2005年 10月 31日 ( 1 )

小児病棟から(140) 27時間vs4ヶ月

  病棟の宴 ↓
c0071527_2511889.jpg 2ヵ月半ぶりに見かけた懐かしい面々。病院スタッフだけではなく、付き添いの母親たちとその子どもたちもいる。

 中に、入院以来4ヶ月という18歳の母親がいる。以前このブログにも書いたが、HIV感染で夫を亡くし、母子ともに感染者という若き母親だ。

 私たちはN県立病院で知り合い、その後母子がS病院に転院したあと、テンが入院したのが縁で再会したわけだ。

 そのときにも、「まだいたの!」と驚いたものだが、今回の再々会には、「!!!」と声も出ない。

 
 私の過去2年間のボランティア暦の中で、夜にまで付き添ったのはたったの2回。2回ともテンの付き添いという意味では、やっぱり彼女は私にとって、『特別な子』なのだろう。いやおばの厚かましさに、押され気味のゆえかもしれない。

 面会者も帰ったあとは、早々と床につく人々。私も病院貸し出しの簡易ベッドに横にはなってみたものの、煌々とつく明かりと、ひっきりなしに出入りする看護師たちで眠れたものではない。

 その上、小児病棟の宿命(?)で、時間の観念は度外視で泣き叫ぶ子どもたちと、それをあやす親たちの声。

 やっと浅い眠りに落ちたと思うと、看護師が、「泣いてますよ」とか、「おしめが濡れていますよ」とご親切にも揺り起こしてくれる(怒)。

 そして朝5時半には、もう検温を始め、いつもの日課が始まり、横になってはいられない。


 これを、4ヶ月間も!!

 27時間で音をあげた私との違いは一体なんなんだろうとつらつら考えてみる。

 『愛・本能・責任』

 色々言葉は浮かんでくるのだが、子どもを生んだことのない私には、実のところが分からない。

 分からぬまま、母親たちの根性と、しなやかさに驚嘆しながら一生を過ごしてしまうのだろうか。
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by karihaha | 2005-10-31 02:55 | 小児病棟から | Comments(0)