでは継続している現金・物資支援を続けることになるでしょう。 そして当日はいつもの通り職場と実家のある村への中継地点のチャンプアックバス停で会うことにしました。 見ると今回も空気穴を開けた箱を持っています。闘鶏場のオーナーからAhtitの家族へのプレゼントです。前回は2羽そして今回は1羽です。これらはAhtitがヒナから孵した『息子・娘』たちです。 ここまですでに2時間の旅(?)ですから、中からは一際高い鳴き声が聞こえます。 Ahtitによるとのどが渇いているそうです。彼は水を買ってきて、手のひらにそれをのせ、鶏の口を開け流し込む作業を繰り返します。そのあとは羽の裏を水でマッサージしています。 「いつもそうしているの?」と聞くと、「そう、全部の鶏にね」と答えます。 Ahtitは心優しい青年ですから、やっぱりこの職はピッタリだと思うのですが。。
by karihaha
| 2016-06-06 15:42
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