Vホームの乳児たち、それも1才ぐらいまでの子どもたちの一日は眠る、ミルクを飲むで過ぎていく。大人と触れ合うとしたら、一日10分ぐらいの朝のマッサージの時間と、2分間(もかからない!?)ぐらいのカラスの行水もビックリの入浴(???)時間。お天気しだい、保母の機嫌しだいで、お散歩に連れ出してもらえればそれはラッキーな日。
こんなスケジュールとも言えない日々を繰り返し、それでも目出度く生き延びた1才児には、もう少しアクティブな生活が待っている。欲求不満で頭をベビーベッドのマットレスに打ち付けるという症状が出る子どもが多い中、寝室に隣接する大きな部屋がプレイルームになった。 ‘檻’から開放された子どもたちは、お昼寝を挟んで一日数時間、その空間で自由に動き回ることが出来る。部屋には何も置かれていないので、頭をぶちつけようが、寝転がろうが、意味なく走り回ろうが、ご随意にどうぞという夢(?)のような時間を過ごし、「今日はこれで終わりネ」という合図は、保母が夕食を食べ終わらせるつど、一人一人再び‘檻’に拉致するとき。 子どもは知っている。大抵泣き喚く。夕刻5時過ぎから12時間以上。翌朝までそこから出られないということを。そして諦めて寝入る。明日の‘放牧’を楽しみに。 それが、確か一番大事だと言われている、0才から3才までの性格形成期に、Vホームの子どもたちが送る生活。 「オーイ、聞いてるか? アームの母親。あんなところに2度も入れてしまうその神経。信じられないよ。もうすぐ引取るとか言っているらしいけど、やっぱり育てられませんとか言ったりするんじゃないの? この生活を押し付けている我が子のことを一番に考えるのがあんたのしなきゃいけないこと。子どもはおもちゃじゃないんだよ。客観的に見てあんたには無理と思うよ」 と、これは表向きの話。実はアームの男前度に惹かれた保母さんが、昼夜特別に目をかけているらしい。「贔屓」、それもあそこの現実。
by karihaha
| 2006-03-16 12:39
| ブログ
|
Comments(0)
|
カテゴリ
リンク
以前の記事
2020年 05月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 11月 2011年 04月 2011年 03月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2007年 09月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 03月 お気に入りブログ
最新のコメント
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||