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こんな話??

自称『B級グルメ』のわたし。

そんなわたしが、はるばる日本から、何度か目のチェンマイでの再会を果たすべく訪ねてきてくれた友人と、『うまくて安い』オープンエアレストラン、つまり屋台で食事をしていたときのことでした。


今日わたしたちが選んだメニューは、パップン(タイ野菜)のにんにくいため、厚揚げと大根・菜っ葉スープ、シーフード焼き飯、そしてメインはなんといっても、この店でぴか一の魚からあげ甘酢じたて。

ビアチャン(タイの大衆ビール)を飲み、「また来てな」「絶対くるー」などと言いあい。。。

その間に刻々と迫る彼女の帰国便の時間。



「その魚の骨、いらなかったらくれますか?」

そのときわたしたちが席を占めていた道路わきのテーブルに、杖をもった、すなわち
盲人風の、中老かそれよりちょい上といった風情の男性の姿が。

わたしたちのテーブルには骨格しか残していない、原型をとどめているのは甘酢につかった頭だけという、その物体をさして、

「それ、もらえますか」ともう一度。

「あ、いいですよもちろん。すみませーん、これを包んであげてください」

(でもこれだけやったらおなかがもたんやろ)

「ごはん1人前、いや2人前一緒にいれてあげてください」


魚の残骸甘酢づけの入った袋を手にぶら下げて店を出て行こうとするおっちゃん。

「おっちゃん、おっちゃん。ご飯も持っていき」

そんな声に振り向きもせず、心もとない足取りでそのまま去っていく。


「聞こえてへんの?」

使命感に燃えたのか(?)、炊きたてのご飯の入った袋をさげておっちゃんを追う店員。

すると!!

そのおっちゃんは受け取った炊きたてのごはんの入った袋を路上におき立ち去ろうとした!!


『おいおい』

礼儀しらず(?)のおっさんのとった次の行動は!?

盲人用の杖を振りあげ、タクシーを呼び止めた。

(わたし、いまでもためらうんです、タクシーを乗り回すの。。。)

そしてあっけにとられている私たちに杖をふりながら去っていった。


ドッキリカメラか? おちょくられているのか?? 魚の骨愛好家か??? それとも、やっぱりおっちゃんこの暑さで「きた???」

「わからん!」


その夜のお勘定。

前述の食べ物プラスビアチャン2本で293バーツ(1,000円)でした。。。
by karihaha | 2007-04-07 12:16 | ブログ | Comments(0)
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