最近は忙しい。きょうは知的障害者の子どもたちのための施設へ。14日の子どもの日を前にしてのイベントがあったのだ。
ダウン症候群、自閉症、‘精神’障害者。そんな子どもたちおよそ50人を目の当たりにして、頭に浮かんだ最初の言葉は、「どうしようもないんでは?」だった。
彼らの隠れた知性・個性を見出すには、触れ合う時間が短すぎた。だから世間一般(?)のそんな想いが湧いてくる。電車の中でたまたま横に座った人が大声で喚きだしたときの困惑と、ある一種の恐怖感と似たような。
テンがシャント術を受けるとおばから電話があった。用事をすませ病院に行くと、おばは外出中。テンはいつもの『昼夜逆転』で、スヤスヤと眠っていた。今回も何時に手術が始まるやら…。
彼女の寝顔、私には天使そのものに写る。その彼女と同じような症状を抱えた子どもたちに、違和感を感じた今日の午後を思う。
テンは今までも色んなことを乗り越える力を与え続けてくれた。本音をさらけだし、その上での自然な気持ちの流れを支え続けてくれた。
彼女の寝顔を見続ける。問いかける。想いを映す。